道を歩いていてもあまり目新しい花に出合いませんが、幾つか選んでみました。
▼イチビ(莔麻 )
アオイ科イチビ(アブチロン)属、1年草、インド原産、花期:7月~9月、
花は上部の葉腋につき、黄色で直径約2cm。若い果実、14個の分果がある。
雄しべの下部は合着してまるく袋状になり、その基部は花弁と合着している。
繊維をとるため古く中国を経て渡来したが、今では荒れ地などに野生化している 。
毎年生えている所は、既に草刈り後で見ることが出来ず、近くで探しました。
▼ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
ナス科ナス属、つる性多年、花期:8月~9月、
花は集散花序に多数つく。花冠は白色で直径1cmほど、深く5裂し、裂片はそり返る。
液果は球形で直径約8mm、紅色に熟しますが、この赤い実の方が冬枯れに映える。
▼ワルナスビ(悪茄子) 別名:オニナスビ
ナス科ナス属、多年草、北米原産、花期:6月~10月、
地下茎を引いてふえる。繁殖力が強く、茎や葉に鋭い刺が生えているのでワルナスビ。
花は節の間から出たエダに4-10個咲き、淡紫色又は白色で約2.5cmのナスに似た花を付ける。
果実は球形で1.5cm程で熟すと橙黄色になる。
▼クロホオズキ(黒鬼灯・黒酸漿) 別名:ニカンドラ
ナス科オオセンナリ属、1年草、花期:6月~9月、有毒植物。
ペルー原産のオオセンナリの園芸品種で、観賞用に栽培され、逸出して野生化したものも見られる。
茎上部の葉腋に3cm程の青紫色の花を付ける。花の基部やホオズキの袋が黒味を帯る。
クロホオズキの葉には緑地に黒紫色斑があり、花の基部は濃紫色。
▼ガガイモ(蘿藦 )
キョウチクトウ科ガガイモ属、つる性多年草、花期:8月
葉腋から花序を出し、淡紫色の花をつける。花冠は直径約1cmで5裂し、内側には長い毛が密生する。
花が白色のガガイモもシロバナガガイモとしてあるようです。
▼ハキダメギク(掃溜菊 )
キク科コゴメギク属、1年草、北米原産、花期:6月~11月、
和名のごとくチッ素分の多いゴミ捨て場、畑の脇、道端にはえる。
頭花は5mm程で、5個の白い舌状花が愛らしい。
▼キツネノボタン(狐の牡丹)?
キンポウゲ科キンポウゲ属、多年草、花期:4月~7月、有毒植物。
似た花が多く、見分けるのは厄介です、
最近は花柱の先端の曲がり具合は同定のキーにならず、そう果の稜がキーとされる。
▼クサノオウ(瘡王 )
ケシ科クサノオウ属、越年草、花期:5月~7月、
全体に縮れた毛が多いので、白っぽく見える。茎や葉を切ると黄色の乳液がでる。
花は鮮黄色で直径約2cm。多数の雄しべの間に体をくねらせた青虫のような雌しべがある。
▼カラスビャクシ(烏柄杓 )
サトイモ科ハンゲ属、多年草、花期:5月~8月、
花茎は高さ20〜40cmで葉より高く、緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。
仏炎苞は長さ5〜6cm で、花序の付属体は長く糸状にのび、仏炎苞の外にでて直立する。
庭の至る所でも見られます。
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