今の時期は、昆虫は殆ど見掛けませんが、それでも何か見て
撮れたものを載せておきます。
昨日の八王子市の天気は最高気温8℃でしたが、曇り空の為に体感温度は
より寒く感じました、今日は16℃で、明日は又8℃と体調管理が大変です。
庭のカルミアの葉腋に毛虫がいました。カイガラムシも見ましたので、
▼キバラケンモン
チョウ目ヤガ科ウスベニケンモン亜科、体mm前後、発生時期:1年中
白黒模様が特徴的なケンモンガ。
越冬形態 蛹・幼虫
蛹化方法 葉裏などで繭を作る
蛹化方法 葉裏などで繭を作る
真っ白い腹毛と、頭とお尻の双方にフタコブの毛糸帽子をくっつけた、朱色の文様鮮やかな毛虫である。
最初は死んでいるのかと、さわったら動きがありました。
▼ハマキガ科の幼虫
数が多くて名前が特定出来ませんでした。
トビモンシロヒメハマキ? リンゴシロヒメハマキ?等が似ています。
最初は糸にぶら下がっていましたので、葉等を綴り合わせて巣を作る準備を
していたのかも知れませんね、今となっては悪いことしたかなと悔やんでいます。
▼ワタフキカイガラムシ 別名:イセリアカイガラムシ
カメムシ目ワタフキカイガラムシ科 体長♀4~6mm、♂3mm前後 年に2,3回発生 。
体は楕円の小判型で、暗い橙黄褐色をしています。背は著しく隆起していて、
波打った白いロウ物質がくっ付いています。
またロウ物質の溝に沿うように長くて白い透明感のある毛が生えています。
▼ニクバエ
ハエ目ニクバエ科、 10mm前後、 5-10月、
灰色地に黒色の縞模様があるハエ。胸部には黒色の縦じまが3本ある。
複眼は暗赤色。よく似た種類がたくさんいる。
体が温まらないと活動できないために日光浴している姿を見たようですね。
▼クロバネフユシャク
チョウ目シャクガ科フユシャク亜科、♂(開張)21-29mm ♀(体長)8-10mm 1-3月
真冬から早春にかけて出現するシャクガ。オスの前翅は濃灰褐色で白色の帯があり、後翅は淡褐色。
メスは無翅。
コンクリートの電柱に風に吹かれて張り付いていました。
▼テングチョウ
チョウ目タテハチョウ科テングチョウ亜科 (前翅長)19-29mm 3-6月、9-11月、
てんぐのように顔の先が尖っている茶色っぽいチョウ。羽根の表面にはオレンジ色の紋がある。
鼻のように見えるのは、下唇ひげ(パルピ)という部分。
写真は昨年末のものですが、殆どチョウは幼虫で越冬しますが、
テングチョウは成虫で越冬し、春の暖かい日に飛び回るのを見掛けます。
これは、蜂の巣でも泥や土で作るため黄土色で、形状はまるで壷のようです。
普通は、ドロバチと呼ばれてスズメバチ科ドロバチ亜科に分類される蜂になります。
ドロバチは肉食で幼虫期は青虫等の昆虫を食べます。親のドロバチは秋になると、
蜂の巣の中に青虫等の昆虫を入れて産卵をして、最後に泥で蜂の巣の穴を塞ぐのが特徴です
巣の形をよく見ると、徳利(とっくり)のような巣の形なので、この名にしたが、
ミカドトックリバチ 別名:トックリバチ
ハチ目スズメバチ科ドロバチ亜科、体長11-15mm、7-9月、
黒い体色に黄色い紋がある。スズバチに似ているが、本種は小さく、紋の色も黄色である。
▼カマキリの卵鞘(らんしょう)
カマキリの卵全体を卵鞘(らんしょう)と言います。
固形化した泡状物質の中に、オオカマキリでは5mm前後の縦長の卵が、200-300個入っています。
カマキリの種類により、少し形が違っています、これはオオカミキリかと思います。
外見はスポンジ状の焼フの様ですが、中身を野鳥に食べられることもあるようです。
クヌギには、沢山のむしこぶ(虫瘤)又はちゅうえい(虫癭 )とも呼ばれる。
虫こぶ とは、寄生生物の寄生により、植物が異常な発達を起こしできたこぶ状の突起になります。
これはドングリの出来そこないでなく、クヌギエダイガフシという 虫こぶです。
クヌギエダイガタマバチ(タマバチの一種)が寄生し出来たものです。
秋に孵化し、もしかして今は空き家かも、クヌギには5種類の虫こぶがあるそうです。
何の巣かよくわかりませんが中で越冬してるのかも知れません。
昆虫もいろんな形で、子孫を残していくんですね。
春になり、暖かくなれば、成虫になった多くの虫さんを見ることが出来ます。
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