福竜＠完璧です

福竜＠完璧です



　「たんぽぽ」さんを出て、そろそろ締めの時間です。
飲んだ後の締めと言えばやっぱりワンタンですね。
場所も近い深夜営業の名店、「福竜」さんにやってきました。

　中を見てみると嬉しいことにカウンターはまだ空いています。
先客お二人の間に座って、すぐに注文を告げます。
「すいません、ビールにワンタンお願いします」



　忙しい中ですが、あっという間にビールが出てきました。
これも良いんですが私のお目当てはサービスのお通しです。
どんと出てきた美味しいお新香が絶妙のつかり具合で最高の味ですね。



　しかし右隣の男性はまだ料理ができていなくて、手持無沙汰な感じが伝わってきます。
後輩の私が先にのんびり飲んでいるのは申し訳ないような気もしますが、ここは仕方がないですね。
お新香をつまみに瓶ビールをちびちび飲んで待ちます。

　お店は半分ほどの入りですが、注文が多いようで、ご主人は鍋を振りっぱなしです。
それをおかみさんがてきぱきと仕切っていく。
いつもながら熟練のコンビネーションですね。

　しばらく待ってようやくお隣さんに注文の皿が出尽くしました。
するとおかみさんが、お待たせしたお詫びでしょうか、そのかたにもサービスでお新香を出してくれました。
その手つきが実に自然で好感度がまたまた上がりました。

　ご主人がボソッと何かを聞き、おかみさんが確かワンタンと返しました。
これはようやく私の出番ですね。
予想通りにそれからすぐ私の前にワンタンが出てきました。
いつもながら良い表情のワンタンですね。



　コショーを掛けてまずはレンゲでワンタンをいただきます。
この適度な大きさがまた良いです。
メンマも良いつまみになるし、これは締めというよりもつまみ力のほうが強いかもしれません。
思わずビールのお代わりがしたくなりましたが、今夜は３軒目ですからこれは無理です。

　２０分ほどでワンタンも食べ終えてお会計をしました。
合わせて１１００円、大満足の締めでした。
やっぱり締めはワンタンに限るねえ。

　ごちそうさまでした。