私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

夏の装い *絽の秋草文訪問着と羅の帯* に合わせる帯締め4本

2019年07月26日 | 着物の楽しみ
昨日は外気温34℃、容赦なく太陽が照り付け
セミがジージーと鳴く真夏日、長かった梅雨もどうやら明けたようです。

ですが、こんな時でも茶人に着物は欠かせません。
暑いからこそ、
見た目にすっきりと涼やかに着こなしたいですね。

今回は「絽の着物」に「羅」の帯を合わせ、
レース組と冠組の帯締めで雰囲気を変えてみました。




~ 優しい雰囲気のレース組 ~

着物の地色は薄いグレー、模様は秋草文で白抜きの部分が涼し気です。
帯は羅織りで芯なしの京袋仕立てですから、かさばらず着心地も見た目もすっきり!

まずこのセットに、優しい雰囲気のレース組の帯締めを合わせてみました。
白とオレンジの糸を編んだもので、暖色ですが清涼感があり、
くだけ過ぎず、それでいて控えめな華やかさと格が感じられます。





~ きっぱりとした雰囲気のレース組 ~

こちらは同じ白とオレンジの配色ですが、模様が大きく
帯回りに視線を集めるため、明るくきっぱりとした雰囲気になりました。




~ おとなしい雰囲気の白ベージュの冠組 ~

白ベージュの帯締めは、帯揚げの色と同じ色で同系色の帯に
すっかり溶け込んでいます。
おとなしい雰囲気で、着物の地色と秋草文様を引き立てています。




~ さっぱりした雰囲気の水色の冠組 ~

水色の帯締めは、着物の地色にリンクしていて
着物姿をさっぱりと仕上げています。
これ以上、濃くもなく薄くもない絶妙な色合いが魅力です。
「冠組」は微妙に違うたくさんの色の中から選べるのが嬉しいですね。

* * *

いかがでしたか?
帯締め一つで、こんなに雰囲気が変わるなんて面白いですね。
小さい紐一本ですが、これで充分に個性を表せると思います。
これで、選ぶ楽しみ(苦しみ?)が増えましたね。


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コメント (26)
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