★★ ２００９／７／１９ 石浜 ★★

オキタナゴ群れ

天気：くもり時々雨
海況：波なし
水温：１４～１６℃
透明度：７～８ｍ

せっかくの連休、海に潜らないなんてもったいない。
なのに日本海は波が高くてツアーは中止。

少し前までドライスーツが苦手だったのに、今ではすっかり着こなしたＹさん・Ｈさん・Ｔさん。今日は石浜をタップリ楽しんできました
波はなく穏やかなビーチ。
心配していた雨も、潜る頃には止んでいました。

最近沖縄に行ってきたＨさんは「宮城から来た」と言ったら「ダンゴウオが多くて、クチバシカジカがいる海だよね！」と、三陸の海について聞かれたそうです。「地元なのに、こりゃヤバイ」ということで、Ｈさんの今日の目標はダンゴ見るゾ

で。５個体のダンゴウオを見れたか早速おさらい。

ホホウロコカジカBABYを撮影中、すぐ横にいた１匹。
その後、岩肌にくっついてたゴマ粒大のダンゴBABYが２匹。
メカブの中で休憩中、３㎜ほどのダンゴウオが１匹。
抱卵を終え、弱った体を回復させているお父さんダンゴウオが穴の中に。
以上５匹
その他にも、メカブの中のBABY・ピンク岩にくっついたピンク色チビダンゴ等を確認しましたヨ。
　ピンク岩のピンクダンゴ

クチバシカジカは、私だけ成魚を見ています。すぐに隠れてしまいましたが…。
この時期は幼魚も隠れるのが上手になっていて、全員で観察は出来ませんでした。

三陸では珍しい、季節来遊魚のキタマクラ幼魚。
エメラルド色の大きな瞳がとても愛らしく、元気に育って欲しいものです。
　無邪気なキラマクラ幼魚

ウミウシ好きの私、今日のヒットはコレ
たま～に観察出来るカスミミノウミウシ。
なんと良く見ると、このコは奇形です
　どこが奇形がわかりますか？
　２本の触角がくっついて、枝毛みたいに分かれてます

人気者のシロホクヨウも、砂地を散歩していました。

他、ダイダイウミウシ、アオウミウシ、コモンウミウシ、クロシタナシウミウシ、カノコキセワタ等…。

日中なのに珍しい、ジンドウイカ。

砂地には多くの卵が産み付けられています。中にはヒトデやウニに食べられている卵もあるけれど、無事に育ってハッチアウトまでもうすぐの子供達も観察出来ました。

他に見た生物
フサギンポ、コケギンポ、タケギンポ、ハナジロガジ、ムスジカジ、ダイナンギンポ、アキギンポ、ヒラメ、マコガレイ、アイナメ、リュウグウハゼ、キヌバリ、ヨウジウオ、ベロ、マダコ、サメハダヘイケガニ、コイチョウガニ、カイメンホンヤドカリ、ヨツハモガニ等など…。

本日のツアー報告には、Ｈさんの写真を沢山お借りしました。
ありがとうございました。

（SHIHOKO）