勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

EKIMISE

2012-11-25 23:42:01 | Weblog
 昨年の東日本大震災以来、浅草は外国人観光客が激減していた。放射能汚染を恐れたためらしいが、スカイツリー開業に伴い、浅草界隈は再び活気が戻ってきた。その浅草の歴史あるデパートといえば松屋。1931年(昭和6年)の開業時には、屋上の動物園やデパート初の屋上遊園地を設けたことでも知られている。また、戦前の建物の中に電車のターミナルがあることでも有名である。


 そんな浅草唯一のデパート松屋が、東武スカイツリーライン直結の駅ビルとして先日リニューアルオープンしたばかりである。昔のままの外観を再現した新たな商業施設は、その名も「エキミセ」。 「浅草駅」の“駅”と、浅草のシンボルのひとつ「仲見世」の“見世”を合わせて「EKIMISE」と命名されたという。


 連休とスカイツリー人気により、エキミセも大混雑。かつての屋上遊園地は「浅草ハレテラス」と名を替え、スカイツリーが一望できる休憩スポットにもなっている。グランドオープン記念イベントも行われ、スカイツリーに届けとばかり、児童合唱団「初音の杜ジュニアコーラス」による歌声も、初冬の下町の空に響いていた。


 また、浅草といえばお祭の街、スカイツリーを背にお神輿と共に記念撮影に納まる親子連れも行列を作り、その名の通りの「晴れテラス」に吹く初冬の冷たい風も心地よくさえ感じた。


 浅草駅ビルはB1・1F・3Fが松屋浅草店、2Fがスカイツリー駅を結ぶ東武鉄道の発着駅、4F~7Fがファッション、雑貨、レストランなどの店舗が並ぶ商業施設である。浅草に住む僕としては、下町浅草を愛し、浅草の発展を望むひとりである。