日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ラグビー日本代表がサモアから4トライ奪い予選プール3連勝!さあ次はスコットランド戦だ!

2019年10月05日 | Sports

「2019 ラグビーワールドカップ日本大会」の予選プールA組・日本代表VSサモア代表の試合が5日、愛知県の豊田スタジアムで行われました。先週行われたアイルランド戦で劇的勝利を挙げたラグビー日本代表。ここまで2試合終え、2勝0敗・勝ち点9としています。予選3試合目の相手であるサモアは、前回大会も対戦して日本が勝っていますが、通算成績では4勝11敗と負け越しています。難敵サモアにも勝って、ベスト8進出へさらに前進するか?


両チームのスタメン
 【日本】
1 稲垣啓太
2 坂手淳史
3 具智元
4 ヴィンピー・ファンデルヴァルト
5 ジェームス・ムーア
6 リーチ・マイケル
7 ピーター・ラブスカフニ
8 姫野和樹
9 流大
10 田村優
11 レメキ・ロマノラヴァ
12 中村亮土
13 ラファエレ・ティモシー
14 松島幸太朗
15 山中亮平

【サモア】
1 ジョーダン・レイ
2 セイララ・ラム
3 マイケル・アラアラトア
4 ピウラ・ファサレレ
5 ケイン・ラウペペ
6 クリス・ブイ
7 TJ・イオアネ
8 ジャック・ラム
9 ドゥエイン・ポロタイバオ
10 UJ・セウテニ
11 エド・フィドウ
12 ヘンリー・タエフ
13 アラパティ・レイウア
14 アシェー・トゥアラ
15 ティム・ナナイ ウィリアムズ



3連勝を狙う日本は、開始2分に敵陣でペナルティを獲得し、田村がゴール正面でのペナルティゴールを確実に決めて3点を先取。7分にもサモアのオフサイドから、田村のペナルティゴールで3点を追加し、6-0とします。
しかし、サモアはタエフがペナルティゴールを続けて成功し、6-6の同点に。
それでも日本は24分、田村のこの日3本目のペナルティゴール成功で再びリードを奪う。25分、日本が自陣でターンオーバーした直後、松島がイオアネのラフプレーで倒される。これでイオアネは10分間の退場(シンビン)。数的優位に立った日本は、27分にリーチが相手ボールを奪うと、松島が右サイドを突破し、ゴール手前まで前進。流大→ムーアの突進は相手に跳ね返される。今度は左サイドに展開し、最後はラファエレがゴールラインに飛び込んでトライを奪い5点追加!その後のコンバージョンキックも成功し、16-6とします。
その後、サモアがPGで3点を返し、前半は16-9と日本が7点リードで終えました。

日本は後半開始から堀江翔太が坂手に代わって登場。後半立ち上がりはサモアが敵陣に攻め込み、日本のノットリリースザボールのペナルティから、タエフのPGが決まり、16-12と4点差に詰め寄る。だが、後半10分に田村が4本目のPGを決め、19-12と再び7点差に。
後半14分、日本は敵陣左サイドの高い位置からのラインアウトをしっかりキープすると、モール(密集)で一気にゴールラインまで押し込み、最後は姫野がトライを奪う。日本この日2つ目のトライが生まれると、田村のコンバージョンも成功し、26-12とサモアを突き放す。
14点差とされたサモアですが、後半32分に左サイドのラインアウトから、逆サイドへボールを繋ぎ、タエフがトライを決めて5点返すと、コンバージョンでさらに2点を返す。スコアも26-19と再び7点差。
さらにトライが欲しい日本は、後半35分に敵陣右サイドで途中出場・田中史朗がボールを出すと、右サイドへパスをつなぎ、レメキのラストパスを受けた福岡堅樹(途中出場)がインゴールに入ってトライ。終盤に大きなトライを挙げたが、ボーナスポイントを獲得するにはあと1トライが必要だ。
後半40分経過後もプレーは続き、サモア陣内のゴール前で「ボーナスポイント」を巡る戦いに。もう1本トライを決めて7点差で終えたいサモアはマイボールのスクラムから攻撃に出ようとするが、ボールが真っ直ぐ入らず痛恨のペナルティ。逆にチャンスを迎えた日本は、スクラムで押し込んでから姫野が前進し、田中が左サイドの松島にボールを送ると、松島がインゴールにねじ込んだ!日本に4本目のトライが生まれて勝負あり!日本代表が38-19でサモアに勝利しました!




ラグビー日本代表の勢いが止まりません!開幕戦のロシア、2戦目のアイルランドに続き、サモアにも完勝を収めました。前半は7点リードで折り返し、後半は一時4点差まで迫られましたが、試合終盤に福岡選手と松島選手のトライで突き放し、38-19のダブルスコア。日本は勝ち点4に加え、4トライ以上のボーナスポイントも獲得。「3トライで勝ち点4」で終わるのと「4トライで勝ち点5」では全く違う!
これで日本は予選プール3連勝、勝ち点も14に伸ばしました。一方のサモアは1勝2敗で勝ち点5でA組暫定4位。1試合を残して敗退が決定しました。サモアもタエフ選手が奮闘したんですが…。
この日は地元・愛知県出身の選手が大活躍。キッカー役の田村選手(岡崎市出身)は、ペナルティゴールを4本、トライ後のコンバージョンキックを3本成功し、18得点を挙げました。最後のゴールキックはポストに当たりながらも、枠内に入りました。名古屋出身でトヨタ自動車ヴェルブリッツ所属の姫野選手は、後半14分に今大会初トライを挙げました。ボールを持てば一気に前進し、守備では相手のペナルティを誘う。このW杯で大ブレイクしている選手の一人だと思います。
前半にトライを決めたラファエレ選手はサモア生まれ。試合にも勝って母国に恩返しできましたね。アイルライド戦で勝ち越しトライを挙げた福岡選手は、この試合も後半から途中出場し、2試合連続のトライ。松島選手は試合終了間際に日本にボーナスポイントをもたらす値千金のトライ。ロシア戦では1試合3トライの「ハットトリック」も達成し、今大会でも現時点で4本目のトライを稼いでいます。次のスコットランド戦でもトライを期待していますよ~。

日本代表は次戦、10月15日に横浜国際総合競技場(日産スタジアム)でスコットランドと対戦します。勝てば文句なしで決勝トーナメント進出が決定なんですが、4トライ以上+7点差以内の敗戦でもボーナスポイントが2点入るのでセーフ。引き分けでも勝ち点2が入ります。4年前のW杯で日本は3勝1敗の好成績を残しましたが、スコットランド戦での完敗が響いてベスト8入りを逃しました。今年もまたスコットランド戦が運命の一戦となるけど、今の勢いなら勝てる可能性もなくはないでしょうか。日本ラグビー界の歴史が変わる瞬間が見たいです。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする