「2022 FIFAワールドカップ」のアジア2次予選・日本代表VSモンゴル代表が10日、埼玉スタジアム2002で行われました。日本代表は2次予選初戦のミャンマー戦に勝利し、幸先良く勝ち点3を獲得。2戦目となる今回は、このW杯予選最初のホームでの試合。初対戦のモンゴル相手に森保JAPAN連勝なるか?
スタメンはこちら
[日本]
GK 12 権田修一
DF 5 長友佑都
DF 16 冨安健洋
DF 19 酒井宏樹
DF 22 吉田麻也(Cap)
MF 6 遠藤航
MF 7 柴崎岳
MF 9 南野拓実
MF 10 中島翔哉
MF 14 伊東純也
FW 11 永井謙佑
この日は遠藤航がボランチ、伊東純也が右サイドに入り、FWには永井謙佑が起用されました。
日本は試合序盤から相手ゴールに攻め込み、前半3分に右サイドで伊東がクロス→ゴール前で南野が飛び込むもボールに触れず。4分にも南野がシュートを放つも大外れ。7分にはPA右から伊東がシュートも決まらず、16分には左サイドのクロスに永井が反応するも合わせられず。17分には左サイドにいた南野がグラウンダークロス→ゴール前で永井が合わせるも相手GKに防がれ、こぼれ球を永井がゴールに押し込んだが、その前にキーパーチャージでファウルを取られた。
その後、18分に南野のヘディングシュートはGK正面、21分の遠藤の左足シュートはGKにキャッチされる。
一方的に攻め込みながらも得点が奪えない状態が続いた中で迎えた前半22分、右サイドで伊東がクロスを上げると、ゴール前で南野が完璧なヘディングシュートを決め、日本にようやくゴールが生まれました。
前半28分、中島の左サイドのCKから、ニアサイドで遠藤がヘディングシュート。これはGKの好守に阻まれたが、こぼれ球を酒井→吉田が頭で押し込みゴールイン。さらに33分、伊東が南野のワンツーからグラウンダーで折り返すと、ゴール前でフリーになっていた長友が右足で流し込み3点目。40分には伊東クロス→永井のヘディングシュートが決まって4点目。前半だけで4得点のゴールラッシュ。
後半も日本はさらに追加点を狙い続けます。後半11分に中島の左CK→遠藤のヘディングシュート→ボールは酒井の顔に当たった後、ゴールに吸い込まれた。酒井のゴールかと思ったが、記録は遠藤の得点。
後半12分に酒井に代わってDF安西幸輝、後半16分には南野を下げて鎌田大地を投入。
後半20分、伊東が右サイドからミドルシュートを放っていくが、GKにクリアされる。強烈な一撃だったが、及ばなかった。続くCKでは、冨安が頭で合わせるもGKに防がれ、ファーサイドに流れたボールを鎌田が合わせるも枠を捉えられない。後半25分、日本は原口元気が永井に代わって登場。これで日本は3枚の交代枠を使い切った。
後半30分、右サイドで安西の縦パス→伊東のクロス→ファーサイドにいた鎌田がボールを受けるも、シュートは中途半端。
後半37分、中島のパスを受けた遠藤がPA手前の位置から右足のミドルシュート。GKがボールを弾くと、ゴール前で鎌田が頭で押し込みゴール。後半も2点を追加した日本、モンゴルに6-0と圧勝しました。
森保JAPANの10月2連戦の初戦は、南野選手の3試合連続ゴール、負傷中の大迫勇也選手の代役を務めた永井選手のゴール、さらには遠藤選手と鎌田選手の代表初ゴールも生まれ、90分間で6得点のゴールラッシュとなりました。サイド攻撃がピッタリとハマったし、6ゴール中4点はヘディングで挙げたもの。W杯予選のホーム初戦は苦戦しているというイメージがありましたが、その不安を払拭する内容でした。ラグビーW杯で快進撃を続けるラグビー日本代表の大フィーバーもあって、サッカーの話題が薄れがちでしたが、こちらも「ONE TEAM」で勝利を手にしました。
この試合で最も活躍した伊東純也選手は、持ち前のスピードと鋭いクロスで前半に3アシストを記録。3点目の場面は、南野選手とのワンツーから、長友選手のゴールをアシストしました。後半には惜しいシュートシーンも見られました。
先制点を決めた南野選手は、森保体制になってから8得点目。大迫選手を抜いて単独トップに躍り出ました。先週のUEFAチャンピオンズリーグではリバプールから1ゴール1アシストの大活躍を見せ、代表でも好調を維持しております。
3点目を挙げた長友選手は、2009年10月の香港戦以来、実に10年ぶりの代表戦でのゴール。10年前は岡田武史監督の時ですね…。ゴールを決めた直後、勢い余って相手のキーパーに膝蹴りをかましてました。それはいけませんぞ。この日は代表通算120試合目の出場だったそうで、メモリアルゴールといってもいいかな。
予選2連勝を飾った日本は、10月15日に敵地の「ドゥシャンベ・セントラル・スタジアム」に乗り込んで、タジキスタン代表と対戦します。タジキスタンも2連勝で勝ち点6と並んでおり、今度の試合はF組首位を争う大一番といえるかも。3連勝でF組首位を守れるか?