DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

体重超過のブローナー、勝利(WBAスーパーライト級)

2016年04月10日 00時07分21秒 | 世界ボクシング
今月1日、米国・ワシントンDCで行われた試合結果です。
WBAスーパーライト級王座決定戦:
王者エイドリアン ブローナー(米)TKO9回1分10秒 挑戦者アシュレイ シオフェン(英)

*試合前日計量で、僅か0.4ポンドのウェート超過を犯したブローナー。再計量の意向をまったく示さずそのまま王座を放棄。ブローナーが保持していたWBAスーパー王座は当然の如く空位となり、シオフェンが勝利した場合のみ同王座(スーパー?)が争われることになりました。

試合の方は戦前の予想通りにブローナーのワンサイド・マッチ。ただ終わり方が悪く、英国人がブローナーの低打に対する抗議をしている最中にレフィリーが試合をストップ。後味の悪い試合結果となってしまいました。

ただしこのプローナーのかもし出した問題により、WBAスーパーライト級がすっきりとはしました。「スーパー」王座は空位に、そして「暫定」王者だったホセ べナビデス(米)もすでに同王座を保持しておらず、この王座も空位。すでに空位だった「レギュラー」王座も、来月行われる王座決定戦までは空位のまま。その結果、現在のWBAスーパーライト級には一人も王座が君臨していないということになります。これが本来あるべき姿。願わくば来月のレギュラー王座決定戦以降も、同級のWBA王者は一人のみであってほしいものです。
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今週末の試合予定

2016年04月09日 00時30分18秒 | 世界ボクシング
2016年4月第2週末の試合予定です。

9日 土曜日
ドイツ
WBAスーパーウェルター級戦(暫定王座):
王者ジャック クルカイ(独)対 挑戦者ファン カルロス プラダ(ベネズエラ)

英国
IBFヘビー級戦:
王者チャールズ マーティン(米)対 挑戦者アンソニー ジョシュア(英)

IBFフェザー級戦:
リー シェルビー(英)対 挑戦者エリック ハンター(米)

WBAバンタム級戦(レギュラー王座):
王者ジェームス マクドネル(英)対 挑戦者フェルナンド バルガス(メキシコ)

米国・ネバダ州
WBCインターナショナル・ウェルター級王座決定戦:
マニー パッキャオ(比)対 ティモシー ブラッドリー(米)

WBOスーパーミドル級戦:
王者アーサー アブラハム(独)対 挑戦者ヒルベルト ラミレス(メキシコ)

*今週末は多くの注目カードが予定されていますが、個人的に興味をそそられるのはWBOスーパーミドル級戦と、IBFヘビー級戦になります。


12日 火曜日
後楽園ホール
OPBF(東洋太平洋)スーパーミドル級戦:
王者清田 祐三(フラッシュ赤羽)対 挑戦者松本 晋太郎(ヨネクラ)


14日 木曜日
後楽園ホール
日本ライトフライ級戦:
王者拳 四郎(BMB)対 挑戦者角谷 淳志(金沢)

OPBFフェザー級戦:
王者竹中 良(三迫)対 挑戦者正野 晃(アポロ) 
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尾川、石本がそれぞれ初防衛に成功(日本スーパーフェザー級他)

2016年04月08日 00時06分59秒 | 日本ボクシング
先週末2日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフェザー級戦:
王者尾川 堅一(帝拳)KO9回1分36秒 挑戦者杉田 聖(奈良)

*昨年師走に、負傷判定ながらも強豪内藤 律樹(E&Jカシアス)を下し同王座を獲得している尾川。挑戦者の粘りに手を焼きましたが、最後は倒しきり、挑戦者陣営の棄権を呼び込むことに成功しています。


日本スーパーバンタム級戦:
王者石本 康隆(帝拳)判定3対0(98-90x3)挑戦者藤原 陽介(ドリーム)

*上記の尾川に遅れること1週間、日本王座を獲得している石本。2回にダウンを奪う圧勝劇を演じ、尾川と同様初防衛に成功しています。
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木村、引退を表明

2016年04月07日 00時10分24秒 | 日本ボクシング
先月4日にWBCライトフライ級王座から陥落した木村 悠(帝拳)。その敗戦一ヵ月後に現役からの引退を発表しています。

王座転落後も栄冠の地位への返り咲きを目論む選手が多い今日この頃。木村の決断は潔く、とても新鮮に映ります。決してしぶとく現役生活を続けている選手達を非難するわけではありませんが、それらの選手たちとまったく正反対な道を歩もうとしている木村の路線も当然の如くアリ、なわけですね。

アマチュアで名を轟かせ、名門帝拳ジムからプロデビューした木村。しかし周囲、そして本人の期待とは裏腹に、日本王座獲得までに8年近くの歳月を費やしてしまいました。プロ16戦目で日本王座についた時の戦績は13勝2敗1引き分け。中々の好戦績に見えますが、KO/TKO勝利は僅か2。そのあたりが木村を存在感が非常に薄い元世界王者にしてしまったのでしょう。


(日本王者時代の木村)

日本王座は3度防衛後返上し、昨年11月、不利の予想と不利の試合展開の中、僅差の判定勝利を収めWBCライトフライ級王座獲得に成功。その王座とは僅か3ヶ月で決別となり、時を置かずして今回の引退発表となりました。


(世界王者時代の木村)

木村の通産戦績は18勝(3KO)3敗1引き分け。厳しい言い方になりますが、世界を獲得出来ただけでも幸運だった、のではないでしょうか。

2008年に喫した初黒星後、東京都内の専門商社に就職した木村。現在も、そして今後もその商社で勤務を続けるそうです。社会生活でも、我慢強く、コツコツと頑張って行って貰いたいですね。
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続く大英帝国の反映(色々:04‐06‐16)

2016年04月06日 01時15分28秒 | 世界ボクシング
最近(2016年4月6日ごろ)のニュースです。

1)WBAバンタム級のレギュラー王者ジェームス マクドネル(英)が今週末9日、フェルナンド バルガス(メキシコ)を迎え4度目の防衛戦を行います。挑戦者のバルガスは元スーパーウェルター級王者の同姓同名選手とは、当たり前のことですが、別人。バルガスは昨年6月に、元WBOスーパーバンタム級王者ウィルフレド バスケス(プエルトリコ)に判定勝利を収めています。

2)マクドネルの防衛戦は、IBFヘビー級戦、チャールズ マーティン(英)対アンソニー ジョシュア(英)戦の前座で行われます。そのヘビー級王座への挑戦者決定戦が来月21日にニュージーランドで行われます。その試合に出場するのはジョセフ パーカー(ニュージーランド)とカルロス タカム(カメルーン/仏)。

3)同日、再起第2戦目を予定しているのが元WBAヘビー級王者のデビット ヘイ(英)。アーノルド ジェルジャイというコソボ出身で、スイスを本拠地としている選手と対戦することが決まっています。ジェルジャイは29戦全勝(21KO)という好成績の持ち主の31歳。

4)マクドネルの同胞で、同級のIBF王座に君臨しているリー ハスキンスが来月14日、イバン モラレス(メキシコ)を迎え、11ヶ月ぶりの試合、初防衛戦を行います。モラレスはあのエリック モラレスのかなり歳の離れた実弟。モラレスの弟といえば、元WBOスーパーフライ級王者のディエゴを思い浮かべます。ディエゴ、一時は当時のWBCバンタム級王者だった長谷川 穂積(真正。確か当時は千里馬神戸だったかと)への挑戦も間近だった選手ですが、いつの間にか消えてしまいましたね。

5)IBFフライ級王者のアムナット ルエンロエン(タイ)が来月25日、指名挑戦者ジョンリエル カシメロ(比)を迎え6度目の防衛戦を行います。中国の首都北京で行われるこの試合。両者は昨年6月に王者の母国タイで対戦し、その時は3対0の判定で王者が防衛に成功。王者はその後1つ防衛回数を重ねていますが、カシメロは1試合も行っていません。

6)現在のスーパーウェルター級戦線で安定度では抜きん出ているのがWBA王者のエリスランディ ララ(キューバ)。5月21日に実力者バーネス マーティロスヤン(アルメニア/米)を迎え5度目の防衛戦を行う予定です。

7)米国・テキサス州で行われるWBAスーパーウェルター級戦と同じ興行で、IBF同級王者ジャモール チャーロ(米)も登場。こちらも同級の実力者であるオースティン トラウト(米)の挑戦を受けます。
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意見番(04‐05‐16)

2016年04月05日 00時43分37秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2016年4月5日ごろの意見番です。

*どうでもいいかもしれませんが、最新号発売の件をすっかり忘れていました。

今回も当然の如く両誌揃って表紙が同じとなっています。

   

「モチベーション維持のため、王座統一戦を行いたい」ようなコメントを最近頻繁にしている山中。それはそれでいいのですが、出来れば同級での連続防衛記録、オーランド カニザレス(米)が築いた16超えを目指してもらいたいですね。
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ワード、試運転中(ライトヘビー級)

2016年04月04日 00時15分28秒 | 世界ボクシング
先月26日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
ライトヘビー級12回戦:
アンドレ ワード(米)判定3対0(117-109x2、119-107)スリバン バレラ(キューバ)

*3回に、バレラが出てきたところに左フックを合わせてダウンを奪ったワード。しかし8回には低打のため減点1を科せられています。

この試合はワードにとってライトヘビー級転向の第一戦目となりました。対戦相手のバレラは17戦全勝の戦績の持ち主で、世界挑戦の経験を持っているカロ ムラト(独)や、元IBFスーパーミドル級王者ジェフ レイシー(米)等を倒してきた選手。知名度はそれほどありませんが、中々の強豪選手といっていいでしょう。

そんな骨のある選手を相手にほぼワンサイドの判定勝利を収めてワード。バレラに押し込まれる場面をありましたが、試運転試合としては上々と言っていいのではないでしょうか。

今回の試合は、IBFライトヘビー級王座への挑戦権をかけた試合として行われました。そのIBFを含め、WBOとWBA(スーパー)王座を保持しているのがご承知の通りセルゲイ コバレフ(露)。11月にワードの地元であるカリフォルニア州のオークランドで対戦するのでは?という話も出ているようです。何はともあれ、是非実現してほしい試合ですね。ただ、それまでの間に両選手とも試合無し、というのは避けてもらいたいですね。ちなみにWBOの1位には同団体インターコンチネンタル王座とWBAコンチネンタル王座を保持しているドミニク ボーセル(独)がいます。そしてWBAのレギュラー王者にはボーセルの同胞ユルゲン ブレーマーが君臨中です。
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メグリノ、王座奪取ならず(OPBFバンタム級:暫定王座他)

2016年04月03日 00時49分41秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜(1日・金曜日)、比国で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)バンタム級王座決定戦(暫定王座):
レイ メグリノ(比)引き分け ジョナサン バアット(比/カシミ)

*この試合後の戦績が22勝20敗5引き分けというメグリノ。しかし多くの敗戦はOPBF圏内の強豪たちに喫したもの。しかもKO/TKO負けは僅かに5つ。そんな敗戦の多い強豪は2012年11月に、元WBCフライ級王者ポンサックレック ウォンジョンカム(タイ)を敵地でTKOに下しています。

メグリノはこれまでにフライ級でWBCインターナショナル王座や、PABA王座を獲得してきています。対するバアットはバンタム級、もしくはスーパーバンタム級を主戦場にしている選手。判定、そして試合内容は不明ですが、メグリノにとってそのあたりが不利に作用したのかもしれませんね。

すでに46戦のキャリアを持つメグリノですが、今月末に30歳を迎えます。今後も可能な限り追っていきたい選手の一人です。


OPBFスーパーフェザー級王座決定戦(暫定王座):
カルロ マガリ(比)負傷判定9回(2対1)マーク メリゲン(比/カシミ)

*BoxRecを見ても、なぜだかこの試合の結果のみ更新されていません。試合の方はマガリが勝利したようです(4月3日付け)。

本日(4月5日深夜)BoxRexを確認したところ、上記のような結果が載せられていました。マガリは2回にダウンを喫しています。


OPBFスーパーフライ級王座決定戦(暫定王座):
レネ ダッケル(比)KO9回 ラッキー トー ブアマス(タイ)

*昨年の大晦日に正規王者井上 拓真(大橋)に挑戦し、大差判定負けを喫しているダッケル。暫定ながらもその井上の対抗王者の地位を獲得しています。


現在比国でOPBFの年次総会が行われているために開催された今回の三大OPBF戦。会場にはWBCの会長の姿もあるようです。3王座すべてに正規王者が存在し、怪我なども無く定期的に防衛戦を行っています。そこまで強引に王座戦を決行する理由が不明慮ですね。同じ階級内での早期の王座統一戦が行われることを強く望みます。
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今週末の試合予定

2016年04月02日 00時10分44秒 | 世界ボクシング
2016年4月第1週末の試合予定です。

2日 土曜日
後楽園ホール
日本スーパーフェザー級戦:
王者尾川 堅一(帝拳)対 挑戦者杉田 聖(奈良)

日本スーパーバンタム級戦:
王者石本 康隆(帝拳)対 挑戦者藤原 陽介(ドリーム)



8日 金曜日
ロシア
IBFスーパーライト級戦:
王者エドゥアルド トロヤノフスキー(露)対 挑戦者セサール クエンカ(亜)
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WBA戦、色々(色々:04‐01‐16)

2016年04月01日 01時01分27秒 | 世界ボクシング
最近(2016年4月1日ごろ)のニュースです。

1)現地時間の約1日半後に予定されているWBAスーパーライト級のスーパー王座戦。来月21日に英国で「空位」となっているレギュラー王座戦が英国で予定されています。その試合に出場するのはリッキー バーンズ(英)とミケーレ ディ ロッコ(伊)。今年に入りWBAは一つの階級の3王者体制を脱したいような態度を取っているようですが(しかもかなり曖昧に)、今回の王座決定戦はどのような意向で行われるのでしょうかね?昨年5月にWBAのスーパーライト級の暫定王座を獲得しているホセ ベナビデス(米)は現在、同団体ではウェルター級にランキングされています。

2)一階級上のウェルター級では、来月28日に堂々と暫定世界戦が行われます。王者であるデビット アバネシャン(露)が、かつての超名選手シェーン モズレー(米)の挑戦を受けます。かつて3階級制覇を達成したスーパースターも、あと半年で45歳になります。

3)WBAからクルーザー級のスーパー王者に認定されたデニス レベデフ(露)。以前から話に上っていたIBF王者ビクトル ラミレス(亜)との王座統一戦は5月21日にロシアで決行されます。その前日の20日にフランスでユーリ カレンガ(コンゴ/仏)とジュニエール ドルティコス(キューバ)の間で、空位のWBA王座が争われるようです。この王座決定戦ですが、日本のメディアでは「暫定戦」、BoxRecでは通常(レギュラー)王座決定戦と明記されています。ちなみに暫定王座には昨年7月、ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)が就いています。

3つの王座を、即1つにするのにはかなりの時間が掛かるでしょうが、少なくとも2つの王座体制を即実現して貰いたいですね。

4)試合毎に影が薄くなっていくWBCスーパーフライ級王者のカルロス クアドラス(メキシコ/帝拳)が今月23日、比国のリッチー メプラヌンを相手に6度目の防衛戦を行います。

5)その一週間後の30日、WBOミドル級王者のビリー ジョー ソーンダース(英)がマキシム ブーサク(ウクライナ)を相手に初防衛戦を行います。ソーンダース曰く、この試合に勝利した後はゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)と対戦したいようです。

6)そのソーンダースの国内ライバルであるのがクリス ユーバンク2世。両者は2014年11月に対戦しており、その時はソーンダースが2対1の判定勝利を収めています。その後ユーバンクは順調に再起路線を歩みWBAミドル級の暫定王座獲得に成功。その王座は初防衛後に強制返上しています。ユーバンクは先週末3月26日に英国ミドル級王座に挑戦。ニック ブラックウェル(英)に10回TKO勝利を収め王座獲得に成功しています。
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