3月開催の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) 2017」で3度目の優勝を目指す侍ジャパン(野球日本代表)に緊急事態発生。日本のエース&二刀流での活躍が期待されていた大谷翔平投手が右足首を負傷。投手での出場辞退どころか、WBC出場も断念さざる得なくなりました。日本代表は4日に大谷選手を登録メンバーから外し、武田翔太投手(福岡ソフトバンク)を追加招集することにしました。
日本代表・小久保裕紀はこの日、福岡ソフトバンクホークスのキャンプ地(@宮崎市生目の杜運動公園)を視察。WBCメンバーの内川聖一選手、松田宣浩選手、千賀滉大投手の状態をチェックすると、武田投手と直接会って代表選出を伝えました。小久保監督は会見で「工藤公康監督と話をさせてもらい、了承を得ることができた。」と語り、「国際舞台での経験も豊富で、いつも表情を変えずに投げ続けている」と理由を述べた後、大谷投手の代わりとして、先発の一角で起用することも示唆しました。
武田投手は、「素直にうれしい。小久保監督の期待に応えないといけない。WBCに出るのは初めてで、未知数な部分もあるが、チームに貢献したい」を意気込みを語りました。「大谷投手の代役となる」という問いには、「大谷投手から謝罪の連絡があった。彼も悔しいと思う。その分頑張らないといけない」とコメントしました。
大谷投手の離脱で急遽代表入りとなった武田投手ですが、1月の自主トレのときからWBCの公認球でキャッチボールをしており、いつでも準備できていたみたいですね。2014年の日米野球で初めて代表入りして以降、2015年のプレミア12、昨年の台湾とメキシコとの強化試合にも出場するなど、侍ジャパンの常連選手の一人でもあります。武田投手には大谷投手の穴を埋めると共に、チームの救世主になってもらいたいなと思っています。
大谷選手のケガについてですが、MLBの公式サイトでは「開幕前にも右足首を手術する」という情報もあるそうですが、日本ハムGMが「手術は考えていない」と反論。右足首のケガの症状が、軽いなのか重傷なのかはっきりさせてほしいところだ。
また、ネット上では「キックボクシングが原因で右足を痛めたのではないか」という噂が流れているらしい…。合同自主トレに参加していたダルビッシュ有投手のインスタグラムに、大谷選手が右足でキックをする動画を公開したところ、ツイッターなどのSNSで批判が殺到したそうだ。ダルビッシュ投手も「状態が悪かったらやらない」、「正月のときは状態は良かった」と説明しておりました。本当の原因は一体何なのか?
大谷投手のWBC欠場は侍ジャパンにとって大きな痛手であることは確かだし、WBCの関心度も急降下したと思います。WBC開幕まで約1か月、どうなる侍ジャパン?