今月10日、英国で行われた試合結果です。
IBFフェザー級戦:
挑戦者ルイス アルベルト ロペス(メキシコ)判定2対0(115-113x2、114-114)王者ジョシュ ワーリントン(英)
*ガードを高く固め、パンチを突いていく正統派のワーリントンと、左右にスイッチし、低いガードからパンチを振り回していく変則派ロペスの対戦。愚直に攻め続けたワーリントンが、最後の2回に明白なポイントを奪ったため、王座防衛は固いと思いましたが、判定は新王者誕生を支持。ワーリントンは今年の春先に獲得した王座を初防衛戦で失ってしまいました。
ワーリントンが後頭部とベルトラインより下へのパンチを繰り返し放っていましたが、減点はもとより、注意すら与えられませんでした。レフィリーの対応は公式に非難されるべきでしょう。
下記はこの試合が行われた2022年12月10日時点でのフェザー級王者たちとなります。
WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):リー ウッド(英/1)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/0)
IBF:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/3)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/6)
WBOアジア太平洋:阿部 麗也(KG大和/1)
日本:阿部 麗也(KG大和/1)
*すでに現段階でサンタ クルスは王座を返上。バルガス、ナバレッテともにスーパーフェザー級での王座決定戦に出場するため取り残されてしまった感のある第4のメキシカンであるロペス。今回の試合が接戦だったため、再び英国の地に足を運ぶ可能性が高いのではないでしょうか。