約一ヶ月後の来年1月28日(2023年です)、米国ネバダ州で予定されていた試合です。
4団体統一スーパーウェルター級戦:
王者ジャーメル チャーロ(米)対 WBO指名挑戦者ティム チュー(豪)
*2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで21戦行い全勝(15KO)を記録。今年3月には米国でのデビュー戦でも順当な勝利を収めています。順調にここまで成長し、WBOでは最上位ランカーとして君臨。そしていよいよ世界初挑戦が正式に発表されました。
この試合のために練習の拠点も米国に移し、調整も順調に進んでいたチュー。親子鷹として2代続けて世界王座を目指している矢先に予期せぬクリスマスプレゼントが届いてしまいました。チューのターゲットであるチャーロが練習中に左拳の小指と薬指の間と、親指の付け根を痛めてしまい来月に予定されていた試合に出場できないことが判明してしまいました。
落胆を隠せないチュー陣営ですが、同日に別の相手との試合を予定。対戦相手は未定ですが、その試合がWBOの暫定王座決定戦になる可能性があるようです。
少なくともチャーロが復帰するまでには数ヶ月必要なようで、このまま「チャーロ対チュー」戦は行われないような気もします。ビックマッチを希望するチャーロにとり、現段階のチューはそれほど魅力的な相手には思えません。WBO王座を返上し、ウェルター級3団体王者のエロール スペンス(米)との対戦した方が大金を稼げる筈。またチューにしても、現時点では世界王座を獲得しさえすればよく、危険度の高いチャーロをわざわざ選ぶこともないでしょう。まずは来月末にチューが誰と対戦するのか?チューモク(注目)です!