オ~レ!
子供の頃から「ぼく」といっていた僕。農村で育った僕にとって、周りからは浮いていた。東京育ちの姉たちの影響のようだ。「おれ」と言ってみたい衝動に駆られることもあった。男にとって「おれ」は男っぽさを表わす言葉でもある。大人になってから意識的に使うことはあるが、どうもしっくりしない。
公的な場や公用文書では「私」を使うのが常識。しかし我がブログでは敢えて「僕」という。訪れてくださる方に親しみを感じていただきたいから。また、コメンテーターやコラムニストとして活躍の天野祐吉さんも、テレビでもコラムの中でも「ぼく」といっている。その影響もあるかもしれない。
「俺」
を、新たに常用漢字に入れるべきかかどうか議論になっているらしい。「法令や公用文書では、普通、俺は使わないから、いれなくてもよい」という意見と「俺、は相手との距離をはかるうえで大事な言葉であり、男性が自分を呼ぶ場合にも使う。その俺だけ仮名で表記するのはおかしい」という意見があるそうだ。言葉は人である。俺という言葉、僕の好きな言葉でもある。女性には使って欲しくはないが、「オレオレ詐欺」にもご遠慮願いたい。