どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ヤマト2199、幸福なリメイク

2013年04月22日 14時58分46秒 | アニメ
評論家の藤津亮太氏も絶賛です(^_^)


「原典のテーマをちゃんと拾い上げ」そして「そのテーマを普遍的なものとして新たな観客に伝えるために新たな意匠が用意され」ていると。

前人未踏の途方も無い宇宙への冒険、そしてロマンか?。

旧作は「西遊記」をベースにしていると良く言われていますが、新作を観て自分なりに思うのは、黒澤明の「隠し砦の三悪人」ですね。

この作品、「スターウォーズ」の元ネタになっているということでも有名ですが、強大な敵中を知恵と工夫を凝らしながら突破していく痛快さがあり、2199にも同じモノを感じるのです(^_^)

旧作は、今の視点で見ると仕方ないことではありますが、場当たり的で、頑張ったら何とかなったみたいな荒削りな面が多いんですね。

リメイクは、当たり前ですが、ベースを検証し、粗や矛盾を洗い出した上で整理しなおして、キチンと戦略を構築できる。

2199は旧作をリスペクトし、決して否定せず、深掘りと上手いアレンジで成り立っているところが、観ている者にも伝わってくるんですね。それがとても嬉しいところです(^_^)

ジャンルとしては、ロードムービーになる作品で、途中に用意されている壁や難所をいかに越えていくか、その越え方の爽快感が作品の面白さに繋がる。

最新作の第五章は如何に逃げるかがテーマだったような感じがします。「逃げる」というのは消極的な方法ですが、時にはこれも必要ですし、敵の鼻を明かすというのは快感に繋がるワケですね(*^o^*)

こういうのも含め、冒険とロマンが成り立つんだよなぁ?と思って観ています(^_^)