立冬の7日は汗ばむほどの暖かさ。1ヶ月振りに訪れた小田原は、たわわに実り、丘を彩るみかんが、気温以上の温かさで迎えてくれた。
月に1度の眼の検診は何ごともなく、みかん畑に囲まれた丘の上の病院も、入院した早春とはまた違う姿を見せてくれた。
いつものように診察を待つ間はマンウォッチングで時間を費やす。患者さんや看護師さん、そして目の前で繰り広げられる先生方の診察風景は興味深い。
テキパキとした立ち居振る舞いと、気配りの行き届いた対応にいつも感心させられている看護師さんに、「あなたは、いつも感じがいいですね」と言うと、「何もでないわよ~」と言って笑った。
待合室での人間模様も様々だが、眼科の患者さんは白内障などの高齢者も多く、ひとりでは歩けないほど高齢の人や視力の弱い人、車椅子の人、通訳を連れた外国人、etc.
90歳は過ぎたと思われるおばあちゃん、手を引かれ椅子に座る時も手を借りている。付き添っているのはオジサンさんではあるが、年恰好からすると息子さんというよりお孫さんか。
隣に座りながら、おばあちゃんの手を自分の膝に乗せて、その手に自分の手を添えている。時々その手を軽く握ったり、さすったりしている。おばあちゃんは安心して目を閉じているようだ。
20代と思われる男の子に手を引かれるおじいちゃんもいる。かなり眼が悪そうだ。その男の子もやさしくおじいちゃんを誘導している。
手を繋いでゆっくりと歩くご夫婦と思われるカップルもいる。みんなやさしい顔をしている。
そんな光景を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになれる。暖かな初冬の小田原は、人々も皆温かかった。
月に1度の眼の検診は何ごともなく、みかん畑に囲まれた丘の上の病院も、入院した早春とはまた違う姿を見せてくれた。
いつものように診察を待つ間はマンウォッチングで時間を費やす。患者さんや看護師さん、そして目の前で繰り広げられる先生方の診察風景は興味深い。
テキパキとした立ち居振る舞いと、気配りの行き届いた対応にいつも感心させられている看護師さんに、「あなたは、いつも感じがいいですね」と言うと、「何もでないわよ~」と言って笑った。
待合室での人間模様も様々だが、眼科の患者さんは白内障などの高齢者も多く、ひとりでは歩けないほど高齢の人や視力の弱い人、車椅子の人、通訳を連れた外国人、etc.
90歳は過ぎたと思われるおばあちゃん、手を引かれ椅子に座る時も手を借りている。付き添っているのはオジサンさんではあるが、年恰好からすると息子さんというよりお孫さんか。
隣に座りながら、おばあちゃんの手を自分の膝に乗せて、その手に自分の手を添えている。時々その手を軽く握ったり、さすったりしている。おばあちゃんは安心して目を閉じているようだ。
20代と思われる男の子に手を引かれるおじいちゃんもいる。かなり眼が悪そうだ。その男の子もやさしくおじいちゃんを誘導している。
手を繋いでゆっくりと歩くご夫婦と思われるカップルもいる。みんなやさしい顔をしている。
そんな光景を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになれる。暖かな初冬の小田原は、人々も皆温かかった。