どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

こうの史代の新作

2014年08月24日 17時35分13秒 | 
日の鳥」「あのとき、この本」「荒神絵巻」の3冊です(^_^)


もはやマンガとは言えない、作品群(^_^;

まずは、「日の鳥


東日本大震災の被災地域を巡り、ニワトリ君が妻を探して歩く形式をとったスケッチ&エッセイ集?

淡々と風景描写をしつつも、ユーモアを含めた味わいのある作品です。緻密で独特の描写力は流石の一言です(^_^)

続いて、「あのとき、この本


著名人の方々が、心に残る一冊の絵本や童話を採り上げ、その思いを綴り、こうのさんが「ときこの本」と題した四コママンガを添える形式の一種の書評集的な(?)一冊です。

ときこちゃんと、擬人化された本の「本さん」と、繰り広げる作風は、まさにこうのさんの独自の世界!

ぴっぴら帳」とか「こっこさん」みたいな惚けたほのぼの感があって面白いです(^_^)

最後が、「荒神絵巻


朝日新聞に連載された小説「荒神」の挿絵を主体にし、あらすじ程度の短文を添えたオールカラーの一冊です。

連載時に、この絵は書籍化した時に無くなっちゃうのかなぁ...勿体ないなぁ...と思ったのですが、それは私だけではなかったようです(^_^;

小説と合わせて読むと味わい深いのかもしれませんねぇ(*´д`*)

という感じで3冊をチビチビ読んでおりますが、正直ノーマルなマンガ作品も読みたいところですねぇ。

こうの史代さん、私がPerfumeファンだから無理繰り繋げてるっぽいんですけど、広島県同郷ということもあって、どこか共通するテイストを持ってるなぁと感じたりします。

一見柔らかくて可愛いんだけど、ちょっぴり毒もあり、強靱な芯の強さを併せ持っている。

ほのぼのして、惚けているんだけど、しっかり物事を考えているポイントがあったりとか。

長く売れない時代があり、「夕凪の街 桜の国」でブレイクし、質の高い作品を世に知らしめ、その後も良作を出し続けているところとか...。

鳥が好きなところも、あ~ちゃんっぽかったり(^_^ゞ

Perfumeファンにもオススメしたい作家さんです(^_^)




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