どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

近田春夫、Perfumeを語る

2015年11月13日 20時10分00秒 | 
週刊文春 2015年11/19号を購入。近田春夫氏の連載コラム「考えるヒット」に Perfume の新曲「STAR TRAIN」が取り上げられていたためです(^_^)


前回は「Relax In The City」を揚げ、中田ヤスタカと Perfume の組み合わせの良さを語り、膝を打った次第ですが、今回はどうでしょうか...。

表題から強烈に「まさに不安な”第2幕”の響き  Perfume も無難路線へ転じるか」と嘆いておられます(^_^;

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Perfume はスタンスとしてあくまでサウンドの面白さやポップミュージックとしての新しさでアピールに徹してきた。いい換えるならば決して人情に訴えかけることでセールスを伸ばしたりはしてこなかった。お涙などとはどこまでいっても超無縁な、数少ない"楽曲至上主義"な姿勢のアイドルグループなのだと思っていたのに、どうも今回に限っては様子が違うのでは?
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いや~辛口ですけど、やはり近田さんらしいなぁと思いましたね。

感覚的にですけど、YMOが真面目に感傷的な曲を出したら、私もビックリしちゃうだろうし、大丈夫かぁ?(´д`)って思うんだけど、それに似た感じかなと。

近田さんは、 Perfume に対して無感情で普遍的な徹底したテクノを追求してほしいと思ってるんだなと。

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全くビートっ気のない曲調といい、自分たちはいつまでも原点を忘れないぞみたいなベタでひねりのない歌詞といい、どこにも刺激というものが感じられぬ。あれほど近未来的なテクノをやっていた人たちとは思えぬほど"普通に普通にjpopの音"だったのだ。キツイいい方をしてしまえば、この傾向、まさしく退行に他ならない。
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イキナリ人情的でお涙頂戴的な楽曲が飛び出し、「退行」などと過激な言葉も...(´Д`;)

ただですね、 YMO と違って、 Perfume は人情に通じる人間味の要素が強いものがあるのも確かなんですよね。もちろんそんなもの必要ないという意見も理解できるし、近田さんだけではないと思います。

私自身、「STAR TRAIN」を最初に聴いたときはメロディー色が強く、演歌っぽい珍しい感じの曲だなとは思い、一瞬戸惑いを憶えました。

でも、これって何年かに一度、音楽プロデューサーである中田ヤスタカ氏から Perfume へのメッセージだと、ファンとしては直感できるし、受け入れられるんですよね。こういう時のヤスタカさんは割と直球ストレートなものをぶつけてきますんで(^_^)

これまでの楽曲を振り返ると「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」や「Dream Fighter」に相当する Perfume への思いやりや叱咤激励なんですよ。

Perfume メンバー、チーム、そしてファンへの贈り物と解釈できるのです、素直にね(^_^)

でもですね、こういうことを引き摺らないのも知っているんですよ。そこのメリハリと、この間の「アメトーーク!」でもクローズアップされた”緩急”があるとファンは判っているから、常に新鮮を保ち、刺激も与え続けてくれるんだと確信できるんです(*^o^*)

因みにコラムの冒頭と締め括りで引用している「ダメなんです」発言は、のっちのこれですよね(^_^)

「ダメ」の意味や解釈は...するだけ野暮ってもんですね(^_^;

まぁ近田さんは本気で路線変更だの退行だの思ってるワケじゃなくて、叱咤激励なのだと思います。テクノを追求し続けてほしいというメッセージを込めたね。

私も来年こそはニューアルバム引っ提げて、LEVEL4突入の年になると思うし、どういうイメージならファンは喜ぶかを知ってると思うので、非常に楽しみにしているところなんです\(^o^)/