現地時間の昨夜(22日・水曜日)、豪州で行われた試合結果です。
豪州スーパーウェルター級戦:
挑戦者ニキタ チュー(豪)TKO5回2分58秒 王者ディラン ビッグス(豪)
*元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の次男坊で、現WBOスーパーウェルター級王者ティム チュー(豪)の実弟ニキタ。昨年3月に、兄と同じくスーパーウェルター級でプロデビューし、これまでに7連勝(6KO)を飾ってきました。
プロ転向から1年半、ニキタに初のタイトル挑戦の機会がやってきました。21歳と自身より4歳若いビッグスの保持している国内同級王座に挑戦したニキタ。国内王座戦ながらも、会場は試合開始ゴングの前から大盛況。この試合がいかに注目されていたかが伺えます。
(注目度が高かった豪州スーパーウェルター級戦)/ Photo: Loudoun Now
先手を取ったのは若き王者ビッグス。サウスポー(左構え)スタイルのニキタに見事な右ストレートを当て初回からダウンを奪っています。足にきていたニキタですが、その回中盤から徐々に体制を整えていきます。
両者が激しいパンチの交換を続ける中、ニキタが右ジャブやボディー攻撃を中心としたコンビネーションでビッグスを追いつめていきます。そして迎えた5回、終了間際にプロ8戦目の選手とは思えない素晴らしい左ボディーでお返しのダウンを奪ったニキタ。試合再開後、ビッグスは連打からレフィリーに救われることになりました。
(ビッグス(右)に襲い掛かるニキタ)/ Photo: Sporting News
ダウンを喫するなど、危うい場面も見せましたが、その攻撃力はこのレベルでは抜きん出ています。防御面を修正していけば、とんでもない選手に大化けする可能性があると見ます。
戦績を8戦全勝(7KO)に伸ばしたニキタ。一戦ごとに確実に実力を向上させているようです。実兄ティムと実父コンスタンチンは、8戦目にはそれぞれ無冠戦に出場し無難な勝利を収めています。
下記はチュー兄弟が活躍する2023年11月23日現在の、スーパーウェルター級の王者たちとなります。
WBA:ジャーメル チャーロ(米/防衛回数2)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/3)
WBC(暫定):ブライアン メンドサ(米/0)
IBF:空位
WBO:ティム チュー(豪/2)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/2)
日本:出田 祐一(三迫/1)