日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

25年目のJリーグは波乱の幕開け!鹿島と浦和が黒星発進。

2017年02月25日 | soccer

Jリーグの2017シーズンがついに始まりました!「2017 明治安田生命J1リーグ」の第1節は、25日に8試合が行われました。25年目を迎える今季は、3年ぶりに1ステージ制が復帰。鹿島アントラーズは連覇に挑み、浦和レッズは昨年のリベンジへ。無冠の帝王・川崎フロンターレ、大型補強のFC東京が初優勝を目指します。




横浜Fマリノス 3-2 浦和レッズ@日産スタジアム
マリノスと浦和のJ1開幕戦は、前半に試合が動きます。前半13分、マリノスは左サイドでMF齋藤学がドリブルで仕掛けてからパスを送ると、MFバブンスキーがPA手前から左足シュートをゴールに突き刺し先制点をもぎ取ります。19分には齋藤がドリブル突破からシュートを放ちますが、わずかにゴール右に逸れる。
1点を追う浦和は、後半18分に右サイドでMF関根貴大がクロス→FWラファエル・シルバが胸トラップから左足で押し込んで1-1の同点とすると、さらにその2分後の後半20分、MF柏木陽介の浮き球パスから、ラファエル・シルバがヘディングシュートを決める。新加入のラファエル・シルバが2分間で2点を奪い、浦和が1-2と勝ち越します。
しかし後半41分、マリノスは左CKからFWウーゴ・ヴィエイラが頭で合わせて2-2の同点。そして後半アディショナルタイム、齋藤がドリブル突破からグラウンダーのクロスを入れ、途中出場のMF前田直輝が左足シュートをゴールに流し込んで勝負アリ!途中出場組が立て続けにゴールを奪ったマリノスが、レッズに逆転勝ちです。


鹿島アントラーズ 0-1 FC東京@県立カシマサッカースタジアム
先週のゼロックス杯を制した鹿島は、21日のACL初戦・蔚山現代戦にも勝利。公式戦連勝で勢いづいてます。対するFC東京は、大久保嘉人、永井謙佑、高萩洋次郎などが加入。開幕戦屈指の好カードは意外な結果に…。
前半7分、FC東京が先にチャンスを作り、FW大久保がPA右からシュートを放つが、鹿島GKクォン・スンテに阻まれる。鹿島は前半42分に相手のCKを防いでからカウンター。味方のロングパスからペドロ・ジュニオールが裏へ抜け出したが、シュートまで持ち込めず。前半は両チーム無得点で終了。
後半9分、鹿島はレオシルバ→土居聖真とつなぎ、土居のパスを受けた金崎が左サイドからシュートを放つが、その前にオフサイドを取られる。FC東京は後半13分、右CKからMF東慶悟と永井がボールをつなぎ、ゴール前詰めていた大久保にボールが通るが、シュートは大はずれ。後半14分、今度は鹿島にチャンス。土居のスルーパス→ペドロが右足を振り抜いたが、東京GK・林彰洋の好守に阻まれた。
スコアレスのまま迎えた後半36分、FC東京は途中出場のMF中島翔哉が左サイドからミドルシュート。これを鹿島GKクォンスンテが弾くが、跳ね返ったボールが鹿島DF・三竿雄斗の足に当たってゴールイン。オウンゴールが決勝点となり、FC東京が王者・鹿島を破りました。


大宮アルディージャ 0-2 川崎フロンターレ@NACK5スタジアム大宮
悲願の初タイトルを目指す川崎は、アウェーで大宮と対戦。川崎VS大宮といえば、昨年9月に乱闘騒ぎがありました。今回は平穏な試合になるか。
前半は両チームとも決定的チャンスを作りながらも、互いにゴールを奪えず無得点。後半21分、川崎はMF中村憲剛の右CKから、ゴール前飛び込んだFW小林悠のヘディングシュートが決まり、川崎が1点を先取。1点を追う大宮は後半43分、右CKから途中出場のペチュニクが頭で合わせたが、ゴール前で張っていた小林悠が間一髪クリア。ピンチを凌いだ川崎は、後半アディショナルタイムに小林悠のグラウンダークロス→憲剛が左足で流し込み、ダメ押しの2点目。新旧キャプテンの活躍で、川崎が大宮に快勝しました。



ベガルタ仙台 1-0 北海道コンサドーレ札幌@ユアテックスタジアム仙台
仙台は前半20分に左サイドのクロスにFW石原直樹がシュートを放つもDFに阻まれ、こぼれ球をMF永戸勝也がシュートするも決められず。札幌は後半15分にFW都倉賢がミドルを狙うも枠外。後半39分、仙台はMF三田啓貴のミドル→札幌GKが取り損ねると、石原がこぼれ球をゴールに押し込む。石原の移籍後初得点で、仙台が1-0で勝利。J2王者・札幌は5年ぶりのJ1復帰戦を白星で飾れず。


清水エスパルス 0-1 ヴィッセル神戸@IAIスタジアム日本平
2年ぶりにJ1に戻ってきた清水は、前半14分にFW鄭大世がヘディングシュートを狙うもGKの正面。DF陣もFWレアンドロを中心とした神戸の攻撃陣を封じ、前半を0-0で終えます。後半も神戸のゴールに襲い掛かるもゴールが生まれず。、神戸は後半19分にレアンドロが負傷退場してしまいますが、26分にCKからDF橋本和がゴールを奪い1点先行。この1点を守りきった神戸が勝ち点3を獲得。


セレッソ大阪 0-0 ジュビロ磐田@ヤンマースタジアム長居
清武弘嗣が加入したセレッソと、中村俊輔が加入の磐田の一戦ですが、清武がケガのため欠場。前半3分、磐田がFKを獲得し、俊輔が左足で直接狙うも枠を捉えられず。磐田は45分、左サイドでFKのチャンスを迎え、俊輔センタリング→アダイウトンが頭で落とし、MF山本康裕がゴールに叩き込んだが、味方のファウルで得点が認められず。セレッソも前半終了間際、右サイドのクロスにFW杉本健勇が左足で合わせるも、ポストに嫌われて無得点。後半も両チーム得点を挙げられず、スコアレスドローに終わりました。


サンフレッチェ広島 1-1 アルビレックス新潟@エディオンスタジアム広島
広島は長年チームを引っ張ってきた佐藤寿人が退団、それに昨年の得点王ピーター・ウタカの去就が不透明ですが、かつて柏に在籍していた工藤壮人が入団。2年ぶりの王座返り咲きへ白星発進を狙う。
前半は両チーム無得点でしたが、後半12分に広島は右CKからDF水本裕貴のヘッドはGKに弾かれるも、工藤がこぼれ球を押し込んで先制点を奪う。新潟は後半26分、途中出場のFW田中達也が左足シュートを決めて振り出しに戻す。これで新潟に流れが傾くかと思われましたが、後半37分にDF矢野貴章が2枚目の警告で退場処分。試合も引き分けで、両チームともに勝ち点1を分け合いました。


サガン鳥栖 1-3 柏レイソル@ベストアメニティスタジアム
前半38分、鳥栖はPA付近で得たFKをMF原川力が右足で直接決める。前半は鳥栖がリードして折り返しますが、後半は柏が猛攻。後半3分にハモン・ロペスがPA内で相手DFに倒されてPKを獲得し、FWクリスティアーノがしっかり決めて1-1の同点。後半27分にもPKを得ると、今度はディエゴ・オリヴェイラがゴール右隅に決めて2点目。さらに後半33分、左サイドのクロス→MF武富孝介のヘディングシュートで1点を追加。柏が後半に3点を挙げ、鳥栖に逆転勝ち。



2017年のJ1開幕戦は、鹿島と浦和の2強が揃って敗れるという波乱の結果となりました。浦和レッズは一旦は勝ち越したけど、残り5分+アディショナルタイムで連続失点で悪夢の逆転負け。2週連続で日産スタジアムで負けましたな…。鹿島の方は新加入の三竿雄斗選手が不運なオウンゴール。攻撃陣もチャンスで決めきれずに終わりました。FC東京はこの1勝をきっかけに勢いづくと思います。首都チームが優勝争いに絡まないと、リーグ戦が盛り上がらないぞ。
大宮に快勝の川崎フロンターレは、新キャプテンの小林悠選手が奮闘。セットプレーからのヘディング弾で先制ゴールを挙げると、終了間際には憲剛選手のゴールをお膳立て。守備でもゴール前で相手のシュートをブロックしました。そんな小林選手は開幕戦で4年連続ゴール。「大久保ロス」が心配されたけど、今のところ無さそうです。
セレッソ、清水、札幌の昇格組は3チームとも未勝利。それどころか無得点でした。J1残留へ厳しい船出といえるでしょう。次戦こそは勝利を期待したいところだ。
26日は残り1試合、ガンバ大阪VSヴァンフォーレ甲府(@吹田スタジアム)が行われます。もう1チームのACL組は、しっかり勝ち点3を手にできるのか。



追記:ガンバ大阪 1-1 ヴァンフォーレ甲府@市立吹田サッカースタジアム
唯一の日曜開催だったこの試合、前半43分にガンバはMF倉田秋の縦パス→抜け出したMF今野泰幸がシュートを放つも、GKに阻まれる。さらに左CKからFW長沢駿がヘディングシュートを狙ったが、クロスバーに当たってノーゴール。後半10分、甲府は左サイドのスローインから、FW田中佑昌のグラウンダークロス→MF松橋優が右足でゴールネットを突き刺して先制点を奪う。このまま甲府が逃げ切るかと思われたが、後半ATにFKから今野のヘディングシュートが決まり、ガンバが同点に。土壇場で追いついたガンバが勝ち点1を手にしました。


第1節終了次点で、柏レイソルが首位、川崎が2位。引き分けたガンバと甲府が7位タイ。浦和は13位、鹿島は14位タイ。大宮は最下位からのスタートとなりました。ACL組で勝ったのは川崎のみでしたね。2017年のJリーグは始まったばかり。今後も熱戦に期待したいと思います。




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