どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

医療従事者の想い

2021年08月24日 18時00分00秒 | 事件・事故・災害
新聞にあった感染症内科医・岩田健太郎さんのメッセージが心に刺さりました。

電子版には加えて、鋭い指摘もされています。
検査には診断をつけるための検査とか、感染を収束させるための検査とか、いろいろなものがあります。しかし、日本はそもそも感染の収束を戦略的に狙った検査を今までせず、単に場当たり的にいろんなところで検査をしているだけです。起こったことに対応はするけれど、それをどう持っていきたいのかビジョンや戦略が全くないのです。

全くもって、戦時中の軍部がとった考え方と変わりない...戦後になって民主主義という政治体制になっても、その体質は同じだなとあらためて痛感させられる。

政府は国民の我慢で抑えられてきたことを忘れて、『ワクチン接種が進んだから大丈夫だろう』などと根拠なしに楽観し、五輪開催に突っ走りました。
 昨年8月にGo Toキャンペーンで意図的に人流を増やしたときと同じように、五輪で人流抑制をむしろ緩和してしまったのです。今年夏に大雨が続いた時期、放送局は『命を守る行動を』と繰り返しました。でも五輪開催中にコロナ感染者が急増しても、どこもおざなりに報じるだけですぐに華やかな音楽とともに五輪中継に移っていました。


「緊急事態宣言」も含め、「ワクチン」も「人流抑制」も最早お題目に過ぎなくなってしまっている。無気力・無表情な首相のあの目つきでもって国民は死に追いやられていく...。

マスコミの対応への批判もまさしくその通りで、戦時中フェイクニュースまみれになった新聞各社と全く同じ!

利権がらみで五輪開催への批判も力がないばかりか、可能な限り盛り上げようとする演出で...本当に嫌気がさしました。

及び腰で、誰も責任とりたがらない(首相某は五輪前に盛んに口にしてたが、バックレ状態...)。

岩田さんの仰るとおり、この国の悪い体質が一気に浮き彫りになったとしか言えないですね。