日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ホープフルステークス2021 最後も横山武史&キャロットファームが締めた!

2021年12月28日 | 競馬

中央競馬の2021年最後の開催となった28日は、2歳世代の中距離王決定戦・第38回ホープフルステークス(GⅠ・芝2000m 15頭立て)が中山競馬場で行われました。このレースは、2018年にサートゥルナーリア、2019年にコントレイル、昨年はダノンザキッドと無敗馬の優勝が続いています。今年もサウジアラビアロイヤルカップを制した⑥コマンドライン、2000mで2戦2勝⑧ジャスティンパレスと⑫オニャンコポンと無敗馬が集結し、さらには葉牡丹賞を勝った⑨ボーンディスウェイ、GⅠ完全制覇にリーチを懸けた武豊騎手が乗る⑭アスクワイルドモア、有馬記念ジョッキー横山武史騎乗の⑤キラーアビリティ、エリカ賞を勝った⑦サトノヘリオスなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気がコマンドライン(2.9倍)、2番人気キラーアビリティ(3.1倍)、3番人気サトノヘリオス(7.7倍)、4番人気のジャスティンパレス(8.8倍)まで10倍以下。その後はアスクワイルドモア、オニャンコポン、⑬フィデル、⑧ラーグルフと続きました。

スタートは15頭揃って飛び出し、最初のポジション争いで④グランドラインとボーンディスウェイの2頭が先手を取り合い、キラーアビリティとオニャンコポンは3番手グループ、ジャスティンパレス7番手、サトノヘリオスは8番手あたり。コマンドラインとアスクワイルドモアは後方で正面スタンド前を通過する。
1,2コーナーを通過し、向正面に入るところで、グランドラインが単独先頭、ボーンディスウェイが2番手、キラーアビリティ3番手、オニャンコポン4番手。5番手グループには内側ラーグルフ、外側⑭タイラーテソーロ、真ん中にジャスティンパレス。8番手サトノヘリオス、9番手①シェルビーズアイ、⑩マテンロウレオとコマンドラインが10,11番手で並ぶ。後方勢は12番手⑬フィデル、13番手アスクワイルドモア、14番手②アケルナルスター、最後方に⑪クラウンドマジック。
縦長で3コーナーを回り、グランド先頭、ボーン2番手、キラアビ3番手、オニャンコ4番手は変わらず。残り600mでラーグルフが内を突いて進出する。中団にいるサトヘリは外から上昇する。コマンドはまだ中団、アスクは後方だ。
4コーナーを回ってラストの直線コースで、ボーンディスウェイが逃げるグランドラインをかわすが、残り200mを切ってキラーアビリティが抜け出して先頭に立つ。後続からジャスティンパレス、ラーグルフも追い上げる。サトノヘリオスは後退、グランドラインも伸びてこない。残り100mでキラアビが差を拡げ、ジャスパレがゴール前で2番手に上がったが、キラーアビリティが先頭でゴールイン!今年の2歳中距離王はキラーアビリティ!有馬記念に続き、横山武史とキャロットファームの馬がGⅠを制しました。


【ホープフルステークス 全着順】
1着 ⑤キラーアビリティ   2分00秒6
2着 ⑧ジャスティンパレス   1馬身1/2
3着 ③ラーグルフ       1馬身1/4
4着 ⑬フィデル        3/4馬身
5着 ⑨ボーンディスウェイ   アタマ差
6着 ⑩マテンロウレオ 
7着 ②アケルナルスター
8着 ①シェルビーズアイ
9着 ④グランドライン 
10着 ⑮アスクワイルドモア
11着 ⑫オニャンコポン 
12着 ⑥コマンドライン 
13着 ⑦サトノヘリオス 
14着 ⑪クラウンドマジック
15着 ⑭タイラーテソーロ

【払戻金】
単勝 ⑤ 310円
複勝 ⑤ 140円  ⑧ 240円  ③ 490円
枠連 3⃣-5⃣ 1,130円
馬連 ⑤-⑧ 1,270円
馬単 ⑤-⑧ 2,160円
ワイド ⑤-⑧ 510円  ③-⑤ 1,100円  ③-⑧ 2,270円
3連複 ③-⑤-⑧ 7,680円
3連単 ⑤-⑧-③ 27,610円


今年最後のJRA・GⅠ競走は、2番人気のキラーアビリティが快勝。2着には4番人気のジャスティンパレス、3着には8番人気のラーグルフが入りました。GⅠ完全制覇がかかった武豊騎手のアスクワイルドモアは10着、1番人気のコマンドラインは12着、3番人気のサトノヘリオスは13着でした。コマンドはデビュー2戦ともに1600mだったから、朝日杯を使うべきだった。同じサンデーレーシングのジオクリフがホープフルに出ていれば3着以内には入ってただろうから、2頭の使い分け策は失敗だと思います。
勝ったキラーアビリティは、栗東・斉藤崇史厩舎に所属し、父・ディープインパクト、母・キラーグレイシスの間に生まれました。ホープフルステークス初勝利の横山武史騎手は、有馬記念に続いてのGⅠ連勝を果たし、今年GⅠ5勝目。ホープフルの後に行われた最終レースでも1着になり、JRA通算300勝も達成し、最高の形で1年を締め括りました。今年は本当に横山武史の年だったけど、来年も武史の快進撃が続くでしょう。
キラーアビリティは新馬戦で5着の後、2戦目の未勝利戦では7馬身差の圧勝。3戦目の萩ステークスでは一旦は先頭に立つも、ダノンスコーピオンに差されてクビ差の2着。その後ダノンスコーピオンは朝日杯FSで3着でした。この日は道中は3番手に控え、残り200mで先頭に立ち、後続の追い上げを退けました。これで通算4戦2勝。2勝は2000mで挙げたものです。斉藤厩舎はクロノジェネシスが引退した直後に、新たなエース格が出てきましたね。来年の3歳牡馬クラシックでは、ドウデュースとの王者対決、ダノンスコーピオンとの再戦が見たい。





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