私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

家の中の*飾り結び*を探してみました♪

2020年03月20日 | 美術工芸

~* 中国のお土産のストラップ *~

先日、ゆりさんのブログで、七宝焼きのしおりが見つかったと記事にされていました。
源氏物語の本に挟んで忘れていたそうです。
本体も美しいのですが、そこに付けられた*飾り結び*も美しく目を引きました。
そこで、家にも幾つかあったなあ、と思い探してみました。

こちらは菊結びか吉祥結びに*玉結び*が可愛らしいですね。




~* 中国製バッグの飾り *~

こちらも「吉祥結び」か「菊結び」かと思われます。
モコモコしたゴブラン織りですから、冬場に荷物を詰め込んで重宝しています。
飾り結びが崩れてしまい惜しいことになっています。




~* 子供たちの賞状入れの飾り *~

「吉祥結び」か「菊結び」
どちらでしょう~?
賞状入れなので吉祥結びですかね~




~* 嫁入り道具の和タンスの飾り房 *~

子供たちに引っ張られて哀れな状態ですが、
何とかちぎれずに残っていました。

嫁入りのタンスということでやはり「吉祥結び」ですかね。




~* 夏用帯締め *~

組紐に「玉結び」




~* 繭玉の掛け香 *~

そう言えば、玄関に吊っていたこの掛け香を忘れていました。
繭玉に良い香りが沁み込ませてあって、きれいな飾り結びがなされています。
この結び方は「几帳結び」か「総角結び」のどちらかと思います。
※3月21日に追加しました。

* * *

飾り結びの発祥は中国のようですね。
その技術が日本に渡ってからは、いろんな分野に取り入れられ、
お茶の世界では、抹茶を入れる「茶入れ」の袋を結ぶための
複雑な飾り結びにも発展しています。
それは複雑なるが故に、一度開いたら二度と同じには結べなくなります。
毒を盛られる時代に、それを防ぐために鍵の役割を果たしたと言われています。

ですが、一度結ばれた飾り結びは、茶入れの複雑な飾り結びでなくとも、
我が家にある基本的な結び方でも、崩れた形は復元しにくくなっています。
こちらを引けばあちらが短くなって、二度と同じくなりません(^^;)
このことを知っていれば、もう少しきれいに保てていたのに、
と残念に思っています。

皆さんのお宅にも飾り結びがあると思います。
探してみてはいかがでしょう~

※結び方の名前をご存じの方、教えて頂けますと嬉しいです(^_-)-☆



コメント (30)
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