日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

藤田菜七子が通算35勝目を挙げ、JRA女性騎手の通算勝利記録を更新!

2018年08月25日 | 競馬

先週19日に1日2勝をマークし、増沢(旧姓・牧原)由貴子さんの通算34勝に並んだ藤田菜七子騎手。21日は新潟競馬場で6鞍騎乗し、JRA女性騎手の通算勝利&年間最多勝利記録のダブル更新に挑みました。



1鞍目の第2競走・サラ系3歳未勝利(芝1200m)で、④ペルネッティアに騎乗。中団の内側でレースを進めると、直線コースで内側から馬場の真ん中に進路を変えて追い込みを見せるが、結果は4着。
その後、3Rで13着、5Rで15着、6Rで11着、7Rで15着と2ケタ着順が続き、残すは最終12レースのみ。この日の成績だと、記録達成は翌日以降にお預けかと思われました。

迎えた最終12R・サラ系3歳上500万円以下(芝1200m・18頭立て)。菜七子騎手は単勝2番人気の⑫セイウンリリシイに騎乗しました。スタートで絶妙な飛び出しを見せると、積極果敢にハナを奪取。内回り3,4中間コーナーを迎えてもしっかりと折り合いをつけ、先頭で最後の直線コースへ。菜七子が右ムチを一発入れると、リリシイもそれに応えるかのように加速し、後続を突き放す。①アプトと②カズミドリームも追いかけるが、セイウンリリシイが押し切って1着ゴール!藤田菜七子騎手がこの日の最終レースで勝利を飾りました!



藤田菜七子騎手がやりました。新潟最終レースで通算35勝目を挙げ、JRA女性騎手通算勝利記録を更新。デビュー3年目で牧原さんの記録を塗り替えました。さらに、今季15勝目となり、自身の年間最多勝利数も更新しました。日曜日に並んだときは「いつ達成するんだろうか」と思いましたが、早く達成しちゃいましたね~。記録達成のレースも、得意の先行策。直線で一気に突き放し、最後は4馬身差の圧勝でした。セイウンリリシイに乗るのは今回が初めてだったけど、オーナーの期待にしっかりと応えました。
菜七子騎手の記録達成に、武豊騎手も「立派です。もう周りも女性として見ていないんじゃないかな。彼女の活躍によって、女の子で騎手を目指す子が出てくればいいね」と祝福のコメントを寄せていました。現在競馬学校には2人の女子生徒が在籍中だけど、女性騎手が増えれば、競馬界もさらに盛り上がるんじゃないかなって思います。
通算35勝の新記録を打ち立てた藤田菜七子騎手は、日曜日も新潟で6鞍に騎乗し、さらなる記録更新を狙います。今年8月の時点で15勝だから、年間20勝も行けたりして…。

的場文男騎手の地方競馬最多勝利記録、藤田菜七子騎手のJRA女性騎手通算最多勝利&年間最多勝のダブル更新と、最近の競馬界は大記録が次々と達成されています。となれば、次は武豊騎手の通算4000勝ですね。25日の札幌で1勝したので、4000勝まであと10勝です。いよいよカウントダウンだ。

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