DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

あの試合から30年(WBAクルーザー級:1993年11月6日)

2023年11月08日 05時15分17秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の一昨日にあたる1993年11月6日、フランスで行われた試合結果です。
WBAクルーザー級戦(王座決定戦):
オーリン ノリス(米)KO6回45秒 マルセロ フィゲロア(亜)

*1990年代初めから半ばにかけ、スーパーウェルター級で王朝を築いたテリー ノリス(米)の実兄オーリン。スリムな体格のテリーと異なり、ずんぐりむっくりな体格の持ち主です。177センチとクルーザー級でも小柄な部類に入るオーリンは、プロデビュー以降長らく最重量級であるヘビー級を主戦場にしていました。

(テリー(左)とオーリン ノリス兄弟)/ Photo: Pinterest

体格でのハンディがあるにもかかわらず、最重量級のNABF(北米)王座を獲得。トニー タッカー(米)やオリバー マッコール(米)、バート クーパー(米)、そしてジェシー ファーガソン(米)等、世界ヘビー級王座を獲得した経験を持つ選手や、後に世界チャンピオンとなる強者、そしてヘビー級王座への挑戦経験のあるボクサーたちと凌ぎを削りながら五分以上の戦績を収めてきた強豪です。しかし世界王座には一歩足りないというのが、オーリンに突き付けられた悲しい現実でした。

そんなオーリンが階級を一つ下げ、世界の檜舞台に立ったのが30年前。場所はオーリン、そして対戦者フィゲロアにとり第三国であるフランスのパリ。当時クルーザー級のリミットは、現在の200ポンド/90.72キロより軽い190ポンド/86.18キロ。オーリンにとり、地味ながらも理想的な階級だった事でしょう。

空位だったWBA王座決定戦は、試合開始早々にオーリンが放った左フック一発で決まったと言って過言ではありません。この試合で放たれた最初の一発で大きなダメージを被ったフィゲロアは、生き残る時間を延ばすのが精一杯。懸命に反撃を試みますが、すでに足にきておりパンチに力が入りません。

(試合開始ゴング直後から、フィゲロアを圧倒し続けたオーリン)/ Photo: YouTube

最終回となった6回、オーリンの左フックからの右ストレートがフィゲロアを直撃しゲームセット。冬直前の「花の都」パリで、地味な階級に実力王者が誕生。弟テリーに遅れる事3年半。オーリンもようやく世界の頂点に到達することに成功。

見かけとは裏腹に確かな技術を兼ね備えていたオーリン。ヘビー級で養ったパワーを加え、同級で大暴れしそうな予感を漂わせていました。

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