日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ミッキーチャーム北海道で負けなし!ライオンボス新潟直千で3連勝!

2019年07月28日 | 競馬

令和最初の夏競馬は、今週から新潟、札幌、小倉に舞台が移りました。新潟競馬場では直線1000mの重賞競走・アイビスサマーダッシュ、札幌競馬場は北の女王決定戦・クイーンステークスが行われました。


第67回北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ・芝1800m 14頭立て)は、秋華賞2着⑬ミッキーチャーム、昨年このレースで2着だった③フロンテアクイーン、2連勝中①サトノガーネット、中山牝馬ステークス2着の⑫ウラヌスチャーム、⑥スカーレットカラー、④ダノングレース、唯一の3歳馬⑤メイショウショウブなどが参戦しました。
スタートで②リリックドラマが好ダッシュを決めるが、外から⑩ウインファビラスが並びかける。メイショウショウブが3番手、ミッキーチャームは4番手につける。フロンテアクイーンは内側7番手あたり、ダノングレース中団追走、サトノガーネット、ウラヌスチャームは後方で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に差し掛かり、リリックドラマが先頭、2番手ウインファビラス、3番手メイショウショウブ、4番手にミッキーチャーム。5番手に上がったフロンテアクイーンは、チャームをマークする格好。外側6番手⑨リンディ―ホップ、7,8番手の位置に⑭カリビアンゴールドとダノングレースが並ぶ。9番手⑪エイシンティンクル、10番手にスカーレットカラー、11番手⑧フィニフティ、12番手からウラヌスチャーム、13番手サトノガーネット、最後方に⑦シャンティローザ。
3コーナー残り600mを切り、リリックが先頭だが、外からファビラスが接近。ショウブとチャームがじわじわと進出開始し、4コーナー手前でリリックとファビラスに並びかける。フロンテアは5番手、6番手からカリビアンも追い出す。後方ではウラヌスとティンクルが大外に持ち出し、ガーネットがしんがりまで下がる。
4コーナーを回って直線コースに入り、ミッキーチャームが大外から抜け出して先頭に躍り出る。メイショウショウブが2番手で追いかけ、後続からカリビアンゴールド、フロンテアクイーン、スカーレットカラーが追い込み、ゴール前でカリビアンとスカカラがチャームとの差を詰めるが、ミッキーチャームが先頭でゴールイン!ミッキーチャームがGⅠ2着の実力を見せつけました。

秋の牝馬戦線へと繋がる一戦は、単勝1番人気のミッキーチャームが優勝。道中は4番手を追走し、最後の直線コースに入ったところで先頭に立つと、後続の追い上げを抑えました。2着のスカーレットカラーは、ゴール手前で2番手に上がり、チャームにクビ差まで迫りました。3着のカリビアンゴールドは9番人気。4番人気のウラヌスチャームは4着、3番人気のサトノガーネットは6着。2番人気のフロンテアクイーンは7着という結果でした。
勝ったミッキーチャームは、栗東・中内田充正厩舎所属。父・ディープインパクト、母・リップルスメイド。昨年の秋華賞ではアーモンドアイに次ぐ2着、今年4月の阪神牝馬ステークスで重賞初制覇を飾り、今回が重賞2勝目。この馬は昨年の北海道シリーズで未勝利戦から3連勝を挙げており、北海道では未だ負けがありません。函館と札幌の洋芝が合ってるんでしょうねえ。







第19回アイビスサマーダッシュ(GⅢ 芝・直線 1000m 18頭立て)は、②ダイメイプリンセス、①ラブカンプー、⑥ナインテイルズ、⑩レジーナフォルテ、⑫ラインスピリットと昨年のこのレースの1~5着馬が揃って出走。さらには⑪ライオンボス、③カッパツハッチ、⑨ミキノドラマー、⑱アルマエルナトの「韋駄天ステークス組」、函館スプリントステークスを制した⑦カイザーメランジェ、藤田菜七子騎手とのコンビで挑む⑧レッドラウダ、④ビップライブリーなどが参戦しました。
スタートは18頭綺麗に揃い、カッパツハッチとラブカンプーが好スタートを切る。ライオンボスは外ラチ沿いに進路を取る。前のグループはカッパツハッチ,レジーナフォルテ,ライオンボスの3頭が並び、4番手に⑯オールポッシブル、5番手グループにはラブカンプー,ビップライブリー,ラインスピリット,⑭ブロワ,アルマエルナト。10番手集団には⑤アンフィトリテ,ナインテイルズ,レッドラウダ,⑰フェルトベルクの4頭。後方集団はダイメイプリンセス,トウショウピスト,⑮シベリアンスパーブ,ミキノドラマー,カイザーメランジェ。
残り半分を切り、ライオンがわずかに先頭だが、内からカッパツが並びかけ、レジーナも競っている。4番手争いはテイルズとポッシブルが追い上げ、後続のダイプリ、メランジェ、ラウダの3頭がイン突きを狙う。残り100mでライオンが抜け出し、カッパツ2番手、ポッシブルが3番手、ピストが4番手に上がるが、ライオンボスが先頭でゴールイン!カッパツハッチに競り勝って重賞初制覇です。


新潟が誇る直線1000mの高速バトルは、ライオンボスが1番人気に応えて優勝しました。走破タイムは55秒1でした。2着には3番人気のカッパツハッチ。前走の韋駄天ステークスのときも、ライオンが1着、カッパツが2着でした。3着にはオールポッシブルが入り、4着のトウショウピストは単勝16番人気。
連覇を狙った2番人気のダイメイプリンセスは6着、函館SS覇者のカイザーメランジェが7着、藤田騎手のレッドラウダは9着。昨年2着だったラブカンプーは最下位の18着という結果でした。
勝ったライオンボスは、美浦・和田正一郎厩舎に所属。父・バトルプラン、母・ウーマンインレッド、母の父がステイゴールド。デビュー当初はダートばかりでしたが、今年5月の邁進特別で初めて直線1000mのレースに参戦。単勝で15番人気とかなりの人気薄だったけど、2着に5馬身の大差をつけて勝利。ド派手な勝ち方が評価されたのか、次の韋駄天ステークスでは1番人気に推され、見事に1着。この日のアイビスSDも勝ち、新潟1000mで3連勝を果たしました。
鞍上の田辺裕信騎手と、和田調教師はこのレース初勝利。当初は鮫島克駿騎手が乗る予定だったけど、前日の小倉1レースで落馬負傷してしまいました。鮫島騎手にとって重賞初勝利の大チャンスだったのに…。もったいないし、かわいそうだわ。