長年使っている和バサミ(糸切狭)
二日前に新たな発見をした♪
左は、鉄製ビニール巻で小学校から使っているもの。
右は、ステンレス製で結婚してから買ったもの。
糸を切るためのハサミで、U字型をしている。
この形のハサミは古代ギリシャに起源を持ち
日本へは中国を通して伝わったと考えられている。
古墳から出土した例もあるのだとか。
そして、このギリシャ型のハサミが現代まで広く生産され
使われているのは日本だけなのだそう。
そんなことを、この度初めて知って驚いた。
おまけに、普通に使われている洋バサミは「ローマ型」と
言われるのだそうで、これにも驚いた。
※参考 ウイキペディア
なぜこんなことを知ることになったかと言うと
左の刃に刻まれた銘「美鈴」を発見したからなのだった。
この美しい美鈴と言う名は何なんだろう?
もう一つの鉄製の方には刻まれているのだろうか?
そんな疑問が湧いた。
そして調べてみると、この「美鈴」は製造した兵庫県小野市のハサミ製造会社の
社名であることが分かった。
そのついでに、ギリシャ型であることや古墳時代から日本にあったこと、
今では日本以外では作られていないことなどが分かったのである。
そして鉄製の方については、
何と、思いもかけず「福娘」とあるのを発見♪
こんなに長い間使っていながら、初めて気づいたのだった!
我が家に福が舞い込んだような気分で嬉しくなった。
こちらも調べてみると、
残念ながら、「福娘」がこのハサミの「銘」なのか、
美鈴のように会社名なのか分からなかった。
とりあえず、「美鈴」にせよ「福娘」にせよ、
その美しい名前を、この度発見出来たのは嬉しい事だった。
身近なことは「分かり切ったことばかり・・・」と思っていたが
まだ知らないことがあったんだと(^_-)-☆