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★★ 11/5/15 女川町へ ★★

2011-05-15 | 3.11復興活動
日曜に被災地へ向かうのは初めてです。

本日は、アリエル(大島、小玉)&石巻のショップBRスタッフの方々と一緒に、女川を訪問しました。
BRさんは石巻・旧北上川河口近くにあり、津波で店は店じゃなくなりましたが、幸いにもスタッフの方は全員無事でした。
(自宅にも津波が襲い、牛が漂着したそうです



女川の町並みが見渡せた場所で。

2ヵ月で、徐々にガレキが少なくなってきました。



まずは、『磯焼け対策』で海藻を増やす活動をしていた集落へ向かいました。
途中県道が通行止めで、初めて通る細い山道を登っていくと・・・今から行く集落が見えました。

澄んだ空と緑豊かな山々と、穏やかな青い海。
大津波に襲われたことが嘘のようです。

こちらは、1つの集落の方々が集まっている小規模な避難所です。
まだ電気・水道はつながってませんが、プロパンガス・発電機があります。
同じ集落だから団結もあり、人数も25名程なので、配給される物資と自炊で協力しながら何とかやっている避難所です。
お腹が大きくなった妊婦さんもいました。

訪問前日の電話で「手に入らないから、肉が食べたい」「女性用の下着がもう少し欲しい」とリクエストがあり、慌てて準備しました。
それから(新品じゃないけど)持っていった鍋やフライパンも喜んでくれました。「今まで拾ったのを使ってたよ~」と言ってました。
必要な物資を渡して、冗談を言いながら話をして、お互いにパワーを受け取った感じです



次に、石浜の船着き場へ。
いつも潜っていた石浜へ続く砂利道は、震災後手付かずの状況でしたが、今日は人力でのガレキ撤去作業が行われていました。



そして、女川町支援物資窓口へ行き、支援物資を届けてきました。
(トップ↑の写真でメモを取る)木村さんは、訪問するといつも居ます。物資の件で問い合わせTELする時も、木村さんが電話に出ます。
「休んでるんですか?」と聞くと、ご本人「大丈夫です」という返事。
体調を崩さないように気を付けて欲しいです。



さらに、4/22でも訪れた集落へ向かいました。
 
集落の人は誰もいませんでした。

4/22の時点では、港も大量のガレキで海と陸との境目が判りませんでしたが、今ははっきり判ります。


↑上の写真に小さく写る緑色のタンク、実はとても大きいんです。


私と比べると・・・
 
チビがさらに小さく、小人のようです。

そして最後に。
お世話になったオトウサンの自宅があった跡を、一緒に行ったWさんが教えてくれました。
家の土台を前に、ご冥福を祈りました。
Wさんが「ココが親父さんの部屋だった」と指差してた途端、悲しみが止まりませんでした。


歩くと音が鳴る『鳴き砂』のビーチがあります。
様々な物が流れ着いていますが、砂浜は「キュッキュッ」と以前のままの音を出してくれていました。

いつかまた、多くの人が集まるビーチになりますね。きっと。



次回訪問の時に協力して頂きたい支援物資については、別の記事に記載します。