↓ありゃりゃ…、やってしまったな…。

↑きょう(2月27日)の「京都新聞」夕刊より。
今朝、近鉄大阪線の東青山駅付近で、電車の脱線事故があったとのことです。
幸いにも乗客乗員に怪我は無かったとのことですが、夜間工事の後片付けが徹底できていなかった人為的ミスによる脱線とみられます。
怪我人が無かったとはいえ、鉄道現場ではあってはならない事故です。
脱線した列車は、名張発→伊勢中川ゆきの始発普通電車(2両編成)。
夜間工事の後片付けミスで脱線事故がおこるばあい、たいてい、朝一番でそこを通る「始発電車」が犠牲になるものです。
脱線現場は東青山駅の〝すぐ手前〟のようなので、普通電車は同駅停車のためにすでに相当減速していたうえで、この脱線に遭遇したものと思われます。
減速している普通電車だったから、これぐらいで済んだのだろうと私は思います。
怪我人が無かったから、大したことのない事故だ、とはなりません。
きょうの一件は十分に「大した事故」です。
近鉄には、今一度、安全意識の徹底を図ってほしいと思います。
近鉄特急アーバンライナー
↑以前に撮ったもの。
東青山駅ホームから、名張の方を向いて撮りました。
おそらく、きょうの脱線現場は、ここ。
画面の中央(奥のほう)にオレンジ色の工事用車両が見えています。
これが保線用の引き込み線だと思う。

↑きょう(2月27日)の「京都新聞」夕刊より。
今朝、近鉄大阪線の東青山駅付近で、電車の脱線事故があったとのことです。
幸いにも乗客乗員に怪我は無かったとのことですが、夜間工事の後片付けが徹底できていなかった人為的ミスによる脱線とみられます。
怪我人が無かったとはいえ、鉄道現場ではあってはならない事故です。
脱線した列車は、名張発→伊勢中川ゆきの始発普通電車(2両編成)。
夜間工事の後片付けミスで脱線事故がおこるばあい、たいてい、朝一番でそこを通る「始発電車」が犠牲になるものです。
脱線現場は東青山駅の〝すぐ手前〟のようなので、普通電車は同駅停車のためにすでに相当減速していたうえで、この脱線に遭遇したものと思われます。
減速している普通電車だったから、これぐらいで済んだのだろうと私は思います。
怪我人が無かったから、大したことのない事故だ、とはなりません。
きょうの一件は十分に「大した事故」です。
近鉄には、今一度、安全意識の徹底を図ってほしいと思います。
近鉄特急アーバンライナー
↑以前に撮ったもの。
東青山駅ホームから、名張の方を向いて撮りました。
おそらく、きょうの脱線現場は、ここ。
画面の中央(奥のほう)にオレンジ色の工事用車両が見えています。
これが保線用の引き込み線だと思う。
尼崎の事故のような複雑な背景はないのかなと思います。
私自身は現場作業はしないんですが、業種的に
現場での事故の話はよく耳に入ってきます。
事故が起こると対策を考えて報告書を出さなければならないんですが、
これがなかなか難儀です。
今回みたいに後片付けをきちんとしておけば確実に防げる事故だと、
「後片付けをきちんとする」では対策になりません。
どうやって後片付けをきちんとするのかを出さないと
対策にならないからです。
基本的なところでミスがある場合ほど、
対策も難しくなるものです。
すでに近鉄ホームページにお詫びが出ていて、
『当社としては夜間作業時のミスに起因するものと考えており、痛恨の極みであります。』
とコメントされています。
事故調査委員会のもと、厳しく、再発防止策を検討することになるのでしょう。
夜間作業を終えるときに、現場を「確認」する役割の人がいたはずなんだけどな…。
それを「再確認」する役割の人を、もうひとり付けないとダメか?
きりがないですな。
残念な事故でした。
新聞記事の写真ではわかりにくいですが、脱線した先頭車両の正面右側が鉄柱と衝突してかなりの損傷を受けていますね。
衝突された鉄柱はなぎ倒されて傾き、脱線した電車に寄りかかっているようにみえます。
始発電車で乗客が少なく、しかも現場が「K鉄ならでは」の田舎の山間部で人的被害がなかったのが幸いでした。
もし沿線が住宅密集地だったら…。
もし線路わきが人や車の往来の多い道路だったら…。
もし対向電車が接近中だったら…。
大惨事になっていたかもしれません。
脱線は鉄道会社が絶対に起こしてはならない事故です。
初歩的なミスですから原因ははっきりしているし、対策もすぐに講じれる話です。
以下は恒例の私見によるバッシングです。
この会社の根底には「いい加減さ」「アバウトさ」があるのだと思います。
現場にも、上層部にも、そういった空気が流れているような気がしてなりません。
「危険な駆け込み乗車を容認」
「始発駅を時刻通り発車できない」
「雨が降っただけで数分遅れる」
他にもまだまだあると思いますが、こういった現象はこの会社に特有のものです。
他社からは嘲笑されるようなものばかりで、本当に情けない話です…。
特に駆け込み乗車に関しては、
他の鉄道会社ではうるさいくらい注意喚起の放送をしているにもかかわらず、
この会社ではほとんど、というか一切聞いたことがありません。
もし、時間ギリギリに駆け込んできた乗客に
再度ドアを開けて乗せてあげるのがサービスだとこの会社が考えているのであれば、
それはとんでもない間違いです。
時間前から乗って待っている乗客と、
ギリギリに来た乗客と、
どちらを大事にすべきか。
こんな簡単な話もわからないのでしょうか?
この会社に本格的な「相直」をやる資格があるのか疑問ですが、
他社に大きな影響を与える「相直」であれば、
さすがに少しは緻密な姿勢になるかもしれません。
それにほんの少しだけ期待をしておきましょう。
まだまだ言い足りませんが、この辺りで…。
ここが鉄柱とぶつかって、鉄柱のほうは折れ曲がったんやろな。
もし、これが特急列車だったら…、車両は線路から完全に逸脱して、横倒しになっていたと思います。
まちがいなく、これは大きな事故やね。
直通運転が始まったら、ひとつのダイヤの乱れが相手方の路線にまで波及してしまう恐れがあります。ダイヤの乱れが近鉄線内だけで済まなくなるんですね。
阪神線を介して山陽電鉄線にまで〝伝染〟していくことも考えられ、今回みたいな初歩的なミスによる事故は、ぜひ撲滅したいところです。
ちなみに、きょう乗った近鉄電車では、
「駆け込み乗車やめてや」
っていう放送をちゃんと言っていたぞ!