70歳前後をアラセブ(アラウンド・ティー)とかいうですね。
もう一括りに老人とか高齢者とかいう時代ではないというところでしょうかね。
まだまだ人間として、落ち着いていられない、老境も晩節もクソ食らえという意味合いが込められている感じがします(^_^;
さて、先週の日曜日に放送された「終わらない人 宮崎駿」の内容が、アチコチで波紋を受けて、話題になってますね。
例の衝撃的な(^_^;ゾンビ映像をみた宮崎さんの反応も。
生命の冒涜だの言ってるけども、「もののけ姫」やら「千と千尋の神隠し」やらで散々グロテスクな表現やっといて、似た様もんじゃないのかねぇ...とも思っちゃうんですけどね。
それを契機にCGアニメに見切りを付けたのか、手描きでボリュームたっぷりな作画で周囲を圧倒させ、長編アニメ作品を作りたいと暴走を始める姿がどこか痛々しい。
岡田斗司夫さんも言うように、確かに鈴木敏夫さんを動かせば資金は集まるのでしょうが、スタッフはどうするの?
手足のように使い怒鳴り散らすこともできた有能なアニメーター達はもういない...号令をかけたところで、同じような体制を復活させるのは難しいとしか言えない感じがします。
やめる!引退する!またやる!...と振り回し、現実がだんだん見えなくなっているのかと思うとやはり哀しいですな。
今年はアニメ映画の豊作の年だと言われていますが、ヒットしているどの作品にも元ジブリがクオリティの底上げをし、貢献しているのは間違いないところでしょう。
数十年に渡り、上質なアニメーション制作を育んだ役割は日本の業界にとって大きな足跡だと思いますし、その役割をすませた段階になっています。
本来であれば、それを暖かな目で見守り、山小屋のような仕事場でしずかにコーヒーをいれ、タバコを心ゆくまで吸って、余生を過ごしていってほしい立場であってほしいよなと。
でも荒ぶるアラセブである宮崎さんにはまだまだそれができないんでしょうかね(^_^;
まぁ最後の最後まで生臭く足掻き続ける人なのかなと...。