日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

涙のグランプリ春秋連覇!2009年の有馬記念を制したのはドリームジャーニー!

2009年12月28日 | 競馬

2009年中央競馬の総決算・第54回有馬記念(GI)が27日、中山競馬場で行われました。今年はGI馬10頭を含むフルゲート16頭が出走、3歳勢からは牝馬2冠の②ブエナビスタ、皐月賞馬①アンライバルド、菊花賞馬⑩スリーロールス、菊花2着⑯フォゲッタブル、ダービー2着⑧リーチザクラウン、昨年の2歳王者⑭セイウンワンダーなどが参戦。古馬勢では、宝塚記念を制した⑨ドリームジャーニー、中山巧者でこれがラストランの⑦マツリダゴッホ、春の天皇賞馬④マイネルキッツがエントリー。競馬界の頂点をかけたグランプリレースは、最後の直線でデッドヒートがありました。


レース直前の単勝の上位人気は、1番人気はブエナビスタ(3.4倍)、ドリームジャーニーが2番人気(4.0倍)、3番人気・マツリダゴッホ(9.4倍)、4番人気のフォゲッタブル(9.6倍)までが10倍を切り、以下リーチザクラウン、スリーロールス、⑦ミヤビランベリ、①アンライバルドと続きました。
スタートでドリームジャーニーが出遅れ、注目の先行争いではリーチザクラウンが先頭に立ち、⑫テイエムプリキュアとミヤビランベリの2頭が2番手争い。ブエナビスタとアンライバルドの1枠コンビとスリーロールスは5番手集団の所にいて、その後ろにマツリダゴッホ。1周目4コーナーからスタンド前に入り、リーチが2馬身リード。ランベリ2番手、3番手にプリキュア。アンライとブエナは5番手争い。スリーロールスは7,8番手の位置で⑤コスモバルクと並走。マツリダと⑪イコピコは11番手、フォゲッタブルは後方3番手、その後ろにドリジャニ、⑥エアシェイディ最後方でゴール板を通過。
最初の1000mを58秒6と速いペースで進み、2コーナー~バックストレッチのところで、リーチは5馬身リードで差を拡げる。2,3番手は変わらず、ブエナとアンライは未だに5番手争い。その横でスリーロールスが並びかけるが、残り1000mを切った辺りで急遽スローダウンしてズルズルと後退。故障発生で競走を中止してしまいました。中段ではイコピコ、マイネルキッツ、⑮ネヴァブション、マツリダがいて、セイウンワンダーは12番手。後方はドリジャニ、フォゲッタブル、シェイディと変わらず。
3,4コーナー中間地点~残り600mを切り、リーチのリードが無くなり、マツリダが外から仕掛けて行く。それにブエナは4番手。アンライバルドはデムーロ騎手の手が動き、フォゲッタブルが後方から徐々に進出。4コーナーでマツリダとシャドウゲイトの2頭が先頭争い、ブエナは外に持ち出して最後の直線へ。ブエナがマツリダを抜いて先頭に躍り出て、外から後方にいたドリームジャーニーが襲いかかる。残り200mを切ってブエナビスタとドリームジャーニーの競り合いとなり、ラスト100mでドリジャニがブエナを差し切ってゴールイン!ゴール直後に池添謙一ガッツポーズを見せた!ブエナビスタは2着に敗れ、フォゲッタブルとエアシェイディの3着争いはシェイディに軍配が上がりました。

最終成績&払戻金
1⑨ドリームジャーニー  2:30.0
2②ブエナビスタ      1/2
3⑥エアシェイディ     4
4⑯フォゲッタブル     アタマ
5④マイネルキッツ    2.1/2
6⑭セイウンワンダー   2.1/2
7⑦マツリダゴッホ    1.3/4
8⑪イコピコ        4
9⑬シャドウゲイト    3/4
10⑤コスモバルク    クビ
11③ミヤビランベリ   アタマ
12⑮ネヴァブション    7
13⑧リーチザクラウン   4
14⑫テイエムプリキュア  7
15①アンライバルド    7
  ⑩スリーロールス   競走中止
単勝 9 400円
複勝 9 150円 2 140円 6 380円
枠連 1-5 510円
馬連 2-9 740円
馬単 9-2 1,510円
ワイド 2-9 320円 6-9 830円 2-6 1,400円
3連複 2-6-9 5,460円
3連単 9-2-6 18,890円


ドリームジャーニーが有馬記念を優勝、自身3度目のGI制覇で2009年の競馬界の頂点に立ちました!今年6月には上半期のグランプリ・宝塚記念を制したので、グランプリ競走の春秋連覇を達成。この偉業達成は2006年のディープインパクト以来史上9頭目となります。鞍上の池添謙一騎手は有馬記念初勝利でGI11勝目。ゴール後にガッツポーズを見せたあと、馬上で喜びの男泣き。ファンからの「池添コール」を受けると、嬉しさのあまり観客席にゴーグルを投げつけました。有馬記念での勝利は本当に格別ですよね。
スタートで立ち遅れると、それからの道中は常に後方2番手をキープ。3コーナーに入って外から追い上げ開始、直線に入ったところではもう3番手まで上がり、最後にブエナビスタを差したのでした。スタートをミスして「あっ、これダメだなあ」と思ったいたけど、最後に末脚を見せて1着になっちゃいました。ドリームジャーニーが中山コースで勝ったのは、2006年の朝日杯以来となります。
今年は8回走り、4月の産経大阪杯ではディープスカイを破り優勝、その勢いで宝塚記念で約2年半ぶりのGI制覇。秋に入りオールカマー2着、天皇賞6着と振るわなかったものの、年末の大一番で今年2度目のGI勝ち。GP春秋連覇で年度代表馬になる可能性もあり得るかもしれません。2歳王者になって以降大舞台で燻り続けていたけど、5歳になってようやく開花し、年末に大きな「夢」を掴みました。来年は春の天皇賞制覇&宝塚記念の連覇を目指す事になるでしょう。夢への挑戦はまだ終わらない…。
1番人気のブエナビスタは惜しくも2着。49年ぶりの3歳牝馬での有馬制覇の期待もあったんですが、その悲願は達成されませんでした。古馬の壁は厚い、3歳牝馬が勝つのはやはり難しいです。以前は後方待機だったけど、今回は5番手と早めの競馬。横山典弘騎手に変わった事で戦法も大きく変化したようだ。来季はドバイワールドカップに挑戦し、ウオッカとの最初で最後の対決が実現する予定。ブエナがダート(オールウェザー)に慣れるかどうかが最大の課題となりそうです。
3歳牡馬勢は厳しい結果となりました。フォゲッタブルの4着が最高で、セイウンワンダー6着、イコピコが8着。前半逃げていたリーチザクラウンは、後半に失速して13着、アンライバルドは15着と惨敗。スリーロールスは故障発生、左前浅屈腱不全断裂と診断されました。予後不良にはならなかったけど、現役続行は絶望的だろう。これからの活躍が期待されていただけに非常に残念です。

これで2009年の中央競馬は全日程終了。全国リーディングジョッキー(最多勝)には、146勝を挙げた内田博幸騎手が獲得。中央移籍2年目で武豊騎手からタイトルを奪いました。来年も最多勝で「ウチパク」時代の到来となるか?
今年の競馬を振り返ると、ウオッカがGI3勝、ブエナビスタが牝馬2冠、ロジユニヴァースがダービー制覇、カンパニーが8歳でGI2勝と記憶に残るレースがあれば、ダイワスカーレット・ディープスカイなどのGI馬がターフを去りました。来年はウオッカがドバイでラストラン、クラシックでの「ローズキングダムVSヴィクトワールピサ」の2強対決などが注目されるはずだ。2010年は1月5日に開幕し、中山と京都で「金杯」が開催されます。来年も白熱したレースを楽しみにしています。



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