勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

メモルを集う

2006-07-15 23:53:25 | Weblog
 「私たちが在宅ホスピスケアーに取り組み始めた1990年代はじめには「ホスピスケア」「ターミナルケア」「終末ケア」という言葉が頻繁に使われるようになっていました。
死に逝く人のケアにあたるとき、病院での医学モデルにそった、治すための医療の考え方には限界があり、新しい形のケアが模索されていました。そして、様々な活動が実を結び、ホスピスが創設され、緩和ケア病棟として承認されました。
しかし、緩和ケアは医療機関で行われるケアとして位置づけられ、普通の暮らしをしながら最期の時を自分の家で過ごしたい、と家を選んだ人々を支援するには至りませんでした」


 『家で生きることの意味』という本の前書きでの川越 厚医師の奥様であり、在宅ホスピス協会会長でもある川越博美さんの言葉です。


 「ホームケアクリニック・川越」の代表者でもある川越 厚先生は、そんな人々のために「在宅ホスピス」という新しい分野で活躍され、僕もお世話になった医師でもあります。


 そのホスピス「パリアン」でお世話になった方々の遺族の集いが毎年行われ、僕も楽しみの一つになっています。


 昨年に引き続き、今日もメモルの集いに参加し、先生とお会いし、また皆さんとの歓談に癒された一日を過ごしてきました。
 この集いはボランティアの方々で支えられ、皆さんの志の高さにも励まされます。
2006.07.15