静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

J渋谷@渋谷

2015年12月25日 07時25分55秒 | 居酒屋
J渋谷@渋谷

 激辛の汁なし坦々麺をいただいた後は、山手線で渋谷まで向かいます。
こちらで気になるお店を見て回ろうというわけです。
しかし渋谷は人が多いですね。

 この日はサッカーの試合があると言うことで、外国人のサポーター連中がおそろいのユニホームを着てたむろしています。
片手には缶酎ハイを持ち、路上で酒盛りの真っ最中でした。
それが何組も見かけられましたから、賑やかさは半端無いです。

 さて、あるお店に入ってあれこれと品定めをしていると、傍らから子供の泣き声が聞こえてきました。
それもかなり激しく何かをせがんでいました。
都会とは面白いもので誰もが知らぬ存ぜぬで無視しています。
まあ、私もその一部ですね。

 そのまま数分ぐずっていましたが、ついにお母さんが切れたようで、その子を抱きかかえるとお店の外に出ていきました。
どうもこの子を一人だけ連れてきてお店を見て回ったような感じでした。
数分して私もお店を出ましたが、まだ女の子はぐずっていて泣きやまないままでした。
最近はこういう光景はあまり見ないので、かえって新鮮でした。

 私はといいますと目的のものが見つからず、そのまま出ていったわけですが、ここで非常事態です。
どうも先ほどの坦々麺がお腹に合わなかったようで、少しばかり苦しくなってきました。
とりあえずお店を探しましょうか。
実は少しばかり道に迷いましたが、何とか目星を付けておいたお店を見つけました。



 渋谷は道玄坂の中程にあるビルの二階で、24時間営業だそうです。
傍らの狭く暗い階段を上がって三階のお店に入りました。
入り口から見ても何となくいわくのありそうな店内です。



 中に入りますと以外にも広いお店ですが、お客さんはそれほどいません。
窓際の明るい席に若い男女のグループが二組だけでした。
私は奥の端にあるテーブル席に座ります。

 見ると傍らに食券の自動販売機があって、ここで券を買うのがルールのようです。
新型の券売機で下からかなり苦労をしましたが、なんとか「チューハイ(300円)」のチケットを手にしました。
とはいえ店員さんにアドバイスをいただいたのも付け加えておきます。
おつまみはあとで考えようと、まずはこれだけにしておきます。



 あっという間にプレーンのチューハイが出てきました。
これは強炭酸ですね。
ジョッキは小さめですが300円ですからこんなもんでしょう。
とりあえずトイレに向かって心配の種を取り除いておきます。

 まずは落ち着いて良かったですが、問題はおつまみです。
メニューをよく見るとどれも量が多い。
過去の経験からしますと、この手の中華料理店さんでは、一皿のボリュームがかなりあります。
なかでは「空芯菜」に目が引かれましたが、やはり一人では多いかな。

 予定ではここで30分ほど時間を調整していくつもりでしたが、ここは来ただけで良しとしておきましょうか。
どうも一人飲みするには難しいタイプのようでしたがこれもまた経験です。
まだ早いですが1杯だけでお店を後にしました。
こういう時に食券スタイルのお店は楽ですね。

 渋谷の駅に戻るとそこは大混雑でした。
相変わらずサッカーのサポーター連中がスクランブル交差点の人混みを興奮して撮影していました。
キリストさんの説法を聞き流しながら駅に入ります。
今回の目的地である、中野に向かいましょう。
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楊2号店@池袋

2015年12月24日 07時42分47秒 | ラーメン(静岡県以外)
楊2号店@池袋

 さて、時間も正午になって一安心、まつしまさんからお目当てのお店へと向かいます。
場所は前もって調べてありますから、すぐにたどり着きました。
こちらが、「中国家庭料理 楊2号店」さんです。
「孤独のグルメ」にも登場した有名店です。



 ところがどうしたわけかすでにお店は開いていて、しかもお客さんが三人お店の前に並んでいました。
(うん、これほど人気があるとはしまった)
仕方なく列の一番最後に付きました。

 並んでいらっしゃるのは30代ほどの女性三人連れで、仲良さそうにおしゃべりされています。
そこで暇つぶしにお店の前の表示を見て驚きました。
何と日曜日の開店時間が平日と同じ午前11時半に変わっていたんです。
それなら無駄に時間つぶしなどせず、そのまま来れば良かった。

 どうも最近はラーメン店の行列には運がない私です。
と言うのもお店の開店が悪いのか、全く出てくるお客さんがありません。
これでは一体どのくらい掛かるのか見当も付かない有様です。
さらにはテレビのカメラを持った若者がお店に入り込んでなにやら撮していました。

 お店が混んでいる時に取材するというのもどうかと思いますが、そのおかげで遅れているのかもしれませんから待っている方としてはては、やきもきしています。
それでも10分ほどはおとなしく待っていますと。
突然前の女性から声を掛けられました。

 「カウンターが一席空いていますからお先にどうぞ」
「え、良いんですか?」
「私たちは三人ですから」

 酔いも醒め掛かって寒くなってきましたから、これは地獄で仏です。
喜んでお店に入りました。
すぐに空いているカウンター席に座れて一安心です。
なお、待っている間に他のお客さんは全く並んできませんでしたから、間が悪いものです。

 「汁なし坦々麺(800円)お願いします」
すぐに決めていた注文を伝えます。
ここに来たならやはり一度はこれをいただいておかなくてはいけません。
どんなものが出てくるのか楽しみですね。

 「辛さはどうしますか」
そう聞かれたのでおとなしく「普通で」とお願いしましたが、お客さんの注文を聞いていると、「控えめ」の方が多かったです。

 右隣の中年ペアの方は、ビールに餃子、そしてこの汁なし坦々麺というフルコースでした。
今はすでにシメの坦々麺に取りかかっているところです。
しかし見ているとお箸がなかなか進みません。
結局半分ほども残されていましたから、かなり辛いということが分かりました。

 まあこの時点では私も甘く見ていたわけです。
お店は注文が一通り出たようで、ようやく落ち着いてきたようです。
店長のオカアサンが明るくて良い雰囲気ですね。
そして問題の、「汁なし坦々麺」が出てきました。



 ホカホカと湯気が立っている温かな麺です。
「よく混ぜてくださいね」
ここは素直にじっくりと混ぜました。



 麺はカレー皿のような楕円形の器で、下にタレが敷いてあってそこに茹であがった麺が乗った状態です。
真ん中に茹でた青梗菜、砕いたナッツに、挽肉が乗っていました。
しかしこのタレは辛そうですね。



 しっかり混ぜるとこんな感じになりました。
ちょっと見にはスパゲッティナポリタンみたいな感じですが、味は全く違います。
まずは一口いただきますが、麺は太麺で割合に歯応えがありました。

 最初の一口二口は、まあ普通です。
辛いことは辛いですが、これぐらいなら問題ありません。
しかしこの坦々麺は辛さだけではなく、「麻」が潜んでいました。
いわゆる中国山椒のシビレです。

 私は辛さには自信がありますが、シビレはそれほど強くないということがよく分かりました。
三分の一ぐらいで、けっこう苦しくなってきます。
ひょっとしたら食前酒が悪かったのかもしれませんが、半分ぐらいからきつくなってきました。
そのぐらいにこの山椒はきつかったです。

 そしてもう一つの難点は、味が単調なことです。
何か口直しのものが他にあればいいですが、これだけを食べ続けるのは飽きが来ます。
これは参ったなあ。

 お店ですが、お客さんも落ち着いてきて、一時期の混雑は無くなったようでした。
カウンターに案内された若いカップルに、オカアサンが苦笑しています。
というのは、「辛いものはダメ」だとせっかくお店に入ってきたのに、説明を聞いてそのまま帰ったということです。
それにしても明るい女将さんで、こちらまで楽しくなります。



 ところで肝心な私の坦々麺ですが、10分の格闘でタオルを投げました。
あと一箸で完食ですが、あとのこともありますからここで撤退です。
泣く泣くお会計をしてお店を後にしました。
久しぶりに完食を逃して残念でしたが、これが実力でしょうか。



 ごちそうさまでした。
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若大将まつしま@池袋

2015年12月23日 07時32分42秒 | 居酒屋
若大将まつしま@池袋



 冬の青春18切符シーズンです。
今日は今期初めての東京ツアー、静岡を出て順調に列車も進み、乗り換えもスムーズです。
1軒目は恒例のラーメンということで、お店もしっかりと目星を付けてあります。
ところが食べログを見ていてあることに気が付きました。

 お店の開店が、平日は11時半ですが、日曜日は12時だと書いてあります。
池袋の駅に着いたのは11時30分の少し前ですから、ピッタリだと思っていましたが、予定が狂いました。
でもたったの30分ですから大したことはありません。
こういう時にどうして過ごすかというのが、腕の見せ所ですね。

 「1軒目酒場」さんも気が向きましたが、久しぶりのお店が思い浮かびました。
今日のスタートはここにしましょう。
今回は珍しくお食事の前に1杯飲むことにしました。
さっそく向かった先は池袋の駅からもすぐという恵まれた場所のお店、「若大将まつしま」さんです。

 お店に入ってみると、奥の席はかなり賑やかでしたが、手前のカウンター席は二人だけという空いた状態で拍子抜けしました。
「いらっしゃいませ」
しかもそのうちの年配男性は店員さんでした。

 7人掛け背中合わせのカウンターですが、壁際の席の一番奥に座ります。
もう一人の先客は中年の男性で、こちらは手前の端席に座っていました。
「ドリンクは」
「チューハイ下さい」



 あっという間にチューハイが出てきました。
こちらのお店はほぼ全品が税込みで335円という均一料金です。
最近少しだけ値上げをされたようですが、それでも安い料金ですから安心して飲めますね。
チューハイもしっかりと量があります。



 壁に貼ってあるメニューも豊富で目移りします。
本来ならばここで煮込みをいただきたいところなんですが、こちらの煮込みはかなりのボリュームがあるので、お食事の前には向きません。
今回は時間つなぎなので軽めにしておきたいです。



 そこでメニューから、「イカ刺し」を選びました。
これで335円なら素晴らしいです。
なお、腰掛ける椅子は昔ながらの赤いビニールの丸椅子で、何となく昭和ロマンがただよいます。
紙に書いた特別メニューの、「赤魚煮付け」が気になりましたが、今回は諦めなくてはなりません。

 さてこちらではお会計の時に、「何枚でいくらネー」という言い方をします。
これも均一料金ですからできるんでしょう。
手前のお客さんのお会計を聞いていると、二枚で670円でした。

 まだ暇な時間帯なのか、店員の年配男性が厨房の女性とお話しをしていました。
日本語が達者なので気が付きませんでしたが、ミャンマーの方のようです。
あれこれと風習の違いなどを話されているのがこぼれ聞こえてきて、なかなか面白かったです。

 20分ほどで酎ハイを飲み終わり、ここでお会計です。
私も、「2枚で670円」でした。
ところがちょうど釣り銭が切れたようでして、しばらく時間が掛かりました。
時間もピッタリですから、ここで目指すお店に向かいます。



 ごちそうさまでした。
 
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好麺@浜松

2015年12月22日 07時43分29秒 | ラーメン(静岡県内)
好麺@浜松



 今回もまたラーメン放浪記です。
今日は浜松ですが、日の落ちるのも早くなってきました。
まだ5時過ぎだというのに、かなり暗くなっていますね。
浜松駅南口からすぐのお店、「好麺」さんにやってきました。



 じつはこのお店、5時ですとまだ開いていません。
数年前に入った時は通しでやっていましたが、いつの間にか暇な時は閉めているようです。
今回は出足を少し遅らせて、やっていることを確認してから入りました。

 見ていますと、なかなか店員さんが出てきてのぼりを立て直しましたからもう大丈夫です。
さっそくお店に入ります。
「いらしゃいませ」
もちろん一番乗りでした。



 お冷やが出てきてメニューを見ますが、ここはやはり「当店名物」と謳ってある「鶏そば(700円)」にしましょう。
しばらく来ない間にラーメンの単価も上がっているようです。
店員さんは中国の方で、若い男女二名でした。



 しばらくして前からラーメンが出てきました。
これは写真のものとだいぶ違いますね。
いわゆる、「マクドナルド現象」と言うものでしょうか。



 具には蒸し鶏の千切りにしたものと、メンマに水菜です。
麺は細麺の縮れ麺で、スープはあっさりとした塩ラーメンでした。
確かにこのスープは滋味があって美味しいですね。

 こういうあっさりとしたラーメンでしたら、お酒を飲んだ後のシメとしてもいけそうです。
夜はお酒を飲むのにも良いようですが、アルコールのメニューが手元にありませんでした。
次は普通のしょうゆラーメンで比較してみたいです。



 美味しいラーメンで体も温まりました。
お会計をして空っ風の吹く町中に帰っていきます。
ごちそうさまでした。
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蒲原館@蒲原

2015年12月21日 07時27分54秒 | ラーメン(静岡市内)
蒲原館@蒲原

 最近珍しく続いているラーメンシリーズです。
今回ははるばると蒲原までやって来ました。
とはいってもここ蒲原までは静岡市ですから、範疇は同じ静岡市内になります。

 まずは東海道線で静岡駅をスタートします。
ところままが悪く、駅にちょうど入ってきたのは興津止まりでした。
とりあえずその電車に乗って、興津の駅で乗り換えました。
電車待ちで10分、乗って二駅で蒲原に着きました。



 東海道線ではもう何百回も通過していますが、蒲原の駅で降りたのは今までに二三回しかありません。
珍しいのでつい看板も撮ってしまいました。
改札で切符を見せようとすると、どういうわけか駅員さんがいらっしゃいませんでした。
いかにものんびりとしていますね。



 目指すお店は駅のすぐそば、と言うか、駅を出たらそのまま正面に見えますね。
遠目にもしっかりと白い暖簾が見えますから大丈夫です。
信号が変わるのを待って、横断歩道を渡ります。



 こちらが蒲原では一番人気のラーメン屋さん、「蒲原館」さんです。
私は二回目ですが、もう20年ぶりほどですから記憶にはありません。
自動ドアをくぐってお店に入りました。

 「いらっしゃいませ」
先客は男性の一人客と、中年のご夫婦の三人でした。
広いお店に4人掛けのテーブルが並んでいます。
カウンターは無いので私はテーブル席に座りました。



 すぐにお冷やが出て、決めていたラーメンの注文です。
メニューを眺めますが、全般的に安いですね。
ランチのサービスメニューはやっていないようでした。
全て税込み価格ですから分かりやすいですね。



 待つこと4分ほどですぐに「ラーメン(560円)」が出てきました。
厨房を見たわけではありませんが、手際の良いのはさすがに老舗です。
なお、他のお客さんの注文では、「タンメン」が人気でした。



 さて、出てきたラーメンですが、良いルックスですね。
具には、もも肉のチャーシューが二枚に短めのメンマ、ナルトにノリです。
スープは和風のあっさりしょうゆ系で、麺は細麺の縮れ麺でした。
では卓上のコショーを掛けていただきます。



 うん、スープが美味しいですね。
一般的な街角の中華やさんとは違っていて、これはしっかりした力のあるスープでした。
こういうほっこりと温かいスープは大好きです。

 私が待っているうちにもお客さんがどんどんと入ってきて、早い時間帯から繁盛されているのが分かります。
ファミリー客もいて、地元に愛されているお店だとよく分かりますね。
料理が出てくるのも早めで、他の方の注文された品物も続々と出てきますから、待たされることもありません。

 そういえばのれんにも、「食堂」と書かれていましたから、必ずしもラーメンが看板だとは言えないかもしれません。
でもだいたい半分ぐらいはラーメンとタンメンの注文でした。
面白いことにお会計をテーブルで先に済ませてしまう方が数人いらっしゃいました。
私は後払いでしたが、これはたまたまだったのかもしれません。

 麺の量はやや軽めでしたが、私には十分でした。
若い方にはこれにご飯物を付けると完璧でしょう。
わずか10分で任務を終了して、蒲原の駅に戻りました。
帰りの駅にはしっかりと駅員さんがいましたから、先ほどはたまたま急用で留守にしていたんでしょう。



 ホームで帰りの電車を待ちますが、たまには蒲原まで30分のラーメン旅行も良いかな。
ごちそうさまでした。
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