日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

弥生賞2021 タイトルホルダーが2歳王者を抑えて逃げ切り勝ち!

2021年03月07日 | 競馬

3月最初の日曜日の7日は、中山競馬場で皐月賞トライアルの第58回報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ・芝2000m 10頭立て)が行われました。デビューから無傷の3連勝でホープフルステークスを制し、最優秀2歳牡馬に輝いた②ダノンザキッドが、皐月賞制覇に向けて始動。連勝を伸ばして本番へ弾みをつけられるか?キッドの他にも、2戦2勝の⑪シュネルマイスター、2連勝中⑥ワンデイモア、京成杯2着⑦タイムトゥヘヴン、ホープフルステークス4着④タイトルホルダーなどが参戦しました。




スタートは12頭揃って飛び出し、ダノンザキッドとタイトルホルダーが好ダッシュを見せる。スタンド前の先行争いで、タイトルホルダーが単独先頭、シュネルマイスターが2番手に立ち、タイムトゥヘヴン3番手。4番手に③テンバガー、ダノンザキッドは5番手でゴール板を通過した。
1,2コーナーを過ぎたところで、タイトルホルダーがレースを引っ張り、シュネルマイスター2番手、タイムトゥヘヴン3番手、4番手テンバガー、その後ろの5番手にダノンザキッドが追走する。6番手①ゴールデンシロップ、7番手⑧ソーヴァリアント、8番手ワンデイモア、9番手⑨タイセイドリーマー、最後方に⑤ホウオウサンデーという展開。
縦長の状態で3コーナーに差し掛かり、先頭のホルダーは前半1000mを62秒6のスローペースで通過。シュネルが残り600mでホルダーに接近。タイムトゥ3番手変わらず、キッドは3,4コーナー中間を過ぎて外に持ち出し、4コーナー手前で4番手に浮上。ラストの直線で格の違いを見せつけるか?
直線コースに入り、タイトルホルダーが先頭をキープし、シュネルマイスターが2番手で追い、タイムトゥヘヴンも追うが、それでもまだホルダーが粘る。ダノンザキッドは残り200m地点でまだ4,5番手と苦しんでいる。ラスト100mを切り、ホルダーとシュネルの差が縮まらず、キッドがようやく3番手まで上がったが、タイトルホルダーがそのまま先頭でゴールイン!ダノンザキッドは最後にシュネルマイスターに迫るも、3着でゴールとなりました。


【弥生賞ディープインパクト記念 全着順】
1着④タイトルホルダー    2分02秒0
2着⑩シュネルマイスター   1馬身1/4
3着②ダノンザキッド      クビ差
4着⑧ソーヴァリアント    1馬身1/2
5着③テンバガー        クビ差
6着⑦タイムトゥヘヴン
7着⑥ワンデイモア
8着①ゴールデンシロップ
9着⑤ホウオウサンデー
10着⑨タイセイドリーマー

【払戻金】
単勝 ④ 1,790円
複勝 ④ 180円  ⑩ 140円  ② 110円
枠連 4⃣-8⃣ 4,490円
馬連 ④-⑩ 5,060円
馬単 ④-⑩ 13,600円
ワイド ④-⑩ 720円  ②-④ 260円  ②-⑩ 160円
3連複 ②-④-⑩  810円
3連単 ④-⑩-② 23,580円


2歳王者・ダノンザキッドの始動戦として注目された弥生賞でしたが、4番人気のタイトルホルダーが逃げ切り勝ちという結果に終わりました。2着には2番人気のシュネルマイスター、単勝1.3倍の圧倒的1番人気だったダノンザキッドは3着に敗れ、デビューからの連勝がストップしました。スローペースに対応できず、直線でも末脚が不発。無敗での皐月賞制覇を期待していただけに、残念な結果となりました。無敗でホープフルSと皐月賞を勝ったコントレイルとサートゥルナーリアは改めて凄いな・・・。
「重賞タイトル」を手にしたタイトルホルダーは、新馬戦以来となる通算2勝目。ドゥラメンテ産駒にとってもJRA重賞初制覇となりました。ダノンザキッドには2度対戦し、東スポ杯2歳ステークスでは2着、ホープフルSでもキッドにマークされて4着に敗れました。この日はスタートから先頭をひた走り、そのまま逃げ切り勝ち。3度目の正直で2歳王者を破りました。横山武史騎手の先行策&スローペースに持ち込むという作戦が上手くハマりましたね。
父のドゥラメンテは2015年の皐月賞とダービーの2冠馬。息子のタイトルホルダーもGⅠ馬になれるか楽しみ。本番でもスローペースの逃げに持ち込めば上位に入る可能性はありそう。







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