ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手が、今日カンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャー初登板しました。
先発した松坂は、初回の先頭打者・デヘススに対しての初球は、150キロのストレートを投げるが、3球目センター前ヒットを許してしまいます。この後1死1,2塁のピンチを作りますが、4番・ブラウンを投手ゴロ併殺打に仕留めてピンチを脱出。2回、2死を取った後、7番・グロードを空振り三振に仕留めます。3回も先頭打者を見逃し三振に仕留めると、続くバッターを投手ゴロ、センターフライで打ち取り2イニング連続の3者凡退となりました。
4回、松坂は先頭打者のジャーマンを見逃し三振、ティーヘンにはカーブで空振り三振、4番・ブラウンにはMAX154キロのストレートを見せると、最後は高めのストレートで空振り三振!この回は3者連続三振という圧巻の内容でした!
6回に先頭打者のデヘススに本塁打を打たれ、メジャー初失点を喫してしまいます。このあと2三振を奪い取り、初失点を喫してもその後も安定したピッチングを見せました。7回、先頭のシーリーをスライダーで空振り三振、グロードを低めの変化球で空振りの三振で2者連続三振に仕留めると、8番・バックにはセンターフライに打ち取って3者凡退に抑えました。松坂はこの回でマウンドを降りましたが、7回まで108球投げて1失点10奪三振の好投を見せました。
打線のほうは、初回にレッドソックスの4番・ラミレスがタイムリー2塁打で先制すると、5回にはロイヤルズ守備陣のミスで追加点を挙げました。松坂への援護が少なかったものの、8回に2点を挙げたレッドソックスは、ロメロとパベルボンの中継ぎ陣がそれぞれ3者凡退に仕留めてゲームセット。松坂大輔がメジャー初登板初勝利を飾りました。
ロイヤルズ-レッドソックス
(カウフマン・スタジアム、14:10 日本時間:6日 3:10)
レッドソックス 100 010 020 4
ロイヤルズ 000 001 000 1
【投手】
(レ)松坂、ロメロ、パペルボン-バリテック
(ロ)グリンキー、ペラルタ、リスキー-バック
【責任投手】
(勝)松坂1勝
(S)パペルボン1S
(敗)グリンキー1敗
【本塁打】
(レ)
(ロ)デヘスス1号ソロ
衝撃のメジャーデビューを飾った松坂投手、2ケタ奪三振という内容で見せてくれました。この勢いなら、13勝以上行けるかもしれません。
7回で降板したことで「ちょっと早いんじゃないか」、「まだ投げられたぞ」というファンも多いと思いますが、メジャーの場合、100球をめどにマウンドを降りることは当たり前みたいです。なぜかと言うと、メジャーリーグの場合、試合数が多く、日程と移動がハードであるということ、また、日本では週1回のところ、メジャーでは中4日での登板もあるので、出来るだけ体力を温存させるしかないのです。
インタビューの中で、「デビューの感想は?」という質問に対して、松坂は「自分の中では初登板という意識は全然なかった」とコメントしていました。普通だったらとても緊張するのに、さすがは大物ルーキーだと思いました。
松坂投手は次戦、ボストンでマリナーズ戦に登板予定。本拠地お披露目登板でイチロー・城島健司と対戦!イチローがメジャーの先輩の意地を見せるのか、それとも松坂が剛腕振りを発揮するか?