先週末5日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)/WBOアジア太平洋スーパーウェルター級戦(王座決定戦):
井上 岳志(ワールドスポーツ)TKO6回2分31秒 天熊丸木 凌介(天熊丸木)
*かつては日本王座を含め、今回争われた2つの王座も腰に巻いていた井上。その後世界挑戦や、世界1位との対戦に敗れ、今回の王座決定戦に出場する事に。対する天熊丸木は、日本スーパーウェルター級王座戦に4度出場するも3敗1引き分けと結果を出せず。今回は背水の陣で2つの王座奪取を目指すことになりました。
元々実力差のある両者の戦い。井上が試合開始早々からゲームを支配し、ワンサイドの試合展開のまま中盤戦に突入。最後は6回、井上が連打をまとめた所で試合はストップしています。
国内レベルではまだまだ圧倒的な実力者であることを誇示した井上。世界再挑戦に向け、順調な再スタートを切ったと言っていいでしょう。
2022年11月7日現在のスーパーウェルター級のタイトル保持者たちは下記のようになります。
WBA:ジャーメル チャーロ(米/防衛回数2)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/3)
WBC(暫定):セバスチャン フンドラ(米/1)
IBF:ジャモール チャーロ(米/2)
WBO:ジャーメル チャーロ(米/0)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/0)
日本:川崎 真琴(RK蒲田/1)
OPBFミドル級戦:
王者竹迫 司登(ワールドスポーツ)TKO3回2分51秒 挑戦者柳 京模(韓国)
*現在保持している王座を、2020年1月に獲得した竹迫。その後2試合を行っていますが、これが王座の初防衛戦となりました。これまでの戦績は8勝(1KO)7敗(2KO負け)3引き分けと、ひどい戦績の持ち主である柳。タフネスと手数で王者に抵抗していきましたが3回、王者の右一発でダウンを喫しゲームセット。安定したボクシングを展開したとは言えませんが、竹迫が無難に白星を付け加えました。
2022年11月7日現在の、ミドル級王者は下記のようになります。
WBA(スーパー):ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ/1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/0)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/2)
WBO:ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン/0)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:能嶋 宏弥(薬師寺/0)
日本:国本 陸(六島/0)