花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

ヒャクニチソウの和名を持つ花期の長い花。

2019-10-17 | 花の写真
秋の花と言えばコスモスやヒガンバナ等が思い出されますが、
花期の長いヒャクニチソウも秋にはあちらこちらでよく目にします。
花色などもそうですが、よく見てみると結構な違いが見られました。
今回は、花色も色々ありますが、キク科の花は舌状花と筒状花があります、
道端で眺めていたら筒状花に色々違いがありましたのでその部分を集めてみました。

ジニア   和名:ヒャクニチソウ(百日草)
キク科ヒャクニチソウ(ジニア)属、1年草、メキシコ原産、花期:7月~10月、
和名の如く花期の長い花です。
初夏や初秋に旺盛に育ち、花をたくさん付けます。
高性大輪咲き、高性中輪咲き、小輪多花性、矮性種等あり、小輪で八重咲きのポンポン咲き、
ダリア咲き、花弁がよじれるカクタス咲きなど変化に富んでいます。
   


 
  


 

一つの一つの花の表情が違うのですね、人間と同じく花も細かく見ていくと、
少しずつ違う表情を見せてくれていることが分かりました。
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野草花 10月、アキノゲシ、イヌショウマ、イタドリ、ヤマハッカ、セイタカアワダチソウ、他

2019-10-16 | 花の写真
秋の野草花を幾つか選びました。

アキノノゲシ(秋の芥子)
キク科アキノゲシ属、1~越年草、花期:8月~11月、
淡黄色で約2cmの頭花は円錐花序につく、花の咲いた後は下の方が膨れ、上部が狭くなる。
葉が細いのはホソバアキノゲシです。

サラシナショウマ(晒菜升麻) イヌショウマ(犬升麻)*20/10/10訂正
キンポウゲ科サラシナショウマ属、多年草、花期:8月~10月、
葉は2~3回3出複葉、茎の先に総状花序を出し、柄のある白い小さな花を多数つける。
和名の晒菜は若菜を茹でて水にさらして食べることによる。
*サラシナショウマは花柄がありが、この写真では花柄がないのでイヌショウマに訂正。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
キク科アキノキリンソウ属、多年草、花期:8月~11月、
秋に咲く黄金色の花の代表の一つ、頭花は茎の先に散房状に又は総状に多数つける。
中心に両性の筒状花で周りに雌性の舌状花がある。

イタドリ(虎杖)
タデ科タデ属、多年草、花期:7月~10月、雌雄異株、
葉は広卵形で長さ6~15cm、花の色や毛の多少など変化が多い。
花は、雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。
雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。 
←雄花か?
イタドリの実、雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果ができる。 
▼雄花は花びらより雄しべが長く飛びだす ▼雌花は雌しべが花びらより飛び出していない。



アキカラマツ(秋唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属、多年草、花期:8月~10月、
上部はよく枝分かれし、葉は2〜4回3出複葉。淡黄白色の花を多数つける。
花は8mmほどで、萼は花びら状で3~4個あり長さ約4mmで早く落ちる。
これはまだ先はじめなので、萼は落ちていませんね。
←若い実です。8稜があり長さ3mm。

ヤマハッカ(山薄荷)
シソ科ヤマハッカ属、多年草、花期:9月~10月、
葉卵形で葉柄の両側に翼がある、枝先に長い花穂をだし青紫色の小さな花を数個づつ数段につける。
花は唇形花で、上唇は4裂して、中央部に紫色の斑紋がある。
下唇は2裂し突きだし、縁は内側に巻く。
白花を付けるのはシロバナヤマハッカと呼ぶ、又似た花でイヌヤマハッカもあるが、
花の上唇に線状の斑がない。
▼ぴんぼけで申し訳ないですが、葉柄の両脇に翼がある部分です、濃い緑部分が翼。


セイタカアワダチソウ(背高泡立草)  別名:セイタカアキノキリンソウ
キク科アキノキリンソウ属、多年草、北米原産、花期:10月~11月、
土手や荒地に群落を作る。茎は分枝せず,高さ1〜2mになる。 
花は小さな黄色い花が集まって、円錐型を作ります。 
泡立草、実はこれは綿毛(わたげ)が泡立つようになる様子からきています。
花に色々な虫が来ています、後から気が付いたこの虫の方が気になりました。
ツマグロキンバエ  ハエ目クロバエ科  5-7mm、6-10月、
複眼が青緑色に輝き筋模様がある。口器が長く突き出る。
草原の花でよく見られるそうですので、探して見て下さい。


セイタカアワダチソウは、根から毒成分を出し、周りの植物を弱らせてその場を独占する 。
どんどん広がるわけですね、ところが実はこの自分で放出した毒で自分自身が苦しむという
自体に陥ることがあるそうです。 (要注意外来生物に指定されている。)
又、7月下旬~8月中旬頃に刈り取ると、再生しても草丈が小さい状態で花を付けるか、
開花結実を行わずに冬季の枯死を迎えるため、雑草制御として有効であり景観保全上も良いとの
報告がある。 
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道端で出合った花達、シラヤマギク、シオン、ダンドボロギク、カシワバハグマ、他

2019-10-14 | 花の写真
道端で出合ったキク科の花達です。
野草含めてもキク科の多さは他の科を圧倒していますね。

<キク科>
シラヤマギク(白山菊)
シオン属、多年草、花期:8月~10月、
草丈1~1.5m、茎や葉にざらざらして毛が生えている。下部の葉には狭い翼のある長柄がある。
花径は2cmほどで白い舌状花は少ない。

ヤマシロギク(シロヨメナ)
シオン属、多年草、花期:9月~10月、
ヨメナの白い花からの名前だが、同属のノコンギク、イナカギクなどと似ているようで、
細かく言えば花の大きさや葉の形など咲く時期で判断するようですが雑種もあり、
素人の私には判断できませんが、前のシラヤマギクとは花弁の数に違いでわかります。


シオン(紫苑)
シオン属、多年草、花期:8月~10月、庭にも植えられている。
上部で枝を分けて、3cm程の花を散房状に多数つける。
花は周囲に薄紫の舌状花が一重に並び、中央は黄色の筒状花の花を咲かせる。

カントウヨメナ(関東嫁菜)
シオン属、多年草、花期:7月~10月、西日本に分布するのはヨメナとしてる。
葉は披針形で縁に荒い鋸歯があり先端に3cmほどの淡紫色の花を1個つける。
ミヤコワスレによく似てますね。

ユウガギク(柚香菊)
シオン属、多年草、花期:7月~10月、
葉は薄く、下部は羽状に浅く、或いは深く裂ける、上部では細長い枝を四方に広げ、
枝先に3cmほどの白い花をつける。
 

ダンドボロギク(段戸襤褸菊)
タケダグサ属、1年草、北米原産、花期:9月~10月、
愛知県の段戸山で発見されたことにちなむ和名です。
上部で枝分け、多数の筒形で2~3cmの頭花をつける。冠毛は白く、風に乗って飛び散る。

カシワバハグマ(柏葉白熊)
コウヤボウキ属、多年草、花期:9月~11月、
茎は枝分かれせず高さ30~80cmになる。先に穂状に頭花をつける。

ノハラアザミ(野原薊)
アザミ属、多年草、花期:8月~10月、
葉は長楕円状披針形で、波状に中裂し、縁にとげがある。
頭花は紅紫色で、枝先に直立してつく。総苞は鐘球形でクモ毛があり粘らない。

アキノハハコグサ
ハハコグサ属、1年草、花期:9月~11月、
茎は上部で分枝し、白い綿毛がある。  
葉は披針形で、長さ4~5cm。表面は緑色で、裏面に密に白い綿毛がある。
▲左はアキノハハコグサ?、 右は今頃咲いているハハコグサ
秋に咲くからアキノハハコグサと言いますが、ハハコグサが秋に咲くこともあるようです。
違いは、アキノハハコグサは枝先で分岐して咲き、葉の先端は尖り、葉の付け根が茎を抱く
葉は花が咲くと下の方が枯れてることが多い。
ハハコグサの葉は上部以外はへら形で付け根は茎を抱かない、等違いがあるようです。
いずれにしても紛らわしいです。

チチコグサモドキ
ハハコグサ属、1~2年草、北米原産、花期:5月~9月、
花の色はチチコグサに似ているが白い綿毛をかぶったやや先太りは葉はチチコグサに似てる。
頭花は葉の腋に固まってつき、短い穂のようになる。

今どこにでも咲いているセイタカアワダチソウ等もキク科ですが、
とても一度で載せるレベルではありません。
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秋の花木、クコ、ブッドレア、チャノキ、スイフヨウ、サザンカ、他

2019-10-13 | 花の写真
秋の花木から幾つか選びました。
少し季節とのズレを感じるものもありますが、

クコ(枸杞)
ナス科クコ属、落葉低木、東アジア(中国~日本)原産、花期:7月~11月、
食用や薬用に利用される。

ブッドレア   別名:フサフジウツギ
ゴマノハグサ科ウジウツギ属、落葉低木、中国原産、花期:7月~10月、
枝の先に大きな房状の花穂をつける、花には強い芳香がある。

▼チャノキ(茶の木)
ツバキ科ツバキ属、常緑低木、中国南西部原産、花期:10月~11月、庭木、飲用、
白い花を下向きにつける、花弁は5~7枚、縁はひだ状になり雄しべを多数つける。


スイフヨウ(酔芙蓉)
アオイ科フヨウ属、落葉広葉低木、中国原産、花期:8月~10月、
フヨウは夏から秋にかけて次々とさく優雅な大輪のはなですが、スイフヨウはその園芸品種です。
朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれてピンクに変色する八重咲きの変種であり、
色が変わるさまを酔って赤くなることに例えたもの。
 

シモツケ(下野)
バラ科シモツケ属、落葉低木、花期:5月~8月、
花は3~5mmの小さな花が集まって花序になります。花色は赤紫からピンク、白などがあります。 
大勢は咲き終わっていますが、歩いていると株の中には咲いているを結構見ます。


ボタンクサギ(牡丹臭木)  別名:ヒマラヤクサギ、ベニバナクサギ
クマツヅラ科クサギ属、落葉低木、中国原産、花期:7月~9月、
ピンク色の小花がボール状にまとまって咲きます。


ガクアジサイ(スミダノハナビ?)
アジサイ科アジサイ属、花期:5月~7月、
家の前の木です春も咲いていました。今頃咲くのはなぜ?と思いますが、
秋に開花する場合は、
中央の小花が少なく、周りの装飾花が多くなる傾向があります、 とありました。


サザンカ(山茶花)
ツバキ科ツバキ属、常緑中高木、花期:10月~12月、
ツバキとよく似ていて、区別が難しいのですが、毛の有無で見分ける、若枝、葉柄、
子房が微毛に覆われている。
咲く時期や葉の違いなどありますが、素人で一番判断しやすいのは、落ちた花での判断です。
椿は花の頭ごとボトッと落ちます。 
片や山茶花は花びらが1枚1枚パラパラと散ります。 これは確かにパラパラと散っていました。」

サツキ?
ツツジ科ツツジ属、低木、花期:5~6月
サツキに見えましたが、今頃こんなに盛りに咲くものですか?何か違う品種ですか?
▼他の場所で撮ったサツキは、雌しべ1本、雄しべ5本、ツツジなら雄しべは8本前後です。


ギンモクセイ(銀木犀)?
モクセイ科モクセイ属、常緑高木、中国原産、花期:10月、
モクセイの基本種はこちら、キンモクセイの方が有名ですが、キンモクセイはギンモクセイの変種に当たる。
花は深く四つに裂け、2本の雄しべがある は良いのですが、花色は白、葉の縁にギザギザが、
目立つとありますので、チョット怪しくなりました。
▼キンモクセイも近くにありますが、この辺りではまだ蕾状態です。

台風19号通過して行きましたが、我が家では特に大きな被害はありませんでした。
被害に合われた多くの人にお声のかけようがありませんが心からのお見舞い申し上げます。
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昆虫採集チョウ目(Part-2)オオゴマダラ、アオタテハモドキ、ツマムラサキマダラ、シロオビアゲハ、他

2019-10-11 | 昆虫
前回のチョウ目の続きです。
以前に出掛けた多摩動物公園の昆虫生態園の一部です。

 <チョウ目>               注: 大きさ:前翅長
オオゴマダラ  タテハチョウ科マダラチョウ亜科 65-75mm 1年中、
国内最大級のチョウ。白色地にたくさんの小さな黒紋があり、翅脈の部分も黒い。
南西諸島に生息し、海岸近くの林内、林縁でよく見られる。
 

アオタテハモドキ  タテハチョウ科   24-32mm 1年中、
分布:八重山諸島
青く美しい南方系のタテハチョウ。

ツマムラサキマダラ  アゲハチョウ科アオスジアゲハ属、
オスの翅表は暗黒色の地に白い斑模様と前翅の先端部分が光線の方向によって強い紫色に輝く。
翅裏は茶褐色の地に白っぽい斑模様とありましたのでオスと思います。

シロオビアゲハ  アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 36-55mm 1年中、
分 布: 奄美・沖縄
黒色で、後翅に白色の斑紋列がある。メスには、後翅の中央に白色の大きな紋と
外縁沿いに赤色の斑紋列をもつ「赤斑型」と呼ばれる個体もおり、体内に毒をもつ。

アオスジアゲハ  アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 32-45mm 5-9月、
黒地に青白い筋が一本入ったスポーティなアゲハチョウ。
飛翔力が高く、早いスピードで、樹木や花のまわりをめまぐるしく飛び回る。

リュウキュウムラサキ タテハチョウ科タテハチョウ亜科 50mm 6-10月、
分布:東洋熱帯~亜熱帯
オスは4枚の羽の真ん中くらいにムラサキの模様が入っていますが、メスは前羽の先の方にだけ
紫色の模様が入っています。青紫色の入ってこないタイプのメスも存在します。
こんなメモを見つけました(By 東京ズーネット19/2/08)
多摩動物公園の昆虫生態園には現在約20種のチョウが放されています。
その中の一種、リュウキュウムラサキを飼育下で繁殖させながら世代を繋ぎ、
初めて一年を通して継続飼育することに成功しました。
成功にいたるまでにはさまざまな試行錯誤がありました。


ジャコウアゲハ  アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 42-60mm 4-10月、
オスは黒色、メスは黄灰色のアゲハチョウ。胴体に、黄色~赤色の毛を持つ。

ツマベニチョウ  シロチョウ科モンシロチョウ亜科 40-55mm 3-11月、
分 布: 九州・沖縄
国内に生息するシロチョウ科の中で最も大きい。翅の表面は白色で、前翅の翅端部が広く赤色。
後翅の裏面には淡褐色の微細な模様がある。オスはメスよりも色彩が鮮やか。
メスは、後翅表面の外縁沿いに明瞭な黒斑が並ぶ。

タテハモドキ  タテハチョウ科タテハチョウ亜科  26-36mm 1年中
分 布: 九州・沖縄
翅表は赤橙色で外縁は暗褐色に縁どられ,前後翅にそれぞれ2個の眼状紋をもち,後翅の1個は特に大きい。

イシガケチョウ(イシガキチョウ)  タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科 26-36mm 5-10月
白地に、黒色の細かい筋模様が複雑に走る翅を持ったタテハチョウの仲間。
前翅が尖り、後翅には尾状突起がある。尾状突起の下部と前翅前縁基部はオレンジ色。 
どちらが頭か分からなかったが拡大して見て左下側が頭でした。

蝶は動くし、コンデジで奮闘しましたが、温室に入ると気分が悪くなる体質なので、
十分に落ち着いて撮れませんでした。
又次の機会に少しずつでも撮りたいと思っています。
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草藪昆虫園、チョウ目、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、モンキアゲハ、ベニシジミ、他

2019-10-10 | 昆虫
 家の周りの草藪昆虫園から、8月以降に撮りためたものからの投稿です。
 
ツマグロヒョウモン タテハチョウ科ドクチョウ亜科 27-38mm、4-11月、
野原や公園などに広く生息し、都市周辺ではヒョウモンチョウの中で最も見る機会が多い。
こちらはメス。前翅の端の黒色がよく目立つ。体内に毒を持つマダラチョウの仲間。
▼これはオス。後翅のへりが黒くなっていることで他のヒョウモン類と見分けられる。
自分の足元でオスとメスのダンスが始まったが、
最後まで見届けなかったが、多分フラれてしまったか?

ヒメアカタテハ タテハチョウ科タテハチョウ亜科  25-33mm、4-11月、
 

シータテハ  タテハチョウ科タテハチョウ亜科 24-30mm、 3-11月、
黄橙色地に黒い紋があるタテハチョウ。キタテハに似るが、本種の方が翅の外縁の凹凸が激しい。
初夏から真夏にかけて現れる夏型と、秋に現れてそのまま越冬する秋型
(夏型に比べて翅が細長く、外縁の凹凸がより顕著)がある。


アカボシゴマダラ  タテハチョウ科コムラサキ亜科 40-53mm(前翅長)、4-10月、
黒白のごまだら模様で、後翅に赤班列がある大きなタテハチョウ。

クロアゲハ  アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科  45-70mm  4ー9月、
黒っぽい大きなアゲハチョウ。黒いアゲハの中では一番普通に見られる。

 アゲハチョウ(アゲハ、ナミアゲハ) アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 35-60mm4、3月ー11月
もっともなじみ深いチョウのひとつ。はねのデザインはとても美しい。
都会の真ん中から山地まで、様々な環境で見ることができる。

モンキアゲハ  アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科  50-75mm 4-10月、
真っ黒で、後翅の白い紋が目立つ、大きなアゲハチョウ。
林の周辺をゆったりと飛び、花で吸蜜したり、地面で吸水したりする。


ダイミョウセセリ  セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科 15-21mm(前翅長)、4-10月、
黒地に白帯のあるセセリチョウ。翅を完全に開いてとまることが多い。
東京付近には白帯がはっきりしない「関東型」が、大阪付近には白帯が明瞭な「関西型」が多い。

ベニシジミ  シジミチョウ科シジミチョウ亜科  13-19mm、3-11月、
前翅は表裏とも赤地に黒褐色点があり、後翅は表面が黒褐色で、裏面は灰色のシジミチョウ。

ムラサキシジミ  シジミチョウ科シジミチョウ亜科 14-22mm、3-4月、6-10月、
前翅は表裏とも赤地に黒褐色点があり、後翅は表面が黒褐色で、裏面は灰色のシジミチョウ。

ヒメウラナミジャノメ  タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 18-24mm、4-9月、
草の上をフワフワと飛ぶ、目玉模様のある薄茶色のチョウ。はねの裏面には細かい波形のもようがある。
後翅裏面の目玉模様は、左右各5つずつ。モンシロチョウより少し小さい。

サチキマダラヒカゲ  タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 26-39mm、5-9月、
樹木の周辺を活発に飛び回る茶色っぽい蝶。

ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)  タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 25-34mm、5-9月、
雑木林の縁の草藪や林内で見られる薄茶色の地味なチョウ。翅の形はスマートで、
裏面に目玉模様を持つ。
 
ウラジャノメ  タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 22-30mm、6-8月、
開翅した写真が撮れず残念ですが、表にも裏と同じ所に蛇の目が並んでいる。
 

クロコマノチョウ タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 32-45mm、3-11月、
はねの端が角張り、突起状になっている、こげ茶色の大きなチョウ。
はねの裏面は枯葉に似ていて、とまると見つけにくい。

ゴイシシジミ シジミチョウ科アシナガシジミチョウ亜科  10-17mm 5-10月、
白色地に、黒い斑紋が散りばめられた翅を持つシジミチョウ。翅の表面は黒色。
 

ヤマトシジミ シジミチョウ科シジミチョウ亜科、 9-16mm、3-11月、
人家周辺で最もよく見られる小さなシジミチョウ。翅の表面はやや光沢のある水色で、
裏面には灰色地に黒い斑紋が散りばめられている。
ヤマトシジミ( メス)    シジミチョウは、オスの翅は全体に青く、
メスの翅は青い色が少ないか全くない。 

ミナミキチョウ(キチョウ)  シロチョウ科モンキチョウ亜科 18-27mm  3-11月、
林縁や草原で普通に見られる黄色いチョウ。翅の表面の縁には黒色帯がある。
モンシロチョウやモンキチョウよりはひとまわり小さい。
昔は、キチョウと言われていたが、キタキチョウ、ミナミキチョウ、タイワンキチョウ等に、
分類されている。キチョウの見分け方は、
翅表の縁毛の色の違いが一般的とされている。
キタキチョウは、黄色。本種は黒黄色。タイワンキチョウは黒褐色とのことです。

キタキチョウ(キチョウ)
翅に付いている陰模様はバックの陰で、縁に黒色や褐色の模様はない。

以前に多摩動物公園の昆虫館に行った時に撮った蝶も少しはありますが、
今回は身の周りのものからとします。次回に回します。
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小さな野草達、ハゼラン、イヌトウバナ、ヒヨドリジョウゴ、ザクロソウ、ピンク色のケチヂミザサ他

2019-10-08 | 花の写真
小さい花は苦手で投稿しにくいですが、
やはりそこに小さな花が咲いていれば撮らずにはいられませんね。

ハゼラン(爆蘭)  別名:サンジソウ(三時草)、ハナビグサ(花火草) 
ハゼラン科ハゼラン属、多年草、熱帯アメリカ原産、花期:8月~10月、
別名は花は3時頃から咲くことから。
葉は長さ5~12㎝の惰円形~倒卵形、やや厚く多肉質、全縁。 細くて長い花茎を出し、 
よく分枝する円錐花序に花を多数つける。花弁は5個、赤色~淡紅色、まれに橙黄色、長さ3~6㎜。

イヌトウバナ(犬塔花)
シソ科トウバナ属、多年草、花期:8月~10月、木陰に生える。
草丈20~50cm、葉は狭卵形又は卵形で長さ2~5cm、有柄(5~20mm)鋸歯がある。
花冠は白色にやや淡紫色を帯び長さ5~6㎜。 
クルマバナ、ミヤマトウバナ等似た花が多いが葉柄があることと萼が5mm位で毛が多いことから。


▼ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
ナス科ナス属、多年草、花期:8月~10月、
他の樹木等に絡み付いて繁茂する。 全草に柔らかな毛を持つ。
葉はアサガオに似た三裂したものから、卵状のものまで部位によって大きく変形する。 
まばらに集散花序をつけ、小さい白色で花冠(径1cm)5裂、反転した花がつきます。
果実は秋に1cm程度の球形の実を付け、赤く熟すものが多いが、黄色になるものもある。                                                                           
▲青い実が多いですが、一部赤くなっているのもありました。黒色はヤブミョウガの実です。

ザクロソウ(柘榴草)
ザクロソウ科ザクロソウ属、1年草、花期:7月~10月、
高さ10〜25cm。下部の葉は3〜5個ずつ偽輪生し、披針形で長さ1〜3cm。無柄 。
花被片は5枚、楕円形長さ1.8mm、黄緑色。兎に角小さい花で、コンデジで写すのは大変です。
                   

クルマバザクロソウ(車葉柘榴草)
ザクロソウ科クルマバザクロソウ属、1年草、花期:7月~10月、
葉は4~7個が輪生し、さじ形又は倒披針形、花は葉腋からでて、花被片は5枚、
長楕円形で3脈があり長さ1.8mmです。
ザクロソウは似ているが長い枝に集散花序をつける。

ハナイバナ(葉内花)
ムラサキ科ハナイバナ属、1,2年草、花期3月~12月、
枝の上部の葉腋に淡青色の花を付ける、花冠は径2~5mmで5裂する。
 
やはり上手く撮ることが出来ませんでした。今度また挑戦してみます。

ハナイバナ余りにもまずかったので口直しにはなりませんが、
ウシハコベ(牛繁縷)
ナデシコ科ハコベ属、多年草、
ハコベより大型で、茎の上部には腺毛があり、茎の節の部分は紫色を帯びる。
よく似たコハコベやミドリハコベは花柱が3本ですが、ウシハコベは5本あるので見分けられる。 


ピンク色のケチジミザサは見たことがなかったので、この種かどうか分かりませんが、   
ケチヂミザサ(毛縮笹)
イネ科チヂミザサ属、多年草、
茎や花序軸に開出する毛が多い。茎の下部は地をはい、上部は斜上して高さ10〜30cm。
花茎の上半分位に、まばらに短い枝が出て、それぞれの枝に少数ずつの小穂がつく。 
小穂には長い芒(ノゲ)があり、秋になるとこの芒に粘液が分泌され、
衣服や動物の体に付着して種子が散布される。
普通は緑色の小穂をたくさん付けるが、ピンク色は初めてでした。
   

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センダングサの仲間、コセンダングサ、アメリカセンダングサ、コノシロセンダングサ、他

2019-10-07 | 花の写真
今回は野草花でよく似ている雑草のセンダングサにスポットを当てた。

コセンダングサ(小栴檀草)
キク科センダングサ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:9月~11月、道端、空き地にある雑草。
和名はセンダングサより小さい意味だが実際は変わらない。
上部の枝先の頭花は、両性の筒状花のみからなり、通常舌状花はない。 
センダングサは黄色い5枚舌状花が付くが、この辺では見たことがないが、
外来種のコセンダングサと生息域が重複するために、その領域が侵食されて、
殆ど見ることがなくなったようです。


アメリカセンダグサ(セイタカタウコギ)
キク科センダングサ属、1年草、北米原産、花期:9月~10月、
別名はタウコギに似て1~1.5mとたかいことによる。
黄色の頭花を囲む総苞が葉状で四方に開くのは他のセンダングサには見られない特徴です。

コシロノセンダングサ(小白の栴檀草) 別名:シロバナセンダングサ、
キク科センダングサ属、1年草、熱帯原産、花期:9月~11月、
全体の姿はセンダングサにそっくりだが頭花には白色の舌状花が4~7個ある。

アイノコセンダングサ(合の小栴檀草)
キク科センダングサ属、1年草、花期:9月~10月、
特徴はコセンダングサと同じだが外周の筒状花のうち幾つか白く大きくなる。
これらの実もパッと見た目にはとげとげが衣にひっつき同じに見えますが、
くさび形の先端の刺の数がひとつひとつ微妙に違う。
コセンダングサ、コシロノセンダングサ、アイノコセンダングサ:2~4個
アメリカセンダグサ: 2個、   センダングサ:3~4個

ヒデリコ(日照子)
カヤツリグサ科テンツキ属、1年草、花期:7月~10月、田の畔に普通に生える。
茎は高さ25~40cmになり、先端に2mm程の球形の小穂を多数枝を分けてつける。

▼ツリガネニンジン(釣鐘人参)
キキョウ科ツリガネニンジン属、多年草、花期:8月~10月、
葉は3〜5枚輪生します。輪生した円錐花序に青紫色の花を多数付けます
釣鐘に似た花で根が朝鮮人参に似ていることからツリガネニンジンと呼ばれている。
ツリガネニンジン属の花は皆よく似ていますが、ソバナは花柱が花冠より出ないので
咲いてる場所からツリガネニンジンとした。
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散歩中に出合った花、秋、ルリマツリ、セロシア、カラミンサ、ヒガンバナ、他

2019-10-06 | 花の写真
散歩中に出合った花達です。
月並みな花ばかりで目新しいものはありませんが、
出来るだけ色々な色にになるようにアップしておきます。

ルリマツリ(プルンバゴ)
イソマツ科ルリマツリ(プルンバゴ)属、低木、南アフリカ原産、花期:5月~11月、
常緑性で花期が長い、温度が保たれていれば周年咲かす事が出来るそうです。
ルリマツリモドキもありますが、既に19/8/28投稿済です。

セロシア(ピンク系)ルビーパフェ
ヒユ科ケイトウ属、1年草、花期:5月~11月、 別名:ノゲイトウ
セロシアは、品種によって草丈やサイズがまちまちです。

トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)
ヒユ科ケイトウ属、1年草、花期:7月~10月、
ケイトウには、花穂の形状の異なる羽毛ケイトウ、久留米ケイトウ、トサカケイトウなどの
系統がある。 
    

クンシラン(君子蘭)
ヒガンバナ科クンシラン属、多年草、花期:3月~5月、
花は春咲くものだと思っていましたが、これは君子蘭に見えますが?

▼ガザニア
キク科クンショウギク(ガザニア)属、多年草、南アフリカ原産、花期:5月~7月、
9月~11月、
夏は暑さで開花は鈍りますが、春と秋に花を咲かせ続けます。

▼ユーコミス(パイナップルリリー)
ヒアシンス科ユーコミス属、球根、多年草、南アフリカ原産、花期:7月~8月、
花が終わった後かと思ったらよく見るとこれから咲くようです。
投稿はもう少し咲いた方が良かったのですが、次撮れるかどうかと緑色の花として投稿した。

▼カラミンサ(カラミンサ・ネペタ)
シソ科カラミンサ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:7月~11月、
ほのかな芳香をもつ小さな葉と花が特徴です。

サルビア・レウカンサ   別名:アメジストセージ、メキシカンブッシュセージ
シソ科アキギリ(サルビア)属、多年草、中米原産、花期:9月~11月、
晩夏から晩秋にかけて、赤紫色や紫色の萼の中に、白や紫のビロード状の花を咲かせます。

コルチカム(和名:イヌサフラン)
ユリ(イヌサフラン)科コルチカム属、多年草、中央アジア等原産、花期:8月~10月

タールベルグデージー   別名:デイッソディア
キク科ティモフィラ属、多年草(1年草扱い)、テキサス~メキシコ原産、花期:ほぼ周年、
黄色い野菊を思わせる小花が、株を覆うように次々と咲き続けます。 
四季咲き性があり、春から初冬まで、ほとんど途切れることなく花が咲く 。


ヒガンバナ(彼岸花) 別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)、リコリス、 
ヒガンバナ科ヒガンバナ属、多年草、日本、中国原産、花期:9月~10月
人里近くの道端、墓地、田の畦道などに群生する。有毒植物です。


その葉と花を一緒に見ることがない性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれ、昔の人は恐れをなして、
彼岸花の別名に死人花(しびとばな)や地獄花と呼んで、死や不吉なイメージの方が強かったのです、
彼岸花は食用は厳禁です、江戸時代に飢餓の時に球根の毒を水で流して利用したりして食べていたが、
繁殖力が弱いので直ぐに絶えてしまい、 非常食として意味をなさないので、
「ヒガンバナは毒だ」と広く言い伝えて、ぎりぎりまで手を付けないようにした、との話もある。
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昆虫採集、蛾の仲間、ホタルガ、キンツバメ、シロツバメエダシャク、ホシホウジャク他

2019-10-05 | 昆虫
昆虫も幅が広いので、今回はチョウ目の中の蛾から幾つか選びました。
しかし蛾の方が蝶より種類が多く似たものも多いですね。
以前に投稿済は省いていますが、名前が難しく全てに自信がありません。
もし間違いと思われるのはご指摘をよろしくお願いします。

 <チョウ目>
ホタルガ  マダラガ科ホタルガ亜科 45-60mm  6-7月、9月
黒地に、1本の太い白帯が印象的なガ。頭部は赤く、触角が立派で、
何となく悪魔っぽい雰囲気を持つ。 
ヒラヒラとゆっくり飛ぶ。はねの白帯は、飛んでいてもよく目立つ。
家の周りでよく見ました、中には翅が片方不完全ものがいたりして、
昆虫の世界も生きていくのは大変なんでしょうね。

マエキヒメシャク  シャクガ科ヒメシャク亜科 20-30mm 4-9月
白地に灰色の縞模様の入った翅をもつシャクガ。

ヒメウスアオシャク  シャクガ科アオシャク亜科 20-22mm 4-9月
 

ウスキクロテンヒメシャク  シャクガ科ヒメシャク亜科 20-26mm  6-10月
灰白色地に、淡褐色の筋模様があるシャクガ。4枚の翅にひとつずつ小さな黒点がある。

ギンツバメ  ツバメガ科ギンツバメ亜科  25-29mm 5-10月
翅を広げてとまった時、たくさんの灰褐色の筋模様が前翅の両端をつないで見えるデザインのガ。

▼キベリハイヒゲナガキバガ  ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科 13-16mm 5-10月、


▼??スカシドクガ?         ▼??シロヒトリよりはは小さいガ?

シロツバメエダシャク  シャクガ科エダシャク亜科 35-45mm  6-10月
この種類にウスキツバメエダシャク、フトスジツバメエダシャク、コガタツバメエダシャク等
非常に似ているが、線の茶色いが濃くて太く、線の間にさざ波模様がないので、
シロツバメエダシャクとしました。間違っていたらごめんなさい。

シロテンシロアシヒメハマキ  ハマキガ科ヒメハマキガ亜科  15-18mm
最初はキノカワガの仲間かと思いましたが、小さいのでこちらだと思います。
 

オオウンモンクチバ  ヤガ科シタバガ亜科  45-50mm 5-6月、8-9月
茶色地に、縦筋が入った翅を持つガ。屋根型に翅をとじてとまることが多い。。
左翅の先端がちぎれていました。

フタナミトビヒメシャク?       ▼??

カノコガ  カノコガ科   30-37mm  6-9月
黒地に白い紋が散りばめられた細めのはねを持つガ。白紋の部分は半透明。
昼間に活動し、いろいろな花で吸蜜する。

ホシホウジャク  スズメガ科ホウジャク亜科  40-50mm 7-11月
茶色っぽく後翅のイエローが目立つスズメガの仲間。腹部には白い帯がある。
昼間に飛び回り、ツリフネソウ、ホウセンカなどの花で、ホバリングしながら長い口を伸ばし吸蜜する。
胴体が太く、素早く羽ばたくのでハチのように見える。

??調査中 ベッコウハゴロモ  カメムシ目ハゴロモ科 9-11mm 7-9月
ガの仲間かと思って調べていますが、なかなかこれはと思うものに当たらず、
拡大して今後も調べる?(10/5訂正)
褐色地に2本の白線が入った翅を持つハゴロモの仲間。従って蛾の仲間ではありませんでした。
アオバハゴロモ、スケバハゴロモ等と同じカメムシ目の仲間でした。
まだまだ分からない所だらけですが、完璧を待ってたら何時になるかと分からないので、
取りあえずここで投稿しておきます。
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