勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

エスぺランサ

2010-10-15 00:52:34 | Weblog
 「絶望は愚か者の結論です」は、ラジオの『テレフォン人生相談』のパーソナリティーを務めた山谷親平さんが、番組の枕で使った言葉である。絶望から希望へ、そして奇跡の生還へと、南米チリの鉱山で起きた落盤事故のニュースは、閉所恐怖症の僕にとって特別気がかりだった。世界中が見守る中、地下700メートルに閉じ込められた作業員33人全員の救出劇は、どんな映画や小説よりドラマチックであり、その快挙にどれほど多くの人が胸を熱くし涙したことだろう。


 38年前に起きた、連合赤軍による「あさま山荘事件」以来、刻々とライブで中継されるテレビに釘付けになり、ハラハラドキドキしながら見入ってしまった。そこに繰り広げられる33通りのドラマと、世界中の英知の結集による救出作戦は、悪夢のような「あさま山荘事件」とは比較にならない、幸せな気分を運んでくれた。中にはゴシップまがいの話も聞かれるが、それはそれ、他人がとやかくいうことではない。最後に救出されたリーダー格のルイス・ウルスアさんの顔のなんと聡明で神々しく映ったことか。極限の精神状態の中でも絶望せず、自分を含む33人を統率する技量に最大限の敬意を表したい。

 救出劇が行われている地下に世界中の目が注がれている時、別の地下では核実験も行われたという。人間の知恵は破壊に使うより、建設的に使うことによって平和と希望がもたらされるはずなのに。。。ルイス・ウルスアさんのような世界のリーダーは現れないのだろうか。