花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

極小の野草花達も春を謳歌してる、ヒメウズ、キュウリグサ、スズメノエンドウ、他

2021-04-01 | 野草(花)
もう今日から4月、春の野草花も一斉に咲きだしてきましたが、
極小さな花も良く見れば立派な花を付けて咲き揃って頑張っています。

ヒメウズ(姫烏頭)
キンポウゲ科ヒメウズ(オダマキ)属、多年草、花期:4月~5月、
基部は茎を抱く、白色でやや紅紫色を帯びた小さな花を下向き付ける。花弁長は2.5mm
白い萼片は長楕円形で長さ5~6mm、果実は袋果で2〜4個が上向きにつく。
土手の草藪の中で咲いていました。


キュウリグサ(胡瓜草)    別名:タビラコ
ムラサキ科キュウリグサ属、越年草、花期:3月~5月、
和名は、葉をもむとキュウリのようなにおいがすることに由来する[。
茎の先にサソリ形花序をだし、直径約2mmの淡青紫色の花を次々に開く。

▼オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)
ナデシコ科ミミナグサ属、越年草、ヨーロッパ原産、花期:3月~5月、
日当たりの良い場所ならどこにでも生える。全体に毛が多く、茎の上部に腺毛が多い。
国産のミミナグサと似ているが萼の長さが、ミミナグサは花弁の長さと同じ位に長い。
花は長さ約7mm、花柄は約2mmと短い。 花は直径約8mm

コハコベ(小繁縷)  
ナデシコ科ハコベ属、越年草、花期:1月~12月、
花は集散花序につく。花柄は有毛、花後下向し長さ7〜14mm。
萼片は5、楕円形、鈍頭、長さ3〜4mm、ふちは薄膜質、背は有毛。
花弁は5、白色、2深裂し萼より少し短い。花柱は3。花は直径約6mm
隣の花弁との間が開く,茎は紫色を帯び、片側に毛がある。 
ハコベの仲間は多い、花は花弁が細く2深裂しノミノフスマに似ている。



▼スズメノエンドウ(雀野豌豆)
マメ科ソラマメ属、つる性越年草、花期:4月~6月、
小葉は狭卵形で長さ1-1.7cm。花は白紫色で長さ3-4mm


タネツケバナ(種漬花)
アブラナ科タネツケバナ属、越年草、花期:4月~4花期:4月~6月、
白色で小形の十字状花を10-20個咲かせる。
花弁は白色、4個、長さ2.5~4(5) ㎜、幅1~1.7㎜。雄しべ6個まれに4個。雌しべ1個。
長角果は長さ (0.8)1.2~2.8㎝、幅1~1.5㎜の細い円柱形。
和名の由来はイネの種もみを水に漬け、苗代の準備をする頃に咲くことから。
よく似たミチタネツケバナ は、果実が花の回りに上向きに立ってとりまくようにつき、
 雄しべが4個。

タネツケバナ?に似ているが、チョット違う気もする。ニワナズナ?

ナズナ(薺)
アブラナ科ナズナ属、越年草、花期:3月~6月、
茎の先に柄のある白色で小形の十字状花を多数つけ、和名は撫菜、
別名のペンペングサは、果実の形が三味線のばちに似ていることからです。
花は白色で直径約3mmと小さい、沢山集まると結構見応えを感じます。


番外編
▼コケの仲間?、なかなか正確な名前以前から決められていない。2mm


似た花同志で、集まればピンク色の絨毯になる。
ホトケノザ(仏の座)   別名:サンガイグサ(三階草)  
シソ科オドリコソウ属、越年草、花期:3月~4月、
上部の葉腋に長さ約2cmの紅紫色の唇形花を密につける。花径1cm以下。


ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
シソ科オドリコソウ属、ヨーロッパ原産の越年草、花期:4月~5月、
オドリコソウの花を1cm程に縮めたような形からこの名がある。花径数mm。
ヒメオドリコソウとホトケノザは同じ属で同じ頃に見かけるので間違えられるようですが、
葉の付きが一番分かりやすいですね。横から見て葉が折り重なって付くのがヒメオドリコソウ、
葉の間が空いて付けるのがホトケノザ(サンガイグサ 三階草)です。 

まだまだありますが、今回はこの位にしておきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー