日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ソダシ無傷の5連勝!白毛馬で初めてのクラシック競走制覇だ!

2021年04月11日 | 競馬

2021年の牝馬三冠レースの第1戦・第81回桜花賞(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が11日、阪神競馬場で行われました。昨年はデアリングタクトが豪快な差し切り勝ちで1冠目を獲得。今年の桜花賞は、白毛馬として初のGⅠ制覇を果たした④ソダシ、阪神ジュベナイルフィリーズで2着⑱サトノレイナス、チューリップ賞1着同着の⑧メイケイエール&⑬エリザベスタワー、フィリーズレビュー覇者⑮シゲルピンクルビー、ディープ&アパパネの子⑤アカイトリノムスメ、九州産馬⑫ヨカヨカ、フラワーカップ覇者⑰ホウオウイクセル、⑩アールドヴィーヴル、②ファインルージュ、⑯ソングラインなどが参戦しました。


単勝のオッズは、1番人気がサトノレイナス(3.3倍)、2番人気ソダシ(3.6倍)、3番人気メイケイエール(6.4倍)。その後はアカイトリノムスメ、アールドヴィーヴル、エリザベスタワー、ソングライン、ファインルージュと続きました。

スタートでソダシが良い飛び出しを見せたのに対し、メイケイエールとサトノレイナスはやや遅れ気味。最初の先行争いで、ソダシが行くかと思ったら、⑥ストゥーティが前に出る。ソダシとジネストラが2,3番手で並び、4番手アカイトリノムスメ、5番手ヨカヨカ、6番手グループにはファインルージュ・⑨エンスージアズム・アールドヴィーヴル・エリザベスタワー・シゲルピンクルビーと横並び。その直後にメイケイエールが11番手から一気に盛り返し始め、外回り3コーナーを回ったところでストゥーティをかわして先頭を奪った。中団より後ろのグループには③ブルーバード・⑭ミニーアイル・ソングラインと3頭が並び、①ストライプ・サトノレイナス・ホウオウイクセルの3頭が15番手集団を形成し、⑦ククナがポツンと最後方を行く。
外回り3,4コーナー中間を過ぎて、エールが先頭、ストゥーティ2番手、ジネス3番手、ソダシは内側4番手につけ、ヨカヨカ5番手。アカイトリ・ルージュ・ピンクルビーは中団馬群、アールドとエリタワは中団より後ろ、レイナスは後方で4コーナーを回る。
最後の直線に入り、ストゥーティがメイケイエールを抜き返して再び先頭。ソダシは2番手に上がり、まだ騎手の手綱は持ったまま。後続からはファインルージュ、アカイトリノムスメも追い上げる。サトノレイナスはまだ後ろの位置。残り200m手前でソダシがストゥーティをかわして先頭浮上。後続ではルージュとアカイトリが前を追い、大外に出したレイナスも脚を伸ばしてやってきた。ゴール前でソダシとルージュの差が縮まると、外からレイナスが突っ込み、最後はソダシとサトノレイナスがほとんど並んでゴール!しかし、ソダシがわずかに有利!白毛馬のソダシが桜の女王に輝きました!




【桜花賞 全着順】
1着 ソダシ       1分31秒1
2着 サトノレイナス    クビ差
3着 ファインルージュ   1/2馬身
4着 アカイトリノムスメ  クビ差
5着 アールドヴィーヴル  3馬身
6着 ククナ
7着 ストゥーティ
8着 エンスージアズム
9着 ホウオウイクセル
10着 ミニーアイル
11着 ジネストラ
12着 ストライプ
13着 エリザベスタワー
14着 ブルーバード
15着 ソングライン
16着 シゲルピンクルビー
17着 ヨカヨカ
18着 メイケイエール

単勝 ④ 360円
複勝 ④ 140円  ⑱ 130円  ② 350円
枠連 2⃣-8⃣ 520円
馬連 ④-⑱ 670円
馬単 ④-⑱ 1,280円
ワイド ④-⑱ 290円  ②-④ 1,030円   ②-⑱ 950円
3連複 ②-④-⑱  2,660円
3連単 ④-⑱-② 10,400円



阪神ジュベナイルフィリーズで白毛馬で初めてのGⅠ勝利を挙げたソダシが、桜花賞も制覇!これでデビューから無傷の5連勝となりました。昨年のデアリングタクトに続き、今年も無敗の桜花賞馬が誕生しましたね。2着のサトノレイナスは、後方で脚を溜め続け、最後の直線で大外強襲を仕掛けましたが、クビ差及ばず。前走の阪神JFでもソダシにハナ差で敗れており、またしても僅差で涙を呑む結果に。このレースで1番人気のは7連敗です・・・。3着には8番人気のファインルージュ、マイルで3連勝中のアカイトリノムスメは4着。
この春絶好調の川田将雅騎手が鞍上のエリザベスタワーは13着。3番人気のメイケイエールは、スタートで後手を踏み、3コーナーで一気に上昇して先頭を奪いましたが、最後にズルズル下がって最下位でフィニッシュ。主戦の武豊騎手が骨折のため、横山典弘騎手が代打を務めたけど、ノリさんでも歯が立たず。メイケイエールの気性の荒さは治らないんでしょうか。

ソダシ鞍上の吉田隼人騎手は、GⅠ通算3勝目。須貝尚介調教師は桜花賞初勝利。というか、3歳牝馬のGⅠ競走は初勝利ですな。クロフネ産駒も3歳クラシック競走は初制覇となりました。クロフネは昨年に種牡馬を引退し、今年1月17日に老衰で死亡。ソダシにとっては天国の父に捧げる勝利といえるでしょう。
白毛初のGⅠ制覇から4か月、今度は「白毛初のクラシック制覇」の快挙。白毛伝説にまた新たな1ページが加わりました。それに勝ち時計1分31秒1は、従来のコースレコードを0.8秒も更新。これまでは話題先行のイメージが強かったんですが、GⅠで2勝を挙げてから、実力も証明されましたね。次はオークスですが、1800mで2勝しているし、府中コースを経験しているので多分問題ないと思うんだけど。オークスもまた、ソダシとサトノレイナスとの一騎打ちになるのかな?



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