勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

一夜限りの命

2005-06-02 21:25:16 | Weblog
 数日前から一段と大きく膨らみ始めた孔雀サボテンの蕾が今夕7:00見事に開花した。
行きつけの薬局の店先で初めてこの花を見たときは、どちらかというと可憐で可愛い小さな花が好きな僕にとって、なんと可愛くないグロテスクな花だろうと思った。

或る日、そのお店の店主から挿し木をしたこのサボテンの鉢を戴いた。我が家で育て花が咲いたとき、その花の可愛さに感動したのは自分勝手だろうか?
それ以来、毎年ベランダを華やかに彩ってくれるこの花は、今ではなくてはならない我が家の一員である。しかしこんなに見事な花を咲かせながら明日の夕方にはその姿を閉じてしまう。なんとも儚い命である。一夜限りの命を精一杯開き、暗闇の中で咲くこの花の不思議。沢山の蕾が次々と我が眼を楽しませてくれることだろう。
2005.06.02