秋の夜長に虫の声とはよく聞きますが、まだ梅雨明け前です。
このところセミの声に混じってバッタ目?の虫の声も聞かれるようになりました。
そこで、今回は久し振りにバッタ目集めてみました、
撮った写真を見てみるとどうも幼虫が多い気がしてきました。
<バッタ目>
▼キリギリス キリギリス科キリギリス亜科 ♂29-37mm、♀30-40mm 時期 7-10月、
緑色または淡褐色で、腹部が太短く幅広で、細い翅と、長い後脚を持つ。
後肢の関節迄の長さが翅の長さより長いのがキリギリスらしいです。
後肢の関節迄の長さが翅の長さより長いのがキリギリスらしいです。

▼ヤブキリ キリギリス科キリギリス亜科 大きさ ♂45-52mm、♀47-58mm 6-9月
緑色で、背面が褐色の大きなキリギリス。脚や背面などが黒化した個体もいる。前脚に鋭いトゲを持つ。





▼ヤブキリの若齢幼虫

▼ヒメギスの幼虫 キリギリス科キリギリス亜科 20mm前後、 3-7月、
本種の特徴である胸部後方の白色部が目立っている。




▼ショウリョウバッタ(褐色型) バッタ科 ♀80mm前後、♂ ♀の約半分、


▼ショウリョウバッタ(緑色型)と思っているが、オンブバッタかも知れない。


▼フキバッタ? イナゴ科 フキバッタには色々な種類があります。
全体は黄緑色で、成虫でも翅は短く退化して飛ぶことはできません。


▼ツチイナゴの幼虫 バッタ科ツチイナゴ亜科 ♀50-56mm、♂52-59mm
涙目が成虫も幼虫も特徴です。秋に成虫になり色は土色の褐色です。

▼エンマコオロギの幼虫 コオロギ科 20mm前後、 6-8月、


▼ハラオカメコオロギの幼虫 コオロギ科 10mm前後、 5-8月、

▼ヒシバッタ ヒシバッタ科 6-11mm、 4-11月、
上から見た翅の形がひし形をしていることからこの名が付いています。
全体は灰褐色で、一般的には黒い斑紋が前翅に1対あります。
斑紋の形は変異が多く、ないのもいる。


▼ヤマトフキバッタの幼虫 バッタ科フキバッタ亜科 25mm前後、 5-7月


▼ササキリの幼虫 キリギリス科ササキリ亜科 15mm前後、 6-8月、
体は黒色で、頭部は朱色。てかてかと光っている。


▼バッタの脱皮




以下はメモですので読み飛ばして下さい。
・バッタ:体が前後に細長く、触角は短い。
・キリギリスやコオロギの耳は前脚にあり、バッタの耳は胸部と腹部の間にある。
・バッタのメスの尾部に産卵管があるが、あまり長くならず目立たない。
・バッタほとんどの種類で、メスの方がオスより遥かに多い。
*幼虫は明らかに翅がないが、成虫になると多くの種類で翅が伸び、空中を飛ぶ事が出来る。
但し、フキバッタ類は成虫になっても翅が小さい。
ヒシバッタやオンブバッタ等飛ばない種類もある。
*体色は緑色と褐色の組み合わせの割合は、種類や個体によって違う。
これは生息場所の環境に合わせた保護色だが、個体密度が高いと黒っぽい体色になることもある。
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