木通の花 2008-04-09 23:25:50 | Weblog 小さくてもいい、目立たなくてもいい、華やかでなくてもいい、ほんのり香ればいい。うつむきながら咲く木通(あけび)の花。ひとつひとつは控えめだが、集まればそこは紫の花園。 中央の小さな花の固まりが雄花 一本の枝に咲く小さな雄花と大きな雌花。どちらが美しいかは好みの違い。雄花と雌花が並んでいても自家受粉はせず、別株がなければ実を結ばないという。 雄花より大きな雌花 顔を近づけると、ほのかに香る神秘な色の不思議な花、あけび。実が割れることから“開け実”、それが“アケビ”となったという。この植物の漢名が“木通”であることからこの字を当てたらしい。春に咲く小さくて控えめなあけびの花も、秋になれば大きな実を結ぶ。小さな花でも咲かせてみよう、いつか大きな実を結ぶかもしれないから。