DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

サーマン、サンタクルスが再起(ウェルター級ほか)

2022年02月17日 05時30分28秒 | 世界ボクシング

今月5日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
ウェルター級12回戦:
キース サーマン(米)判定3対0(118-110x2、117-111)マリオ バリオス(米) 

*2019年7月にマニー パッキャオ(比)判定負けを喫して以来のリング登場となったサーマン。2年半ぶりの実戦でサーマンが迎えたのは、昨年6月にジャルボンテ デービス(米)にTKO負けを喫し、WBAスーパーライト級王座を手放しているバリオス。両者のこれまでの実績と知名度からすると、サーマン有利とされた一戦でしたが、最大の注目点は31ヶ月もの長期のブランクがどう影響するか。

蓋を開けて見ると予想通りサーマンが常にバリオスを圧倒する形に。しかしサーマン陣営からすると、内容は一方的でもダウンの一つや二つは奪いたかった事でしょう。まあ、無難に再起戦を飾ったと言えばそれまでですが。

数年前までは、ウェルター級最強と呼ばれていたサーマン。今後はもちろん世界王座への返り咲きを目指していく事になりますが、まずは定期的なリング上でのパフォーマンスが求められます。

近い将来、再びサーマンが食い込んでくるであろうウェルター級のトップ戦線。2022年2月17日現在の、同級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA(スーパー):ヨルデニス ウガス(キューバ/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ラジャブ ブタエフ(露/0)
WBC:エロール スペンス(米/0)
IBF:エロール スペンス(米/4)
WBO:テレンス クロフォード(米/5)
OPBF(東洋太平洋):豊嶋 亮太(帝拳/2)
WBOアジア太平洋:豊嶋 亮太(帝拳/1)
日本:小原 佳太(三迫/2)

 

フェザー級強10回戦:
レオ サンタクルス(メキシコ)判定3対0(100-90x3)キーナン カルバハル(米)

*2019年2月以来、同級での試合を行っていないサンタクルス。そんな選手がいまだに同級の世界王者として認定されているのが不思議でなりません。今回の無冠戦も一階級上のスーパーフェザー級リミットのギリギリで行われています。

サンタクルスにとり、2020年10月に上記で挙げたデービスにKO負けを喫して以来の試合となりました。フェザー級を主戦場とするカルバハルを相手にワンサイドの判定勝利を収めたメキシカン。偶然のバッティングで右目の上を負傷してしまいましたが、そんな傷も何のその。いつも通りの好戦的なボクシングを見せ再起に成功。今後はフェザー級に再降格し、ライバル王者たちとの統一戦を目指していく方針だそうです。

下記はサンタクルスを含めた、2022年2月17日現在のフェザー級王者たちの顔ぶれです。

WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):リー ウッド(英/0)
WBC:マーク マグサヨ(比/0)
IBF:キコ マルティネス(スペイン/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/2)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/6)
WBOアジア太平洋:清水 聡(大橋/0)
日本:丸田 陽七太(森岡/1)

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