DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

真のロッキーはフォースター(WBCスーパーフェザー級)

2023年11月12日 05時48分50秒 | 世界ボクシング

先月末28日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者オシャキー フォースター(米)TKO12回2分38秒 挑戦者エドゥアルド エルナンデス(メキシコ)

*11回終了時までの採点は1対2(106-103、102-107、99-110)で、挑戦者に大きなリードを許していたフォースター。しかし最終12回、2度のダウンを奪うなどして逆転TKOに成功。2月に強豪レイ バルガス(メキシコ)を大差の判定で破り獲得していた王座の初防衛に成功しました。

残り時間12秒を残して大逆転劇を演じたフォースターですが、特に注目されるのが11ラウンドの攻防です。この試合は終始エルナンデスが攻め、王者がそれを迎え撃つという展開が続いていました。しかし11回の中盤、サウスポースタイル(左構え)にスイッチしていた米国人のパンチが一閃しメキシカンが大きくぐらつきます。エルナンデスのダメージは大きく、その表情から意識は半分飛んでいたのではないでしょうか。

大きなチャンスを迎えたフォースター。会場内は地元ファン(多くはエルナンデスのサポーター)から悲鳴の声が起こっていました。しかしその回の終盤、今度はメキシカンのパンチでフォースターがグラつくというまさにドラマのようなラウンドとなりました。そして両者ボロボロ状態で迎えた最終回に、フォースターが劇的な勝利を収めることになっています。

エルナンデスのニックネームは逆転劇の代名詞である「ロッキー」。しかしこの試合では、フォースターがロッキーとなりました。

大激戦を演じ初防衛に成功したフォースター。下記はこの試合が終わった2023年10月28日時点での、スーパーフェザー級の王者たちです。

WBA:ルイス ガルシア(ドミニカ/0)
WBC:オシャキー フォスター(米/1)
IBF:ジョー コルディナ(英/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/1)
OPBF(東洋太平洋):森 武蔵(志成/0)
WBOアジア太平洋:力石 政法(緑/0)
日本:原 優奈(真正/0)

コメント
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