なかなか良質なドラマだった。
旅行先で事故死した妻が遺したクルマに乗り、そのカーナビ履歴を辿って行きつつ、徐々に秘密とその想いに触れていくというもの。
典型的なロードムービー形式なのだが、とにかく丁寧に作られていて、国内各地の美しい自然なんかも写し出され楽しめた。
基本ミステリーではあるが、亡妻の独善的行動がちょっと鼻につき、ラストの強引さもちょっとねぇ...という感じはあったけどね(^_^;
でも見ていく内に、この作者は小津安二郎好きだなと大いに感じ、そこが引き込まれるポイントでもあった事に気づいた。
決定的だったのはこの会話シーン。
小津作品でよくある対面する二者のカットバックね。
目の位置までキッチリ合わせて、絵作りのコダワリも感じ取れた。
作風から察するに、これは「麦秋」なのだなとも。
同作は霊体視点と思われるカメラワークが特徴的なのだが、このモチーフが取り入れられている。
小津作品のそれに比べて、本作は説明過多でアカラサマなんだけどね(^_^;
旅行先で事故死した妻が遺したクルマに乗り、そのカーナビ履歴を辿って行きつつ、徐々に秘密とその想いに触れていくというもの。
典型的なロードムービー形式なのだが、とにかく丁寧に作られていて、国内各地の美しい自然なんかも写し出され楽しめた。
基本ミステリーではあるが、亡妻の独善的行動がちょっと鼻につき、ラストの強引さもちょっとねぇ...という感じはあったけどね(^_^;
でも見ていく内に、この作者は小津安二郎好きだなと大いに感じ、そこが引き込まれるポイントでもあった事に気づいた。
決定的だったのはこの会話シーン。
小津作品でよくある対面する二者のカットバックね。
目の位置までキッチリ合わせて、絵作りのコダワリも感じ取れた。
作風から察するに、これは「麦秋」なのだなとも。
同作は霊体視点と思われるカメラワークが特徴的なのだが、このモチーフが取り入れられている。
小津作品のそれに比べて、本作は説明過多でアカラサマなんだけどね(^_^;