日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ジョアン・モレイラがキーンランドCで待望のJRA重賞制覇!新潟2歳Sはケイデンスコールが優勝。

2018年08月26日 | 競馬

8月最後の日曜日だった26日は、札幌競馬場でサマースプリントシリーズの第5戦・キーンランドカップ、新潟競馬場は新潟2歳ステークスが行われました。



札幌メイン・第13回キーンランドカップ(GⅢ・芝1200m 16頭立て)は、函館スプリントステークス2着③ヒルノデイバロー、同レース3着⑪ナックビーナス、高松宮記念2着⑥レッツゴードンキ、⑤ムーンクエイク&⑬キャンベルジュニアの京王杯スプリングカップ1,2着コンビ、さらに3歳世代から⑫トゥラヴェスーラと⑦ダノンスマッシュの2頭が参戦。他にもこの夏の北海道の1200m戦で勝利した①クリーンファンキーと⑧デアレガーロ、バーデンバーデンカップを制した⑭タマモブリリアンも出走しました。
レースはナックビーナスがロケットスタートから先手を奪い、2番手に⑯オールインワン、3番手ダノンスマッシュ、4番手にタマモブリリアン、その後ろ5,6番手の位置に④ペイシャフェリシタとデアレガーロの2頭が並び、キャンベルジュニアが7番手。中団の8番手にクリーンファンキー、9番手⑩キングハート、レッツゴードンキは10番手あたりを追走。11番手にトゥラヴェスーラ、12番手②スターオブペルシャ、13番手に⑨ティーハーフ。後方は14番手ヒルノデイバロー、15番手⑮ユキノアイオロス、最後方にムーンクエイクという展開。
3,4コーナー中間を過ぎ、ナックが先頭でレースを進め、オールインが2番手、ダノスマとタマブリが3,4番手。キャンジュニとトゥラヴェ,デアレガは中団グループ。ドンキはまだ11番手、デイバローは外に持ち出し、クエイクはまだしんがり。
4コーナーから直線コースに入っても、ナックビーナスが先頭キープ。ダノンスマッシュが2番手から追い上げ、内からペイシャフェリシタ、外からトゥラヴェスーラとキャンベルジュニアも猛追。しかし、ナックがゴール残り200mの辺りから突き放し、そのまま1着でFINISH!ナックビーナスが快心の逃げ切り勝ちでキーンランドカップを制しました!

勝った馬にスプリンターズステークスの優先出走権が与えられるキーンランドカップは、1番人気のナックビーナスが快勝。2着争いは3歳馬のダノンスマッシュと牝馬のペイシャフェリシタが並びましたが、ダノンスマッシュが2着、ペイシャフェリシタはクビ差の3着でした。2番人気だったレッツゴードンキは5着同着。3番人気のムーンクエイクは9着に終わりました。
ナックビーナスは今年は重賞レースで惜敗が続いていて、オーシャンステークスで2着、高松宮記念で3着、前走の函館スプリントステークスは1番人気に推されながらも3着でした。今回はジョアン・モレイラ騎手を背に、好スタートから先頭をひた走ると、直線で引き離して2着に2馬身半の差をつけ、重賞初勝利を挙げました。今回の強い競馬なら、スプリンターズステークスでも優勝争いできると思いますよ。
鞍上のモレイラ騎手も初めてのJRA重賞制覇。世界最高のジョッキーと言われながらも、日本の重賞競走で未勝利でしたが、ついに勝ちましたね…。モレイラ騎手は土日の2日間で9勝を挙げ、4週間で31勝をマーク。この秋にはJRAの騎手免許の試験を受ける予定。実績は十分だけど、日本語での面接があるので、そこだけが不安です…。




新潟のメイン・第38回新潟2歳ステークス(GⅢ・芝1600m 11頭立て)は、⑤ロードアクア,⑥ケイデンスコール,⑦エイカイキャロルのロードカナロア産駒トリオ、ロードクエストとの兄妹制覇を狙う⑨スティルネス、ジャスタウェイ産駒④エイシンゾーン、府中1800mの新馬戦を勝った⑧アンブロークン、②エルモンストロ、⑪ジョディーなどが参戦しました。
スタートでエルモンステロがポンと飛び出した一方で、①エンパイアシュアー、アンブロークン、⑩ヤサカリベルテが少し遅れた。エルモンステロが先頭、2番手にロードアクアがつけるが、内側からエイシンゾーンが並びかける。4番手にスティルネス、5番手エイカイキャロル、6番手にアンブロークン、7番手にジョディー。内側8番手にエンパイアシュアー、9番手にケイデンスコール、後方2番手に③オーパキャマラード、最後方にヤサカリベルテ。
外回り3コーナーのところで、エルモンが後続を離して単独先頭。ゾーンとローアクが2,3番手で追い、スティルネス4番手、ジョディーが外側5番手、アンブロは7番手、ケイデンス8番手で長い直線コースに入る。
ゴール残り600mを切って、11頭が横に拡がる。内側に入ったエイシンゾーンがエルモンストロを捕らえるが、馬場の真ん中からアンブロークンとロードアクア、外からスティルネス、ジョディー、大外からケイデンスコールと先頭争いは大激戦。残り200mでケイデンスがわずかに先頭、スティルネスとアンブロも食い下がるが、ゴール前でケイデンスコールが抜け出してゴールイン!ケイデンスコールが激戦の末、新潟2歳チャンピオンに輝きました。

GⅠ馬への登竜門・新潟2歳ステークスは、ケイデンスコールが1番人気に応えて優勝。2番人気のアンブロークンがクビ差の2着、3着にはスティルネスが入りました。3番人気のジョディーは4着、5着には4番人気のエイシンゾーンという結果でした。
勝ったケイデンスコールは、栗東・安田隆行厩舎に所属し、父・ロードカナロア、母・インダクティの間に生まれました。デビュー戦ではアドマイヤマーズ(後に中京2歳ステークスに勝利)にハナ差の2着。2戦目の未勝利戦では、単勝1.1倍の断然人気で勝利。今回が3戦目でしたが、大外から末脚を伸ばして重賞初制覇を果たしました。父と同じ安田厩舎ですから、短距離&マイル路線で行くのでしょうか?












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ホークス気がつけば8連勝!外国人左腕・ミランダ、ノーヒットノーランまであと少し!

2018年08月26日 | HAWKS

福岡ソフトバンクホークスは8月に入り調子が上向きになり、いつしかパリーグ2位に浮上し、現在7連勝中。波に乗れていない状態が結構続いていて、ホークスへの関心が薄れ、熱も冷めがちでしたが、連勝中と聞いてまた楽しみになってきました。ホークスは25日に福岡ヤフオクドームでパリーグ首位を行く埼玉西武ライオンズと対戦。カード初戦は、千賀滉大投手が菊池雄星投手に投げ勝ちました。首位・西武に連勝し、ゲーム差を縮めることができたのか?



両チームのスタメン
  ソフトバンク     埼玉西武
1(二)牧原大成   (中)秋山翔吾
2(右)上林誠知   (遊)源田壮亮
3(左)グラシアル  (二)浅村栄斗
4(中)柳田悠岐   (一)山川穂高
5(三)松田宣浩   (三)外崎修汰
6(一)中村晃    (指)中村剛也
7(指)長谷川勇也  (捕)森友哉
8(捕)甲斐拓也   (右)熊代聖人
9(遊)今宮健太   (左)金子侑司
 (投)ミランダ   (投)十亀剣


ソフトバンク・ミランダVS西武・十亀の先発で始まったこの試合、1回にミランダが3つのアウトを全て三振で奪うと、その裏のホークスの攻撃では、2死からグラシアルと柳田が連続で四球を選び、2死1,2塁で松田が十亀の2球目を捉え、レフト前へのタイムリーヒットで1点を先取します。
1点の援護を貰ったミランダは、2回と3回は3者凡退。4回は1死から浅村に四球を許した後、西武4番・山川にストレートをライトへ弾き返され、あわやホームランかと思われたが、フェンス手前で上林がキャッチ。ヒヤッとさせられたが、ここも0点で切り抜けます。
追加点が欲しいホークスは4回裏、この回先頭の松田が、十亀の5球目のスライダーを上手く合わせ、レフトホームランテラスに飛び込むソロ本塁打。ホークスが2-0とリードを拡げます。
6回、ここまでノーヒットピッチングのミランダが、源田に四球を与えるが、次の浅村を三振に仕留めて3アウト。この回も西武打線にヒットを許さず。6回裏のホークスは、グラシアルの2塁打、柳田と松田の連続四球で無死満塁のチャンスを作ると、中村晃がきっちりと犠牲フライを放ち3点目。なおも1死1,3塁とチャンスは続くも、長谷川が併殺打に倒れて1点止まり。
終盤を迎え、ミランダのノーヒットノーランの期待が次第に大きくなります。7回に山川と外崎を打ち取って2死を取ると、中村剛への6球目がセンターへ飛んだが、中堅手・柳田がフェンスに激突しながらもジャンピングキャッチ!味方の好守に助けられたミランダ、7回もノーヒット。8回も打たせて取るピッチングで3者凡退に抑え、ノーヒットノーランまであと3人。
8回裏、ホークスは1死走者なしから4番・柳田が西武3番手・増田達至から左中間スタンドへのソロ本塁打を放って4点目。さらに松田も続きます。増田のストレートを迷わず振り抜き、バックスクリーンへのソロ本塁打。2者連続アーチで5-0としました。
いよいよ9回。ミランダが大記録達成に向けてマウンドへ。まず先頭バッター・秋山を迎え撃つが、2球目のスライダーを打ち返され、ライトへのヒット。残念ながらノーヒットノーランの夢が断たれてしまった。となれば、完封勝利といきたいところだったが、1死2塁で浅村にタイムリーを打たれて1点失う。この後、外崎の四球でランナー2人背負ったところで降板。2番手の森唯斗が最後の打者を三振に退けてゲームセット。西武の反撃を振り切ったホークスが、5-1で勝利しました。



パリーグ 2018年8月25日(土)
ソフトバンクVS西武 17回戦 ヤフオクドーム
(ソフトバンク9勝8敗、観衆37,681人)
西|000 000 001|1
ソ|100 101 02X|5
[勝] ミランダ 2試合2勝
[S] 森 51試合1勝4敗25S
[敗] 十亀 18試合 5勝8敗
[本] 松田宣 25号、 松田宣 26号、 柳田 28号



うぁー惜しい!先発のミランダ投手が8回まで西武打線を無安打に抑え、ノーヒットノーランもあり得るかと思われましたが、9回に初安打を許し、その後に1点を失いました。本当にもったいないとしか言えませんわ。試合の方も松田選手の2本塁打、柳田選手の2試合連続ホームランなどで5点を奪って快勝。首位・西武に連勝したホークスは、今季初の8連勝。5カード連続での勝ち越しで、首位に6ゲーム差に縮めました。
先発のミランダ投手は、9回途中(8回2/3)まで120球を投げ、被安打2・8奪三振・4四球・2失点。先週のオリックス戦に続き、来日2連勝です。序盤から低めに落ちるフォークボールで三振を量産。四球の走者を出しながらも2塁を踏ませないピッチングを続けてきました。終盤の7回に柳田選手のファインプレーで雄叫びを上げると、8回もノーヒットピッチングでガッツポーズ。ノーヒットノーラン&完投勝利こそなりませんでしたが、見事な投球を見せてくれました。
ミランダ投手はキューバ出身の左腕で、シアトル・マリナーズ時代に通算13勝をマーク。今年7月4日に自由契約を受けた後、17日にホークスに入団しました。ミランダ投手が2連勝し、グラシアル選手も打撃好調。今のホークスの快進撃は、キューバ人選手が牽引していると言ってもいいだろう。
打線の方は全体で6安打。松田選手はこの試合2本のホームランを含む3安打3打点。第1打席で十亀投手から先制のタイムリーヒット、第2打席ではレフトへのソロ本塁打。8回の打席ではバックスクリーンへのダメ押しの一発。松田選手は今季、十亀投手からホームランを5本も打っております。どんだけ相性いいんだ。柳田選手は攻守で貢献し、打っては2戦連発、守備ではミランダ投手を助けるフェンス激突のキャッチを披露しています。ここまで本塁打の数が28本だから、2年連続30本塁打まであと2本です。盗塁数19個なんで、2度目のトリプルスリーは難しいかな?










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