日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

この秋、3歳戦線の勢力図が変わる?

2010年09月20日 | 競馬

9月の3連休の2日目である19日は、中山競馬場と阪神競馬場でトライアルレースが行われました。阪神のローズステークスには牝馬2冠のアパパネが登場し、中山のセントライト記念ではこの秋ブレイクするだろう馬たちが集結しました。


阪神のメイン・第28回関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)は、3着まで秋華賞の優先出走権が与えられます。阪神コースで3戦2勝の⑤アパパネは、このレースで断然の1番人気に支持され、前哨戦を勝って3冠達成に弾みをつけたいところ。⑦アグネスワルツ、③オウケンサクラ、⑫エーシンリターンズといった桜花賞&オークスで上位に入った馬たちも参戦してきました。
スタートは12頭きれいに飛び出し、先行争いでオウケンサクラと④トゥニーポートが前を行き、アグネスワルツが3番手、アパパネは4,5番手からレースを進めます。中団には9,10番手の位置にエーシンリターンズとアニメイトが並走。後方では⑨ワイルドラズベリーが単独11番手、①タガノエリザベートがポツンと置かれ気味で外回り3コーナーに入る。
3コーナーに入り、トゥニーポートが先頭、アグネスワルツが2番手、3番手に⑧レディアルバローザがつけ、オウケンサクラとアパパネが4,5番手をキープ。アニメイトとリターンズはまだ集団の後ろで追走。残り800mの辺りで3,4コーナー中間点で後方で置かれていたワイルドラズベリーとタガノエリザベートの2頭も追いつき、ひと塊で直線へ。
直線に入り、トゥニーポートがまだ逃げ粘り、アグネスワルツが2番手から必死に追いかける。アパパネは間を割ろうとするが、ワルツとアルバローザに挟まれて抜け出せない。エーシンリターンズとワイルドラズベリーが大外から追い込んできた。残り100m付近でアパパネが抜け出して先頭かと思いきや、直後にアニメイトバイオがアパパネをかわし、ゴール前でワイルドラズベリーが伸び脚をみせて並ぶような態勢でゴール!最後はマッチレースとなりましたが、アニメイトバイオが頭差で1着になりました。

アニメイトバイオが女王・アパパネ、オウケンサクラなどの実力馬を破ってローズステークスを制しました。2着のワイルドラズベリー、3着のエーシンリターンズまでが秋華賞の優先出走権を獲得。勝ったアニメイトバイオは、昨年10月以来の通算3勝目。道中は中団から後方の位置で待機し、直線では後藤浩輝騎手のムチに応える様に溜めていた末脚が炸裂。重賞5度目の挑戦で初勝利を飾り、秋華賞の有力候補に名乗りを上げました。
1番人気のアパパネは4着に敗れ、2番人気・アグネスワルツ7着、3番人気だったオウケンサクラも伸びを欠いて直線で8着に沈みました。アパパネの敗因を挙げるとすれば、直線で狭いところから抜け出すのに少し時間がかかった。この日の馬体重が休み明けのせいもあったからか、前走より+24kgだった。太めだったせいで春のようなパフォーマンスが鳴りを潜め、ゴール前で3頭にかわされてしまいました。コンディションが戻れば、3冠達成の可能性は高いと思います。


中山競馬場では、菊花賞トライアル・第64回ラジオ日本賞セントライト記念(GⅡ)が行われました。3着までに優先出走権が与えられるこのレースは17頭で争われ、ダービー4着の③ゲシュタルトをはじめ、ラジオNIKKEI賞の勝ち馬で武豊騎手とのコンビで挑む②アロマカフェ、同レース2着の⑬クォークスター、更には3連勝の⑮ヤマニンエルブ、⑤フェイルノート、⑧ミキノバンジョーといった夏の上がり馬たちも淀の大舞台の切符獲りに挑みました。
スタートで目立った出遅れはなし。正面スタンドでの先行争いでは、ヤマニンエルブが外から押し上げて先頭に躍り出ます。ゲシュタルトやアロマカフェも先団でゴール板を通過して1,2コーナーに差し掛かります。外回り向正面で、ヤマニンエルブが2番手以降を引き離す。2番手に⑰コスモヘレノス、ゲシュタルトは3番手。アロマカフェはミキノバンジョーの5番手を追走。その後ろにフェイルノートがつける。中団10番手のところに⑫ダークシャドウ、クォークスターは後方2番手、⑦ベストアンサー最後方という恰好。
先頭のヤマニンエルブは残り800mで2番手から10馬身以上の大逃げ。追いかける馬たちは間に合うのか?3,4コーナー中間点でわずかに差が詰まるも、エルブはそのまま最後の直線に入る。後方の2番手にはミキノバンジョーが上がるが、アロマカフェとクォークスターが必死に追い上げる。残り100mを切り、ヤマニンエルブがこのまま逃げ切ってしまうところを、クォークスターが最後にかわしてFINISH!ヤマニンエルブ大逃亡を見せるも最後は力尽きました。

というわけで、クォークスターが差し切り勝ちでセントライト記念を制して重賞初制覇を飾りました。3コーナー中間点から怒涛の猛追を見せ、直線では大外から一気に強襲し、ヤマニンエルブをゴール前で捕らえました。レースを盛り上げたヤマニンエルブは連勝が途切れましたが、2着と大健闘。3コーナーで後続を10馬身以上引き離していたときはこのまま逃げ切るんじゃないのかと思いましたよ。大失速せずに最後まで粘って2着に入ったんだから大したもんです。そして3着のアロマカフェまでが菊花賞の優先出走権を獲得しました。1番人気だったゲシュタルトは、終始見せ場を作れず14着の惨敗。


来週の26日は、阪神競馬場で菊花賞TRの神戸新聞杯、中山競馬場では産経賞オールカマーが行われます。神戸新聞杯には、ダービー馬のエイシンフラッシュ、ダービー2着馬のローズキングダムが出走予定。オールカマーにはドリームジャーニーが登録しています。
敬老の日の20日も競馬が開催され、阪神では障害重賞の阪神ジャンプステークス、札幌競馬場ではダート重賞のエルムステークスがあります。こちらのほうもお見逃し無く。




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