
≪ほおずき≫
漢字で「酸漿」とも「鬼灯」とも書く
☆
昔、女児たちが口の中に入れて鳴らしたのが、ナス科の“ホオズキ”。その名の由来には、2つの説がある。
第一の説は、口の中で鳴らすことから“頬突き”、ホオズキが頬の内側に当たる意味である。古名として“保々都岐”の名前がある。
第2の説は、赤い実[液果]を火に見立てた説。古名に“燈篭花”(とうろうばな)があり、現在も“鬼灯”とか“鬼燈”と書くのも、実を火と見立てたからである。
どちらが正しいかではなく、両方とも正しいと思う。
-解説・高橋勝雄さん(山と渓谷社・野草の名前)から-
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~浅草では9・10日の二日間にわたって「ほおずき市」が開かれます。
2006.07.08