DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

クロフォード、粘るアバネシヤンを中盤KO(WBOウェルター級)

2022年12月16日 05時19分31秒 | 世界ボクシング

先週末10日、米国ネブラスカ州で行われた試合結果です。
WBOウェルター級戦:
王者テレンス クロフォード(英)KO6回2分14秒 挑戦者デビット アバネシヤン(露)

*3団体統一王者エロール スペンス(米)との究極の一戦が決まりそうで、結局は実現しなかった今年のクロフォード。試合交渉に多くの時間を割かれたため、今回の試合は昨年11月以来のものとなってしまいました。

挑戦者アバネシヤンは、2017年にWBA王座から陥落しますが、その後欧州王座を獲得し防衛回数を伸ばしながら2度目の世界王座を虎視眈々と狙っていました。両者の知名度と実績を比較すると、クロフォード断然有利の予想が出てしまいますが、アバネシヤンも決して侮ることが出来る選手ではありません。

試合は下馬評で大きく不利とされていた挑戦者が積極的に攻め続け、大いに盛り上げていきます。防御技術に長けたクロフォードがまともにクリーンヒットを許すことはありませんでしたが、アバネシヤンが随所にいいパンチを放っていきます。

しかし回を重ねるごとに地力の差が見え始めていきます。ボディーブローを交えたコンビネーションを、空いてるところに当てていったクロフォード。徐々に、徐々にとアバネシヤンの戦力を削いでいきます。迎えた6回、見事な左アッパー、右フックのコンビネーションを決め挑戦者を完全にKO。熱戦に終止符を打ちました。

ビックマッチへの出場はかないませんでしたが、4年2か月ぶりに地元のファンの前でその雄姿を見せる事が出来たクロフォード。来年2023年は、定期的に試合を行って貰いたいですね。

 

相変わらずの安定したボクシングを披露したクロフォード。下記は2022年12月16日現在の、クロフォードが一角を占める世界王者たちと、日本関連のタイトル保持者となります。

WBA(スーパー):エロール スペンス(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エイマンタス スタニオニス(リトアニア
/0)
WBC:エロール スペンス(米/2)
IBF:エロール スペンス(米/6)
WBO:テレンス クロフォード(米/6)
OPBF(東洋太平洋):豊嶋 亮太(帝拳/2)
WBOアジア太平洋:豊嶋 亮太(帝拳/2)
日本:小原 佳太(三迫/3)

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