日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

秋華賞はクロノジェネシス快勝!サンライズノヴァ南部杯でGⅠ初制覇!

2019年10月14日 | 競馬

週末に台風19号が上陸し、その影響により東京競馬場の12,13日の開催が中止となりました。13日は京都競馬場で3歳牝馬三冠の最終戦・秋華賞、14日は盛岡競馬場で秋のダートマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップ南部杯が行われました。



第24回秋華賞(GⅠ・芝2000m)は、②メイショウショウブが左前挫石で出走取消のため、17頭立てで争われました。今年は桜花賞馬とオークス馬が不在で混戦模様。ローズステークスでレコード勝ちした①ダノンファンタジー、オークス2着⑧カレンブーケドール、桜花賞とオークスで3着の⑤クロノジェネシス、逃げたら面白い⑮コントラチェック、紫苑ステークスを勝った⑯パッシングスルー、同レース2着⑪フェアリーポルカ、デビュー3戦3勝の新星⑬サトノダムゼル、古馬相手に2勝⑰エスポワール、重賞2着3回⑦ビーチサンバなどが参戦しました。
スタンド前のスタートで、ダノンファンタジーが好スタートを決めるが、ビーチサンバとコントラチェックが先手を争う。カレンブーケドールは中団より前、サトノダムゼルとクロノジェネシス中団、エスポワールは後ろの位置で1コーナーを回った。
2コーナーから向正面に差し掛かり、ビーチサンバが先頭、コントラチェックが外側2番手。離れた3番手にダノンファンタジー、4番手パッシングスルー、5番手に③ブランノワール、6番手クロノジェネシス、7番手⑫レッドアネモス、8番手フェアリーポルカ、9番手カレンブーケドール。10番手にシャドウディーヴァ、11番手エスポワール、12番手⑥ローズテソーロ、13番手にサトノダムゼル、14番手に⑭シゲルピンクダイヤ。後方は⑱シングフォーユー、④トゥーフラッシー、⑩シェーングランツと続く。
内回り3,4コーナー中間点で、ビーサン単独先頭、コントラ2番手、3番手からダノファンが接近する。パッシングが外に持ち出し、クロジェネは6番手。ブーケドールとエスポワールとダムゼルはまだ中団の位置、グランツが最後方から捲るように上がって来る。
4コーナーから直線に差し掛かり、ビーチサンバが少し後続との差を拡げる。2番手からブランノワール、ダノンファンタジーが追いかけるが、外からクロノジェネシスとカレンブーケドールが襲い掛かる。残り200mを切ってクロジェネがビーサンに迫ると、残り100mでクロジェネが抜け出す。ブーケドールが2番手に上がり、後ろからシゲピンとディーヴァが上がってきたが、クロノジェネシスが先頭でゴールイン!クロノジェネシスが惜敗続きに終止符を打ち、最後の一冠を手にしました!

秋の3歳女王を決める戦いは、単勝4番人気のクロノジェネシスが優勝。2番人気のカレンブーケドールは、オークスに続いてのGⅠ2着。クロジェネがブロンズコレクターを返上した一方で、ブーケドールはシルバーコレクター襲名…。3着には10番人気のシゲルピンクダイヤが入りました。シゲピンは桜花賞でも7番人気で2着だったから、評価が低い時に激走するなぁ。
1番人気だったダノンファンタジーは、3番手を追走しながらも直線で伸びを欠いて8着。レコード勝ちの反動もあるだろうし、2000m以上の距離は不適正だと思う。それに小回りコースも苦手そう。先頭を走ったビーチサンバは5着と粘ったのに対し、2番手にいたコントラチェックは15着と大敗。3番人気のエスポワールも9着に終わっています。
GⅠ初勝利のクロノジェネシスは、今年1月のクイーンカップ以来の勝利で、重賞2勝目をマーク。春のクラシックでは2戦続けて3着と悔しい結果が続き、オークスからの直行となった今回は、前走から+20Kgと大幅に馬体重を増やした結果、直線突き抜けて、2着に2馬身差をつけての快勝を果たしました。
鞍上の北村友一騎手は、大阪杯に続いてのGⅠ2勝目。クロジェネを管理する斉藤崇史調教師は、調教助手時代にレッドディザイアに携わり、2009年の秋華賞優勝に貢献。それから10年後に調教師としてこのレースを制し、JRAのGⅠ競走初勝利を果たしました。
次戦のエリザベス女王杯では、無敗のオークス馬・ラヴズオンリーユーとの再戦の可能性があります。秋華賞から距離が1ハロン伸びますが、優勝争いに絡んでくると思います。






盛岡競馬場の第32回マイルチャンピオンシップ南部杯(GⅠ・ダート1600m 16頭立て)は、3年連続出走の⑬ゴールドドリーム、川崎記念を勝った①ミツバ、プロキオンステークスを勝った④アルクトス、左回り巧者③サンライズノヴァ、韓国GⅠ馬⑭ロンドンタウン、⑨オールブラッシュ、⑮ノボバカラのJRA勢7頭に加え、帝王賞5着⑤モジアナフレイバー(大井)、岩手ダービー馬⑯パンプキンズ(岩手)、②ロジストーム(岩手)ら地方勢も参戦しました。
16頭綺麗なスタートで始まったこのレース、2コーナーの奥深いところでの先行争いで、パンプキンズ・ロンドンタウン・ノボバカラの外枠勢が前を争うが、向正面に出たところでロンドンタウンがわずかに先頭。2番手にノボバカラがつけ、3番手にアルクトス、4番手モジアナフレイバー、5番手にパンプキンズ。その後ろの6番手にゴールドドリーム、内側7番手にサンライズノヴァ。8番手オールブラッシュ、9番手ミツバ、10番手にロジストーム、11番手⑦メイショウオセアン。後方勢は12番手ナラ、13番手⑩ラモントルドール(名古屋)、14番手⑧レプランシュ(岩手)、15番手⑥イッセイイチダイ(笠松)、⑫ソーディスイズラヴ(北海道)が最後方。
3コーナーを回り、ロンドンが先頭、バカラ2番手、3番手のトスが前との差を詰める。サンノヴァとモジアナが外から順位を押し上げ、ゴルドリは6番手。ミツバ7番手、ブラッシュは8番手。
最後の直線コースで、サンライズノヴァがロンドンタウンをかわして先頭、アルクトスは内に入り、モジアナフレイバー大外に持ち出す。ゴールドドリームはちょっと厳しいか?残り100mでサンノヴァが突き放し、そのまま先頭でゴール!トス2番手、ゴルドリは3番手までか。

秋のダートGⅠ戦線の開幕戦は、4番人気のサンライズノヴァが直線抜け出して優勝。2着には2番人気のアルクトス、単勝1.3倍の1番人気だったゴールドドリームが3着という結果に。ゴルドリは一昨年の南部杯で5着、昨年はルヴァンスレーヴにかわされ2着、今年も盛岡で勝てませんでした。5か月の休み明けの影響というより、盛岡が苦手なんだろうね。モジアナフレイバーは地方勢最高位の4着。3番人気のロンドンタウンは5着、地元・岩手勢はロジストームの9着が最高でした。
サンライズノヴァは5度目のダートGⅠ挑戦で念願の初勝利。自身の勝利も昨年の武蔵野ステークス以来で、重賞3勝目です。昨年は府中コースで3連勝と好調でしたが、今年に入ってからは低迷が続き、さきたま杯とプロキオンステークスでは共に4着でした、。しかし、吉原寛人騎手(金沢所属)との初コンビで見事に復活。値千金の勝利を挙げた吉原騎手もダートGⅠ競走は初制覇です。
JBC競走(11月4日@浦和競馬場)の優先出走権を獲得しましたが、距離適正を考えるとJBCスプリントの方を選ぶと思います。南部杯優勝をきっかけに、サンノヴァの調子がまた上がるといいですね。








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